内定辞退の連絡というのは、どうしても気が進まないものです。
内定が出るくらいですから、当然、採用担当者とも仲良くなっているケースも多いでしょう。「できれば相手を傷つけずに辞退したいな・・・」「電話したくないな・・・・」そう思って悩んでいませんか?
でもせっかくよくしていただいた企業に対し、連絡しないでブッチするというのは、まず礼儀としてありえません。みなさんは、これから社会人になるわけですから、しっかりと筋は通しましょう。
ということで、今回は、内定辞退の際に気を付けるべきマナーを5つご紹介します。
当記事の目次
内定辞退の際に気をつけるべき5つのマナー
内定辞退の際は気をつけるべきマナーが5つあります。
1:メールではなくて電話で
2:相手の都合を伺いましょう
3:結論から伝えるようにしましょう
4:内定辞退の理由も併せて話しましょう。
5:必ず感謝を伝えましょう。
それでは、一つ一つ解説していきます。
マナー1:内定辞退の連絡はメールではなく電話で
内定辞退をする際に、電話だとどうしても気まずいからという理由で、「できればメールで送ってしまいたい」と思っているかもしれません。
もちろんメールを送信する方が気持ち的には楽ですし、それで内定を辞退することは可能です。それを送られたら企業としてはもう動きようがないですから。
でも内定辞退のメールを一方的に送り付けるのは極めて非常識で失礼なことだと知っておいてください。
みなさんはこれから社会人になる身ですから、ここはちゃんと向き合ってしっかりと誠意ある対応をするべきです。
少しでも、良くしてくれた企業様に感謝の念があるのであれば、誠意を込めて電話で内定辞退の連絡をするようにしましょう。
誠意もって伝えれば、相手も理解してくれるはずです。
マナー2:電話ではまず相手の都合をきちんと伺いましょう
内定辞退の連絡は、もしかしたらお世話になった採用担当者との最後の連絡になるかもしれません。
内定辞退の理由や自分の気持ちをしっかりと話すためにも、ちゃんと相手の都合がいいタイミングでお話しするのがベストです。
社会人は意外とバタバタしていることが多いですから、電話がつながったらまず相手の都合を伺いましょう。
【例文】
「大変お世話になっております。内定者の〇〇です。△△さん、大事なお話があるのですが、今お時間はございますか?」
「もし難しければ、△△さんのご都合のいいタイミングでお電話差し上げます。」
マナー3:結論から伝えるするようにしましょう
内定辞退の連絡は気まずい内容ですから、前置きが長い話になってしまい、もじもじとしてしまいがちなのですが、相手は時間も限られている社会人ですから、まずは要件をお伝えしましょう。
【例文】
「この度は、大変恐縮ではございますが、御社の内定を辞退したくご連絡差し上げました」
マナー4:内定辞退の理由も併せて話しましょう
内定辞退の旨を伝えるだけでは、あなたに時間と労力を費やしてくれた相手を納得させられません。
しっかりと内定辞退を決意した理由とあなたの気持ち・本音を正直に話すようにしましょう。
【例文】
「実は、かねてから第一志望群の一社であった、株式会社〇〇から内定をいただきまして、その後、私なりに色々と考えた結果、〇〇にいきたいという気持ちが強くなり、大変心苦しいのですが、この度御社の内定を辞退させていただくことといたしました。」
マナー5:必ず感謝を伝えましょう
内定が出ていたということは、少なくとも相手は、あなたに期待をし、労力と時間をかけてくれたということです。
また採用担当の方以外にも、面接官として時間を費やして、あなたとの縁を作ってくれたのです。
そんな相手・そして企業への誠意を示すためにも、必ずあなたの言葉で相手に感謝の念を伝えるようにしましょう。
「〇〇さんには大変よくしていただいて本当にありがとうございました。」
(以降はあなたの言葉でお話しください。)
【注意】もし「もう一度会ってちゃんと話しませんか?」と言われたら
場合によっては、「もう一度会ってちゃんと話しましょう」と言われることもあるかと思います。
相当怖い雰囲気だとか、言い詰められそうとか、そんな空気がない限りは、ちゃんと会って話すことをお勧めします。
採用担当者の気持ちとしても、もしかしたら「最後もう一押ししたい・・・」という思いも一部あるでしょうけれども、どちらかといえば、「最後は直接話を聞いて納得したい。」という思いが強いはずです。
そもそも採用担当者も「内定辞退」には皆さんが思っているよりもはるかに慣れていますし、そもそも法的な強制力がないことなんてわかっているのです。
万が一、もう一度会って内定辞退の旨を伝えることで、嫌味などを言われたり、理不尽に怒られるようであれば、逆にそんな会社入らない方がいいですよ。
まとめ
今回は内定辞退の際に気を付けるべきマナーについて紹介しました。
1:メールではなくて電話で
2:相手の都合を伺いましょう
3:結論から伝えるようにしましょう
4:内定辞退の理由も併せて話しましょう。
5:必ず感謝を伝えましょう。
内定辞退をする際、どうしても申し訳ない気持ちにはなります。でも、だからといって、内定辞退の連絡から逃げてはいけません。それはあまりにも失礼です。
社会人としてのマナー、礼儀を尽くし、よくしてもらった会社に誠意を示すようにしましょう。
ご参考いただけますと幸いです。