新卒で就職せずに、思い切り夢を追いかけたいという人は特に卒業後の生活に悩んでしまうこともあるでしょう。
就職をして自由を奪われるのか、やりたくない仕事でも我慢して就職するのかなどを考えると、気持ちも沈んでしまいますよね。
就活したくない!これが本音ではないでしょうか。
そういった場合には、期間工として働くのも1つの選択肢です。
期間工は「夢を追いかけたいけどお金も必要」という人にはぴったりの働き方であると言えるでしょう。
期間工と派遣社員を同じものと考えている人もいますが、この2つは別のものです。
派遣として働くと損をしてしまうこともあるので気をつける必要があります。
そこで今回は、期間工の仕事を詳しく説明し、気を付けるべきポイントや期間工として働く方法も紹介します。
まずは、そのまま夢を諦めて就職することのデメリットを少し見てみましょう。
当記事の目次
就活する必要なし!?夢追い人が新卒で就職するデメリット
目指すものや追いたい夢が見つかっている場合には、その夢をあきらめて就職をすることで、様々なデメリットを被ります。
まず、夢を追っている人が就職をしてしまうと、朝から夜まで時間が奪われてしまうことにストレスを感じやすくなります。
目指すものがある人にとって、好きなことに思い切り時間を割きたいのに、仕事に行かないといけないことは苦痛に感じてしまうでしょう。
さらに、長時間にわたって、希望していない仕事をしなければいけないことで、仕事が楽しいと思えずストレスを溜めこんでしまうこともあります。
実際に新卒で希望していない企業に就職すると、短期間で退職している人が非常に多くみられます。
就職前に想像していた内容と実際の仕事内容が違うといった場合には、就職先に失望して仕事をやめてしまうのです。
もし短期間で退職してしまうと、自分が思い描いていた仕事が見つかった際、前職をすぐに退職してしまったことで「長続きしない人物」や「仕事への熱意がないのでは」と考えられてしまうこともあります。
せっかく希望通りの仕事が見つかっても、一旦希望していなかった仕事に就いてしまうことで夢が遠ざかってしまうことも考えられるのです。
たくさんのメリット期待できる!「期間工」として働く選択
夢を追いかけたくて就活をしたくないと考えていても、実際に大学を卒業すると自分で生活して食べていかなくてはならない場合がほとんどです。
大学を卒業した後も親からの援助で生活ができるという人は少なく、アルバイトやフリーターとして生活するという人が多いでしょう。
ただ、アルバイトやフリーターでは時給も安いことから、ひと月あたりにもらえるお金も少ないのが実際のところ。
だからといって毎日アルバイトで働き詰めの生活では、就職するのと何ら変わりがないと言えるでしょう。
むしろその場合は、就職したほうが、ボーナスや福利厚生も期待できるため、本末転倒な感じになります。
それでも就職という選択肢は避けたい!
自由に働けてたくさんお金がもらえる仕事をしたい!
そんな人には、「期間工」として働くという手段があります。
期間工とは?
期間工というのは働く時間が決められている契約社員のことです。
自動車や航空機、機械工作、電子部品などの工場で働き、オートメーション作業を受け持ちます。
期間工の働き先として人気なのは、やはり日本の大手一流メーカーです。
トヨタ、日産、スバル、ホンダなど、名だたる企業が求人を出しています。
決められた製造ラインで行う作業がほとんどですので、未経験からでも働きやすいのが特徴です。
大手一流企業ならではの待遇も期待できる!
工場での作業員の多くは派遣社員ですが、期間工は会社から直接雇用される契約社員として働きます。
派遣社員と契約社員の違いは、雇用先がどこであるのかといった点です。
派遣社員の雇用主は派遣会社であり、給料の支払いや福利厚生は派遣会社に準じます。
派遣社員の場合には派遣会社の制度に応じて時給制で仕事をしますが、基本的にボーナスはないと考えましょう。
一方で契約社員は自分が働いている会社が雇用主となり、給料や福利厚生は就業先に準じます。
つまり、もし大手メーカーの期間工として働いた場合には、大手メーカーならではの手厚い待遇も期待できるということです。
ちなみに期間工の求人は、日本の超一流メーカーの求人が非常に多いのです。気になる方はちらっと見てみてください。
トヨタ、日産、ホンダなど知っている企業ばかりですよね。
さらに契約社員は職場の状況に応じて仕事の幅が広がることもありますし、その会社で正社員に登用されるチャンスもあります。
当然、大手一流メーカーの正社員ですから、待遇もそれ相応。
期間工として仕事をしている間にその仕事に興味を持った場合は、社員として働ける可能性も広がるのです。
夢を追いかけ、どうしてもダメだった場合も、方向転換がきくという意味では、良いリスクヘッジになります。
働きながら自分自身のキャリアアップにもつながりますので、夢を追いかけている人だけじゃなく、やりたいことが見つからないという人にもおすすめの働き方であると言えるでしょう。
期間工は、給料がとにかく良い!
期間工のメリットには年収が高いこともあげられます。
厚生労働省の調査によると平成29年の大卒の初任給の平均は約206万円であるのに対し、期間工の年収は約430万円と言われています。
この数字を見ると期間工は新卒として就職する場合に比べて年収が高いことがわかるでしょう。
月給30万円を超える求人はざらにありますよ。
基本給以外の様々なボーナスがある!
今伝えた30万というのはあくまでも基本給。
基本給以外にも、入社時に祝い金が貰えたり、皆勤ボーナスがもらえることもあれば、契約満了まで働くと、満了慰労金いった報奨金がもらえることもあります。
例えば、3ヶ月の契約だと、こんな感じになります。
3ヶ月間→基本給30万円×3=90万円
入社が決まった時のお祝い金→30万円
満了慰労金→15万円
3ヶ月の合計収入→135万円
満了慰労金は、継続した期間が長ければ長いほど多くなり、約3年間で300万を超えるケースも!
生活費を抑えられるから短期間でお金が貯められる!
収入が大きいことに加えて、大手メーカーで期間工として働くと、無料で寮に住めることや、休憩時間中の食事が無料になるなど手厚い福利厚生が期待できます。
寮と言ってもワンルームマンション形態の寮もあり、一人暮らしと変わらない生活ができることもあります。
水道光熱費や住居費は企業持ち。
それに食費も食堂で抑えられますから、たくさんのお金が節約でき、収入も多いことから夢を実現させるためのお金も貯めやすくなるでしょう。
その気になれば、3年間で1000万円の貯金も夢じゃありません。
期間工は、休みもしっかり確保されています!
そうなると休日や残業の多さも心配にはなりますが、期間工の休みはしっかりと確保されています。
工場によっては毎週の土日が休みになることや、長期休暇が取れることもあり、自分の好きなことにも思い切り打ち込める時間が作れます。
自動車の生産工場で働いている場合には生産計画が日々変わることから状況によっては残業することもあるでしょう。
しかし、残業は多くても月40時間程度ですので、それほどきついと感じることはありません。
もちろん残業代もしっかりとつけられますので、安心して仕事ができます。
そもそも母体が日本の一流大手メーカーが多いので、さすがコンプライアンス周りはしっかりしてますね。
やっぱりデメリットもある!期間工として働く際に気を付けておくべきポイント
就活したくない人には非常にメリットの多い期間工の仕事でも、気を付けておくべきポイントがいくつかあります。
夜勤がある
まず、期間工というのは交代制で働くことが多く、昼勤は朝8時から17時まであるのに対して、夜勤は20時から翌朝5時までといった時間帯で働きます。
週ごとに昼勤と夜勤を交互に行うこともあり、勤務時間が不規則になりやすく、働き始めてすぐのころには生活リズムを整えるのが難しいと感じることもあるでしょう。
ただ、夜勤をすると深夜手当も出ますので、体力的にはきつくても収入には反映されます。
体力を消耗する仕事
また、自動車や航空機などの工場で期間工は、ボルト打ちや部品のはめ込みなど体力を消耗する仕事です。
しかし、実際に期間工として働いている人の多くは、1カ月も作業を続けていると体が慣れて苦にならなくなると感じています。
休憩中もきつくて座り込んでいる人は少なく、世間話などに花を咲かせられるほど和気あいあいと働けるようになるのです。
それに期間工では普通に女性も働いているので、まさに求人次第。
仕事内容は、事前にチェックしておいたほうが良いですよ。
人間関係がうまくいかないとストレスがかかりやすい
工場は非常に狭い社会ですので、人間の感情も色濃く渦巻いている場所です。
そういった理由から人間関係が上手くいかないことでストレスを感じてしまうこともあり、追い詰められると考えてしまうこともあるかもしれませんね。
ただ、本当にたくさんの人が働いていますので、自分と気の合う人物にも巡り合いやすいとも言えます。
適度に息抜きができる仲間を見つけておくと、仕事がしやすくなります。
期間工にはどうやったらなれるの?
期間工は派遣とは違い、企業に直接雇用される契約社員です。
そのため、期間工になりたいと思っても派遣社員を斡旋する会社に登録する方法では期間工としては働けません。
また、自社工場で働くからといってその企業に直接応募しても期間工にはなれないケースが多いです。
特に大手一流メーカーは期間工の求人を仲介業者に一任しているケースが多いため、期間工になるには専門のエージェント(仲介)サービスを利用する必要があります。
期間工に就業するまでの流れ
まずは、エージェントサービスへの登録から。
エージェントサービスサイトでは、期間工の求人を検索して特定企業の求人に対して直接WEBから応募もできますし、そもそも期間工ではたらくべきかどうかという部分から相談したいということであれば、エージェントと面談して相談した上で決めるという手段があります。
どちらにせよ、申し込めばまずは電話かチャットなどで軽くヒアリングがあり、その後エージェント(プロの仲介者)と面接することになります。
面接の日時には、履歴書を持ってエージェントの会社に向かいましょう。面接では履歴を提出し、カウンセリングシートに必要な情報を記入します。
さらに選考会に行くメーカーと担当スタッフを決めて面接は終了。
その後、メーカーが主催する選考会に参加します。
ここでは仕事内容の説明の後、筆記テストと体力テストを受けるのが一般的です。
さらに個人の面接もありますので、きちんとした格好で参加するのがいいでしょう。
面接が終われば1週間程度で合格のお知らせがあります。
まとめるとこんな感じです。
1:エージェントへの申し込み(特定企業への応募もただの相談も可)
2:エージェントと面談(応募することが決まれば次へ)
3:メーカー主催の選考会(合格すれば次へ、不合格なら2へ戻る)
4:内定
ここがオススメ!期間工のエージェントサービス
期間工のエージェントにはいくつかの会社がありますが、先ほど紹介した「はたらくヨロコビ.com」が最もおすすめ!期間工のエージェントの中でもトップクラスのサイトであるとして知られています。
「はたらくヨロコビ.com」には、入社祝い金として20万円、選考会参加費として10万円など、とにかく待遇が充実している超大手一流メーカーの求人が多数掲載されているのです。
選考会参加費がもらえる求人に関しては、仕事を探すだけでお金がもらえるってことですから、非常にお得です。
さらに、「はたらくヨロコビ.com」の運営主体のアウトソーシングさんは、期間工への就業サポートのプロ。仕事を開始するまでしっかりとしたサポートもうけられますので、初めて期間工として働くときも安心です。
メーカーごとに求人を検索できるので、例えば「憧れのトヨタのあの車の製造に関わりたい!」などの希望も叶えてくれるサイトです。
はたらくヨロコビ.comのメリットをまとめるとこんな感じ!
・日本の超一流大手メーカーの求人がたくさん
・選考参加や入社時の祝い金がある高待遇な求人がたくさん
・就業まで、期間工就業を徹底サポート
・メーカーごとに求人を検索できます
エージェントと電話で話をするだけで、選択肢が広がって気が楽になる
もし、少しでも期間工の仕事に興味がわいた場合は、期間工求人のエージェントと電話で話をしてみましょう。
絶対ここで働きたい!という強い気持ちがない限りは、特定の求人に応募する必要はありません。
はたらくヨロコビ.comには、プロのエージェントにただ期間工のことで相談するという選択もとれます。
応募すれば電話がかかってきますから、まずは電話で話してみましょう。
一度話して、あなたの希望や、状況、そして期間工について気になることや不安をぶつけてみればいいでしょう。
夢を追い、就活したくないと考えている人は今まさに大きなストレスを抱えていると思います。
そんな中、一度でも就職活動とは別の道としての「期間工」の話を聞き、自分の選択肢を広げておくだけで、そのストレスがかなり軽減されます。
また、自分の視野が広がり、あなたの夢への道が見つかるかもしれません。
逆に言えば、選択肢も知らずに悩んでいるのは損ですよ。
深く考えずとも、まずは「ちょっと選択肢広げようかな」くらいの気持ちだけで全然構わないと思います。
視野が狭くなって、思いつめて辛くなる前に気軽に相談し、あなたの選択肢を広げ、気を楽にして、そして最も大事なあなたの夢への道を開いてみてください。
無理に就職するよりも、あなたらしい人生が待っているかもしれませんよ。