自己PRの書き方・例文

自己PRは会社に合わせて変えるべき?メリットとデメリットを徹底解説

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自己PRを会社ごとに変えた方がいいのか、ずっと同じ自己PRで勝負した方がいいのか、悩んでいませんか?

会社によって求める人物像が違うのも確か。でも同じ自己PRを繰り返しておけばブラッシュアップされていくため、できれば同じ自己PRで勝負したいところですよね。

どちらがいいのかと言いますと、正直、一長一短です。

今回は、自己PRを会社に合わせて変えることのメリットとデメリットについて解説した上で、どうするのがベストなのかお伝えします。

当記事の目次

自己PRを企業に合わせて変えることのメリット

自己PRを企業に合わせて変えることのメリット

カスタマイズして会社に最適化できる

自己PRを会社によって変えていくことによって、会社の求める人材に毎回近づける形で自己PRすることができます。

自己PRというのは、単に「自分はすごいんだ」というアピールをすることではありません。

自己PRは「自分は会社に役に立つ人材だ」ということをアピールするからこそ、「採用したい」と思ってもらえるわけです。

自己PRを変えていくということは、会社の好みに合わせるということになりますから、合格の可能性を高める上で、とても合理的な行動なのです。

入社意欲をアピールすることができる

自己PRを会社に合わせていくことで、入社意欲をアピールできるというメリットもあります。

面接官からすれば、どの会社でも通用するような自己PRをされるよりも、当然自社に入るためにカスタマイズされた自己PRを作ってきた就活生の方が入社意欲は高く見えます

会社に合わせた自己PRをするためには、当然企業のことを調べ、どういう人が活躍するのかを想像し、自分をその求める人物像に合わせるという行動が必要になります。

それだけ手間をかけた分、入社意欲を感じてもらうことはできるのです。

ちなみにその入社意欲というのは、多くの会社が内定を出す上で最重要視する指標です。

なぜならば、会社に本気で入りたいと思ってくる就活生と、滑り止めで受けた企業に仕方なく入った就活生とでは、入社後の継続年数や活躍ぶりに大きく差が出るからです。

企業は、入社意欲高く、納得して、喜んで働いてくれる人の方を採用したいと考えているのです。

自己PRを企業に合わせて変えることのデメリット

自己PRを企業に合わせて変えることのデメリット

改善が進まず、習熟度が高まらない

自己PRを企業によって変えてしまってはなかなかブラッシュアップが進まないというデメリットがあります。

通常、一度自己PRを作ったら終わりではありません。なんども面接官に話し、反応を試しながらブラッシュアップしていくものです。

もっと短い方がいいな・・・

ここはもっと感情を込めた方がよかったかな・・・

など毎回ブラッシュアップしていくからこそ、自己PRが磨かれていきます。

社会に出てからの営業トークと同じです。お客様の反応を見ながら少しずつ自分のトークを磨いていくのです。

「こういう自己PRが絶対に正解!」というものがあればいいのですが、自己PRには正解がないため、泥臭い試行錯誤が重要なのです。

一貫性を保ちにくくなる

企業によっていろいろ自己PRを変えていくと、あなたのキャラクターやあなたのアピールに一貫性がどんどんなくなってしまいます

もちろん自己PRだけだと企業ごとに使い分けられるに違いありませんが、自己PR以外の質問でもキャラクターを一貫させなければ自己PRの信憑性が失われます。

ベンチャー企業でバリバリ成長していきたい!と発言している就活生が、企業で最も重要視しているものは福利厚生です。なんてことを言ったら違和感ありますよね。

面接官からすると、さっきのあの発言はなんだったんだ・・・となるわけです。

ですから、自己PRとその他質問に対する答えとの一貫性・整合性は話の信ぴょう性を高めるためにとても重要です。

しかし、自己PRを企業様ごとに変えてしまっては、極端な話、自己PR以外の質問の準備まですべて企業ごとに変えなければなら無いということになってしまいます。

たとえば・・・

【例】

A社への自己PR
→私はハングリー精神があります!

B社への自己PR
→私の強みは協調性です!

両社からの質問「あなたの就活の軸はなんですか?」
→私の就活の軸は、競争環境に身を置き、個の力を高めることができる環境です。

こうなった場合、A社からすると人物像にブレはありませんが、B社からすると少しブレがありますよね。

もし協調性をアピールしているのであれば、チームで一丸となって大きな成果を高めることができる環境とか、そういう話を面接官は期待しているのです。

こういうブレをすべての質問で修正するのはかなり大変なのです。

企業に合わせて自己PRを一部カスタマイズすることでいいとこ取りしよう

企業に合わせて自己PRを一部カスタマイズすることでいいとこ取りしよう

さて、ここまでは、自己PRを企業ごとに変えることのメリットデメリットをお伝えしてきました。

結局一長一短だということです。

では、どうすればいいのか。

実は、いいとこ取りをする方法があります

自己PRは大きく変えないまま、企業ごとに自己PRを合わせる。一部カスタマイズする方法です。

企業に合わせて一部自己PRをカスタマイズする方法

まず自己PRの構造についてですが、下記のような形をとるのがいいと言われています。

自己PRの構造マップ

1:結論(私の強みがなんなのか)

2:強みを裏付けるエピソード

3:会社でどう生かすことができるのか

そして、いいとこ取りするコツは、まずアピールする「私の強み」はどんな企業でもどんな職種でも求められるような汎用性の高いものにしておきます。

例えば、吸収力、ホスピタリティー、主体性など、どんな企業でも求められる汎用性の高い強みですね。

そして、【3】の「会社でどう強みを生かすことができるのか」という部分のみ企業に合わせてカスタマイズします。

例えば・・・

自己PRのネタはハングリー精神

ベンチャー気質が求められるA社チームワークが求められるB社

(A社に対して)

私は自分のハングリー精神を生かし、貪欲に成長し、そして成果を高め続けていくような営業マンとして御社に貢献したいと考えております。

(B社に対して)

私は自分のハングリー精神を生かし、自分の貪欲さでチームを引っ張り、会社全体の成果を底上げする起爆剤のような役割として御社に貢献したいと考えております。

いかがでしょうか。

少し自己PRとしては通り一辺倒な感じもしますが、こんな感じで一部カスタマイズができると、自己PRの基本部分はブラッシュアップしていけますし、キャラクターの一貫性も保ちやすく、さらに企業ごとに合わせることで合格の可能性を高めることもでき、入社意欲も感じてもらえるでしょう。

自己PRは企業に合わせて、一部カスタマイズする

ちなみに今ご紹介した自己PRの型について詳細は下記記事に例文付きでまとまっていますので、是非ご参照ください。

自己PRとは?面接が重視する項目と自己PR文の作り方【例文付き】当記事では、就活のプロアドバイザーが自己PRで企業が重視することや、企業ウケの良い自己PRの作り方を例文通じて解説しています。...

今回は以上です。