就活の情報サイトなどを見ていると、就活にはNGワードがあるという記事を目にすることがあります。
その中でよくNGワードに上がりやすいのは、下記のようなフレーズ。
『えーっと・・・』『あのう・・・』
『歯車になりたくない』
『参謀タイプです』
『社会に貢献したい』
『よく分かりません』
こういうのを見ると、「あの面接に不合格になった理由は、もしかしてNGワードを言っちゃったからかなぁ・・・・」なんて不安になったりもしますよね。
でも結論から言いましょう。
表題の通り、そんなNGワードなんてないです。なので、むしろ、不合格をNGワードのせいにせずにもっと向き合った方が良いです。
さて当記事では、NGワードなんてそもそもない理由と、よく言われるNGワードがなぜNGではないかをお伝えします。
当記事の目次
就活でのNGワードがない理由について
まず、NGワードがないという理由は至極単純。
企業によって好みが様々だからです。
一般的にNGワードといわれているものたちが、なぜNGでないのか、一つ一つ解説していきます。
あのーー。そのーー。
『あのぅ・・・』ってね、そりゃ言い過ぎたら気になる人は多いんでしょうけど、『あのー』とか『そのー』とか全く言わない方がむしろ不自然です。
あまりに、『あのー』『そのー』を言わずスムーズに話しすぎると、「あ、こいつ文章暗記してるだけだな。」ってなっちゃいますから、そっちのリスクのほうが大きいです。
歯車になりたくない
もちろん大手企業にこれ言ったら気にされるでしょうけど、一人一人の裁量権の大きいベンチャー企業ならウェルカムでしょう。
むしろ歯車になられたら困る会社なんて、いくらでもあるわけですから。
私は参謀タイプです。
これがダメなんてことあるわけないでしょう。その会社の求める人物像が参謀タイプなら、絶対そっちのほうがいいわけで。
某サイトには、これを言うことで面接官をいらっとさせるって書いてましたけど、そんなことでイラっとする器の小さい面接官のほうが問題でしょう。
社会貢献したい。
これの何が悪いんでしょうか。
もちろんその後会話でいろいろきかれるでしょう。例えば、『どうやって?』とか。
でも自分が自分が・・・・みたいな話をするヒトよりも、好評な場合だってあります。
とくにその社会貢献性を重視している会社だったらそのスタンスは基本的に求められたりします。
よくわかりません。
そりゃーちゃんと調べていかないとか、情報収集していくことは大事ですよ。
でもわからないこと聞かれて、知ったかぶりするほうがダメですよ。
『よくわかりません』って言っちゃだめだ!なんて思ってたら、本当に嘘つくか、ごまかすかしちゃいますよね。
でも嘘があとあとばれてしまったら、そっちの方が印象悪いです。
分からないならわからないで、知ったかぶりをせずに、「すみません!勉強不足でした・・!」って言った方がまだ誠実でしょう。
マニュアル化しすぎない方がいい!?
以上のように、状況は色々あるわけで、相手も様々ですから、言っていいこと、言っちゃダメなこと、言わないほうがいいことも様々なのです。
そんな中で、こういっちゃダメ!とか、マニュアル化してしまうために、みんなが信じてしまって、不自然な就活生が増えるのです。これがマニュアルの弊害です。
当然、いきなり社長の悪口いうとか、下ネタいうとか、ため口とかはマナー違反なんでダメですよ。でもそんなことは言わなくても分かってるわけですよね。
では、敬語間違えたらNGかというと、そんなこと、慣れてないんだから仕方ないですよ。ほとんどの面接官はそんな細かいこと気にしてないんで、堂々と間違いを訂正したらいいんですよ。
間違いに気付かなかったとしても、普通に『間違ってるな・・・緊張してるのかな?』くらいの印象しか残りません。細かいこと気にしてうじうじするより、堂々としてる方が自然体で、むしろ本来の力を出せると思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、よく言われる就活NGワードを例に出しながら、就活NGワードなんてそもそも考えない方が良いということと、その理由について解説してきました。
「差別用語」「悪口」「タメ口」など常識を逸脱するような発言は当然NGです。それらの非常識ワードを言ったからといって不合格になるとは限りませんが、人間としてどうなんだっていう発言はそもそもやめた方がいいでしょう。
しかし、常識の範囲内であれば、企業の好みが様々である限り、NGワードなんてありません。面接中いきなり、ピンでネタをやって合格を勝ち取る人もいれば、歌ったり踊って合格を勝ち取る人もいます。また、とんでもない破天荒な発言をしながらも面接官を爆笑させて合格する人だっているんです。
大事なのは、不合格をNGワードのせいにしないこと。もっと本質的に、「会社のことを理解できていたか」とか、「自分の力を発揮できたか」とか、「自分の言いたいことはしっかり面接官に伝わったのか」とか、そういうことを振り返った方が絶対に生産的です。
原則タブーなんてないですし、あなたが社会人と話し慣れていないことなど面接官だって承知ですから、敬語だってうまくなくて大丈夫。堂々と自分に自信を持って話すようにしましょう。
そして、面接合格を勝ち取ってください!今回は以上です。