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2025年9月、SalesforceのCEO マーク・ベニオフが衝撃の発言をしました。「カスタマーサポートを9,000人から5,000人に削減した。AIエージェントのおかげで頭数が要らなくなったからだ」(CNBC・Fortune 2025年9月2日報道)。同時にAgentforceの需要対応として営業職を採用中(Bloomberg 2024年11月で最大2,000人計画・2025年2月に1,000人レイオフと並行採用の報道)。「サポートは自然減で補充停止、AI営業は採用継続」。世界最大級のSaaS企業が、自社の従業員構成をAI時代向けに組み替えてる現実です。
営業職はどうなるのか?――結論を先に出すと、サポートと営業の運命が分かれたのが2024〜2025年の動き。Salesforceは営業AI製品(Agentforce)を売るために営業人員を増やしてる。
Microsoft Copilot for Sales、HubSpot Breeze、Gong、Mazrica、Notta。営業SaaS/AIツールの主要プレイヤーが2024年に揃って「営業AIエージェント」を本格展開した1年でした。
その結果起きてるのが、営業職の「業務の二極化」。定型のリード追跡・初回コンタクト・議事録作成・CRM入力という”業務”は確実にAI化される。逆にその業務をAIに任せた営業パーソンが、高難度コンサル型営業・カスタマーサクセス・営業企画・SaaS導入PMOへ”上抜ける”。同じ営業職でも、業務の中身がAI×人間のハイブリッドに置き換わっていく構造です。
大事なのは、ここで言う「削られる」のは”業務”であって”パーソン”じゃない。むしろIS/SDR出身者こそAI活用のリテラシーが高い分、CS/Sales Ops/PMOへの上抜けで最強の経歴になり得ます。
セレブリックスの営業職生成AI実態調査2025(n=1,079)では、毎日AIを使う営業は18.0%(2024年4.5%から1年で4倍)。「全社的にAI活用を許可・推奨」する企業も39.7%(前年11.0%から大幅増)。営業AIを使う側に立てるかどうかで、5年後の市場価値が決まる時代に入ってます。
この記事では、人材業界10年の視点で、「削られる営業→設計する営業」へのスキル装備ロードマップを年代×ポジション×年収マトリックスで全部見せます。20代の入口、30代の分岐(FS/IS/CS/SalesOps/SaaS導入PMO)、40代以降の上抜け――それぞれの現実値とコスト試算をフェアに整理。Salesforce Trailheadから営業転職エージェント(JAC・doda・ビズリーチ)への動線まで含めた実践ガイドです。
10分だけお付き合いください。読み終わる頃には、「今週末はSalesforce Trailheadで2バッジだけ取ってみるか」って動けてるはずです。
結論:営業職は「削られるIS定型業務」と「進化するFS/CS/設計者」に二極化する
先に結論だけ。
2026年以降の営業職は、「安泰」とも「終わり」とも言えません。定型のIS業務・初回コンタクト・議事録・CRM入力はAIで削られ、関係構築型FS・カスタマーサクセス・営業企画・AI導入PMOができる営業は希少価値が上がる。同じ営業という肩書きで、5年で大きく分岐します。
論点は3つに整理できます。
1つ目、削られるのはSDR(Sales Development Representative)の”定型業務”。
リード追跡・初回メール配信・日程調整・議事録作成・CRM入力。Salesforce Agentforce for Sales は1会話240円(USD $2)で24時間365日、これらを自動実行する。Gartner(2023年)は2028年までにB2B営業担当者の業務の60%が生成AI経由の会話インターフェースで実行されると予測(2023年時点は5%未満)。HubSpot日本調査では営業担当者が顧客対応に費やせる時間は業務の54%、Salesforce調査では日本の営業がコア営業に割ける時間は業務時間の約32%。残り46〜68%の事務作業領域は、確実にAIで置き換わる側です。
注意したいのは、「SDR業務」が削られるのであって「SDRパーソン」が消えるわけではない点。AI活用に強いSDRこそ、次のステージへ最短で上がれます。
2つ目、残る側:関係構築型FS・カスタマーサクセス・営業企画・営業AI導入PMO。
顧客の経営課題を読み解いて提案する大手FS、契約後の継続利用と拡張を担うCS、KPI設計と予実分析のSales Ops、営業SaaSを組織横断で導入するPMO。これらはAIで補完されるが代替されない領域。
doda 2024年調査で営業系平均476万円。これに対し、CS600〜800万円、営業企画847万円、外資SaaS営業1,000〜2,500万円(OTE込み)。上抜けルートが整備されてます。
3つ目、装備すべき3層スキル。
「必須装備(残るためのベース)」「上抜け装備(マネージャー・VP候補へ)」「AI時代の差別化装備」の3層。年代×ポジション×経験で組み合わせる。
20代は必須+AI日常活用、30代は上抜け装備の選択(FS/IS/CS/Ops/PMOの分岐)、40代以降は実績・人脈の言語化。この順番で積み上げれば、AI失業の波で「削られる側」から確実に降りられます。
順を追って見ていきましょう。
Salesforce CEO発言の本当の意味――「サポートは削る、営業は増やす」
2025年9月、Salesforce CEO マーク・ベニオフのCNBC・Fortuneでの発言は、SaaS業界に衝撃を与えました。整理します。
- カスタマーサポート要員:9,000人 → 5,000人(4,000人減)
- 削減の経緯:「Agentforceにより、サポートケース数が減少し、サポートエンジニア職を積極的に補充する必要がなくなった」(積極リストラというより自然減+補充停止という説明)
- 同時並行:Agentforce販売要員として最大2,000人を採用計画(Bloomberg 2024年11月)。2025年2月には1,000人超のレイオフと並行採用が報じられた(Bloomberg 2025年2月)
意味、わかりますか?同じSaaS大手の中で、「AIが代替できる業務(サポート)の人員」と「AI製品を売る業務(営業)の人員」が逆方向に動いてる。SaaS企業のリストラ=営業職の終わり、ではない。AI製品を売るための人員はむしろ増やしてる。「営業職全体」ではなく「営業のどの領域に立つか」が運命を分ける構図です。
削られるのは、SDR業務――定型のリード追跡・初回メール・日程調整・議事録作成。Salesforce Agentforceがまさにこの業務を置き換えに来ている。1会話240円で24時間動くAIエージェントが、SDRの”作業時間”を奪っていく。
逆に伸びるのは、「AIエージェントを使いこなす側のFS」「契約後の継続利用を伸ばすCS」「営業組織のAI化を設計するPMO」。これらは年収700万〜1,500万円のレンジで採用が活発化しており、外資SaaSはOTE形式で2,000万円超の事例もあります(達成率による・後述)。
2024〜2026年の営業SaaS/AIツール最新動向
「営業AIって本当にそんなに進化してるの?」――2024〜2026年の主要プレイヤーを一気に整理します。
Salesforce Agentforce for Sales(2025年4月日本語版)
- Agentforce 2.0発表:2024年12月17日(Salesforce本社)
- Agentforce for Sales 日本語版:2025年4月3日提供開始
- 主要機能:セールスディベロップメント(24時間365日リード追跡・インバウンド対応・日程調整を自律実行)、セールスコーチング(AIロールプレイ)
- 価格:1会話240円(USD $2)。2025年5月にFlex Credits(アクション単位課金)追加
- 2025年上半期のAgentforceエージェント利用成長率:119%増(Salesforce「Agentic Enterprise Index」2025年9月発表)
Microsoft Copilot for Sales(2024年2月)
- 名称変更:Sales Copilot → Copilot for Sales(2024年2月)
- 機能:OutlookでCRM情報自動取得・メール要約/下書き、Teams商談後の文字起こし分析、フォローアップ自動生成
- 対応CRM:Salesforce・Dynamics 365
- 強み:Outlook/Teamsから離れずに営業活動が完結する点
HubSpot Breeze(2024年9月発表)
- 発表:INBOUND 2024(2024年9月)
- Breeze Copilot:メール生成・コール自動要約・商談サマリー・予測リードスコアリング・見込み客調査
- 4種類のAIエージェント:コンテンツ/SNS/案件創出/顧客対応エージェント
- Breeze Intelligence:2億件以上の企業・購買者プロフィールデータでCRMレコードを自動拡充
Gong / Chorus / Clari(商談インテリジェンス)
- Gong(最大手):2021年シリーズE時時価総額72.5億ドル、2024年ARR約3億ドル超
- 機能:商談録音→AIによる成功/失敗パターン分析→受注リスク可視化→次アクション提案
- Chorus.ai:ZoomInfoが5.75億ドルで買収
- Clari:4.96億ドル調達
Notta(日本語特化)/Zoom AI Companion 2.0
- Notta:日本語認識精度98.86%。Sales Agent(商談→分析→CRM同期)
- Zoom AI Companion 2.0(2024年10月発表):会議要約・アクションアイテム自動生成・Zoom Tasks変換。有料プラン加入者に追加費用なし
Mazrica Sales(日本発SFA)
- AI機能:進行中案件を過去受注案件と比較してリスク可視化・受注予測(公式発表正答率92%)
- ITreview Grid Award 2024 Spring セールス3部門+企業規模別4部門 計7部門でLeader受賞
これら営業SaaSの導入実態を見ると、「営業AIを知らない営業」はもう装備不足です。
逆に「Salesforce/HubSpot/Mazrica導入PMO経験」「Gong/Nottaで商談分析」は転職市場で評価が一段上がる時代になってます。
営業職の年収マトリックス――FS476万・IS486万・CS600〜800万・SalesOps847万・外資SaaS1,000万超
「で、装備するとどれくらい年収上がるの?」――doda・JAC・各種調査データで整理します。
doda 平均年収ランキング2024(営業系・登録者約60万件ベース)
- 営業系全体平均:476万円(前年469万円から+7万円・2017年以降9年で最高)
- 営業系18職種のうち14職種が前年から年収アップ
- 営業系上位職種:MR 803万円/医薬品メーカー営業 593万円/クレジット・信販営業 512万円
- 法人営業:約499万円/個人営業:約382万円(求人ボックス集計・差約143万円)
インサイドセールス(IS)
- 一般相場:486〜491万円
- JACリクルートメント実績(ハイクラス層):平均680万円前後
- IS/FS/CS合計「The Model型新営業職」への転職者:2020〜2022年で3.29倍に増加
カスタマーサクセス(CS)
- 平均年収:600〜800万円
- SaaS企業求人市場:600〜850万円前後のレンジも珍しくない
営業企画・Sales Ops
- 営業企画平均:847万円(JACリクルートメント仲介の転職実績ベース・ハイクラス層中心のサンプル)
- Sales Ops:400〜1,200万円
- RevOps(Revenue Operations)へのステップアップで700〜1,000万円も現実的
外資系SaaS営業
- スタッフレベルOTE:1,000〜2,500万円(達成率100%時の理論値)
- OTE(On-Target Earnings=年間目標達成時の年収)形式:基本給と歩合の比率は4:6〜6:4。未達なら基本給ベースで実年収が半減することも
- 30代で実年収2,000万円超の事例あり(ただし達成・継続できるトップ層に限る)
- Salesforce Japan:平均年収1,193〜1,207万円(職種別IS/FS/CSのレンジあり)
「営業=薄給」のイメージで止まってる人、もう一度確認してください。doda 476万円から始まって、IS 486万円、CS 600〜800万円、Sales Ops 847万円、外資SaaS 1,000〜2,500万円。装備の積み方で生涯年収が数千万〜億のオーダーで変わる構造です。
The Model型営業組織の浸透と副作用
2020〜2022年の3年間で「IS/FS/CS合算の新営業職」への転職者が3.29倍に増えました。Salesforce発祥のThe Model型営業組織が日本企業に浸透した結果です。
The Modelの基本構造
- マーケ → IS(インサイドセールス/SDR)→ FS(フィールドセールス)→ CS(カスタマーサクセス)の分業型
- 各セクションで「リードのステージ進捗」をKPI化して引き継ぐ
- 従来の「一気通貫営業」より生産性が高く、属人化を防ぐ
The Modelの副作用(2024〜2025年に顕在化)
パーソル総合研究所などが指摘する課題:
- セクション間の縦割り化・引き継ぎロス
- 顧客体験の分断(担当者が変わる度に同じ説明)
- IS層が最も「定型業務化」しやすく、AI代替の最前線になる
- CS層に高度コンサルが集まり、IS層との給与差が広がる
この副作用に対するソリューションが、「AIで強化された統合型営業」。SalesforceのAgentforceはまさにIS業務の定型部分を自動化して、人間FSが高度提案に集中する設計を提供してる。
つまり、The Modelの分業構造を「AIで再統合する」フェーズに2026年は入ってます。IS業務だけで5〜10年止まると、上位ポジションへの転換点を迎えます。逆に言えば、IS出身者こそ「AI活用に最も慣れた営業」として、CS/Sales Ops/PMOに上抜ける素地がある。3〜5年単位でセクションをずらしていく設計を意識すれば、上抜けルートはちゃんと開いてます。
営業AI時代のスキル装備ロードマップ(3層構造)
ここが記事の核心。3層で積み上げます。
レイヤー1:必須装備(残るためのベース)
- 商談スキル:ヒアリング・課題発見・提案・クロージング
- CRM/SFA入力習慣・パイプライン管理(Salesforce/HubSpot/Mazrica)
- ITリテラシー基礎:Excel関数・ピボット・Slack・Teams
- ChatGPT/Microsoft Copilot日常活用
- 業界知識・商品理解
20代の営業はここで止まると詰む。CRM入力すら覚えてない営業は、AI時代に存在価値がなくなる。
無料で始めるなら、Salesforce TrailheadとHubSpot Academy。両方とも完全無料の公式学習プラットフォーム。SaaS営業の世界共通言語が短期間で身につきます。
レイヤー2:上抜け装備(マネージャー・VP候補へ)
- インサイドセールス(IS)/カスタマーサクセス(CS)の実務経験
- The Model型営業組織での経験(マーケ→IS→FS→CSの全体感)
- Salesforce/HubSpotのSFA管理者(Admin)経験
- 営業企画・KPI設計・予実分析(Sales Ops)
- 英語商談(外資SaaS転職への扉)
- マネジメント経験(5〜10名チーム)
- MBA・グロービス学び放題(マネジメント志向)
このレイヤーの装備があれば、転職市場で「設計する側」として評価される。Salesforce認定資格・HubSpot認定資格は無料で取れるので、コスパは異常に高い。
30代でこのレイヤーに進むなら、社内でThe Modelの一部を担う配置を取りに行くのが最速。IS出身ならCSに、FSならIS設計に、というクロストレーニングを社内で組めば、転職市場の評価が一段上がります。
レイヤー3:AI時代の差別化装備(最重要)
- 営業SaaS導入PMO経験:Salesforce/HubSpot/Mazrica導入プロジェクトの主導
- 営業AI(Gong/Chorus/Notta)導入経験:商談分析を組織横断で展開
- マーケティング自動化:HubSpot Marketing Hub・Marketo・Pardot
- データ分析:Tableau/Power BI/SQL(営業データ可視化)
- AIエージェント設計:Agentforce/GPTs構築で営業ワークフロー自動化
- 営業コンテンツ制作:提案書テンプレ・動画営業・LinkedIn運用
このレイヤーが「削られる側→設計する側」の決定打。社内で「営業SaaS導入の旗振り役」「Agentforce活用の社内勉強会主催」を引き受けるところから始める。1〜2件のPMO経験で転職市場での年収は+100〜200万円レンジが普通に狙えます。
年代別ロードマップ――20代の入口・30代の分岐・40代以降の上抜け
20代:必須装備+AIスキルで土台を作る
- Salesforce Trailhead で20バッジ以上取得
- HubSpot Academy で「Inbound Sales認定」「Sales Software認定」取得(無料)
- CRM/SFAのデータ入力を毎日100%実行する習慣
- ChatGPT/Copilot日常活用(提案書ドラフト・メール返信・議事録)
- The Modelのいずれか1セクション(IS or FS)で3年経験
doda 20代営業職の平均年収は400〜480万円。差別化要素は「SFA管理者経験」「英語」「AI活用」の3つ。20代後半までに1つでも掴めれば、30代の転職市場で評価が上がる。
転職するなら20代後半が最も自由度高い。営業特化エージェント(マイナビAGENT or doda)に1社登録するのが現実解です。
30代:分岐の年代。FS/IS/CS/Ops/PMOから選ぶ
30代は営業キャリアの最大分岐点。5つのルートから選びます。
- ルートA:FSスペシャリスト:大手法人営業/MR等の高単価案件。年収600〜900万円
- ルートB:CS / RevOps:契約後の継続利用・拡張を担う。SaaS企業中心。年収600〜1,000万円
- ルートC:Sales Ops / 営業企画:KPI設計・予実分析・組織設計。年収700〜1,200万円
- ルートD:外資SaaS営業:英語+The Model経験+AI活用。OTE形式で年収1,000〜2,500万円
- ルートE:営業SaaS導入PMO:Salesforce/HubSpot/Mazrica導入コンサル。年収700〜1,000万円
30代でやってはいけないのは「同じ会社で同じ商材を10年売り続ける」。AI/オフショア/SDR自動化で価値が落ちていく業務に習熟しても、転職市場での価値は上がりません。せめて営業特化エージェントに登録して自分の市場価値を測るのは30代前半までに済ませておきましょう。
40代以降:実績×人脈×組織貢献を言語化
40代以降の転職市場は、「ポジション×実績」の戦い。「営業20年やってました」では響かない。
「VP of Sales」「Sales Director経験」「営業組織50名のマネジメント」「Agentforce導入で生産性30%向上」――この粒度で語れるかどうか。
40代で年収を上げるなら、ハイクラス営業向け(JAC・ビズリーチ・リクルートダイレクトスカウト)で年収1,000万円超の求人を狙うのが現実解。リクルートダイレクトスカウトは公開求人593,024件のうち年収800万円以上が34.7万件、転職後平均年収925万円以上と発表してます。
正直なしんどさ――OTE未達リスク・SaaS不況・The Model副作用
OTE未達リスク(外資SaaS営業)
外資SaaS営業の年収1,000〜2,500万円は「OTE(On-Target Earnings)」形式が一般的。これは「目標を100%達成した場合の年収」であり、未達の場合は基本給ベースに減ります。基本給と歩合の比率は4:6〜6:4。
つまり、OTE 1,500万円のオファーでも、達成率60%なら実年収は900〜1,200万円。SaaS不況で達成率が下がると、年収半減も普通に起こります。「ハイリスク・ハイリターン」の世界です。
SaaS不況の調整局面
2024〜2025年のSaaS転職市場は「採用過熱からの調整局面」。SalesforceのカスタマーサポートだけでなくHubSpot等もレイオフを実施。コロナ禍2020〜2022年の異常採用が落ち着いたフェーズ。
ただし国内SaaS市場は2029年度に3兆3,975億円(2024年比+73%)の予測で、長期成長は本物。短期の調整に飲まれず、装備を積めば中長期で勝てます。
IS”定型業務専任”だけで年齢を重ねるリスク
The Model型でIS定型業務だけを5〜10年やってると、AIに置き換わる業務に時間を費やし続けることになります。Agentforceが1会話240円で同じ業務をやれる時代に、業務の中身を進化させないまま40代を迎えると転職市場での評価が伸び悩む。
対策はシンプル。IS経験を「ISマネージャー」「IS設計責任者」「IS×AI導入PMO」「CS」「Sales Ops」に展開する。3〜5年単位で業務の中身をずらしていく意識があれば、IS出身は強い経歴になります。
始め方ステップ3つ――今週末から動ける実践プラン
ステップ1:Salesforce Trailhead に登録(無料・5分)
Salesforce Trailheadは完全無料・登録5分。「Sales Cloud Basics」あたりから始めて、週末2〜3時間で5〜10バッジ取れる。
営業の世界共通言語であるSalesforceを触れるようになるだけで、転職市場での印象が変わる。HubSpot Academyも並行登録すれば、Inbound Sales認定が無料で取れます。
ステップ2:営業特化エージェントに1社登録
まずは1社、自分の年代・志向に合うエージェントを選ぶ。
- 20代後半〜30代前半:doda(求人数最大級・面接対策が手厚い)or マイナビAGENT
- 30代〜40代ハイクラス:JACリクルートメント(外資SaaS・ハイクラス営業)
- スカウト型希望:ビズリーチ(レジュメ登録で複数社オファー)
- 年収600万以上狙い:リクルートダイレクトスカウト(年収800万以上が34.7万件)
「いますぐ転職する気はない」でも、登録だけ済ませて市場価値を測る。これが組織内のポジション交渉でも使える根拠になります。
ステップ3:社内で「営業AI推進役」を引き受ける
3層スキルのレイヤー3(差別化装備)から1つ着手。
- ChatGPT/Copilotで自分の提案書ドラフトを30分削減
- 社内のSalesforce/HubSpot活用度を上げる勉強会を主催
- Notta/Zoom AI Companionで商談議事録を自動化
- Power BIで予算予実ダッシュボードを作る
1件の「導入PMO経験」「自動化プロジェクト経験」が、転職市場での評価を2〜3段階上げます。同じ会社で動けるなら3〜6ヶ月で実績が積める。
順番、間違わないでください。①Trailhead無料登録→②営業特化エージェント登録→③社内でAI推進役を引き受ける。これだけで半年後にAI失業の波で「削られる側」から確実に降りられます。
「逃げ場」シリーズの中での営業職の位置付け
このブログでは、AI失業から逃げる先を職種別に書いてきました。営業職はどこにハマるのか、整理します。
- 看護師・介護士・保育士:身体接触・対人ケアでAI完全防御。年収400〜700万
- ネイリスト・美容師:手技×感性。市場二極化のなかで高付加価値ポジション
- 公務員(現業職・専門職):警察・消防・教員。AIで削れない領域
- 経理(装備した側):CFO・FP&A・IPO準備。年収1,000万超のキャリア
- 営業(装備した側):FS/CS/Sales Ops/外資SaaS/PMO。現実値700〜1,500万円、外資SaaSはOTE達成で2,000万円超も。装備の上限が最も高い職種のひとつ
- 営業(装備しない側):SDR定型業務・CRM入力作業のみ。AI・オフショア両方から削られていく
営業職の独自性は、「装備すれば最強の上抜け、装備しないと最大のリスク」の振れ幅。経理職と同じく「装備した人だけ守られる」キャリア。看護師・介護士のように業界全体が守られるわけじゃない。だからこそ、自分の手で装備を積めば年収1,000〜2,500万円の外資SaaS営業ルートに上がれる構造があります。
まとめ:AI失業を恐れる営業職こそ、今週末からTrailhead 2バッジを
ここまで読んでくれてありがとうございます。
2025年9月のSalesforce CEO発言が示した通り、SaaS大手は「AIで代替できる業務(サポート)」を削って「AIを売る業務(営業)」を増やしてます。営業職全体が終わるわけじゃない。営業のどの領域に立つかで運命が分かれるのが2026年の現実。
削られるのはSDR定型業務・初回コンタクト・議事録・CRM入力。残るのは関係構築型FS・CS・Sales Ops・外資SaaS営業・営業AI導入PMO。
装備の3層――必須装備(商談・CRM・AI日常活用)、上抜け装備(IS/CS/Ops経験・英語・MBA)、差別化装備(SaaS導入PMO・データ分析・AIエージェント設計)。
20代は必須+AIスキルで土台、30代は5ルートから選ぶ分岐、40代以降は実績の言語化。年代×ポジションで、装備の有無が生涯年収を数千万〜億の単位で変える構造です。
「装備しないと削られる」は不安を煽る話に聞こえるかもしれない。でも、データを見れば「装備した側はむしろ伸びる」のが2025〜2026年の営業職の現実。AI失業を恐れて何もしないより、小さい1歩から動く。Trailheadで5バッジ取る、転職エージェントに登録する、社内でAgentforce勉強会を主催する。動ける選択肢は、ちゃんと用意されてます。
今週末、5分だけ。Salesforce Trailhead に無料登録して、最初の1バッジを取る。これで動けます。読んで終わるブログにしないかどうかは、その1歩で変わります。
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