面接でどうやって話したらいいかわからない。面接での話し方のコツが知りたい。
練習の仕方や参考になる本も知れたら嬉しい。
当記事では上記のような悩みに答えます!
「面接で話すのが苦手。」「本当に伝わっているのかわからない・・・」など、面接での話し方についてのお悩みは尽きないものです。
今回は、そんな面接苦手でお悩みの方のために、企業側の気持ちをよく知る就活のプロが、「面接で高評価を得るための話し方のコツ」や「練習法」をくわしく解説します。
当記事の目次
プロが教える面接の話し方のコツ7つ【評価が上がる方法】
これから紹介する7つの大事な心得は以下の通りです。
- 詰め込みすぎ厳禁!話したいことは絞りましょう!
- エピソードを話しましょう!
- まず結論から!話の順番を意識しましょう。
- ネガティブな話で終わらない!
- 話より見た目が大事!?話すときの見た目にこだわりましょう。
- できるだけゆっくり話すようにしましょう
- 抑揚をつけて話しましょう
それでは一つ一つ詳しく解説していきます。
コツ1:詰め込みすぎ厳禁!話したいことは絞りましょう!
面接で自己アピールをしようとして、自分のいいところをとにかく話に詰め込んでしまっているあなた!
もしかしたら、結局何一つ伝わっていないかもしれません。
面接官の心をつかみ、しっかり良い印象を残すためには、「話をしぼること」が重要です。
なんでもよく見せようとすると損をする!?
少し極端な例ですが、下の2例を見てください。
まず一つ目。こちらは悪い例です。
僕は人を巻き込んで何かを達成するということが好きです。
ストイックで、負けず嫌いですし、体力もあります。
アルバイトでは、アルバイトリーダーとなり、仲間を引き連れて、売り上げアップキャンペーンを企画し、売上5%アップに成功しました。
また、大学ではテニスもやっていて、負けたくなかったので毎日練習を重ねました。
そして体力はトレーニングが好きなので、ランニングを毎朝しています。
次に二つ目。こちらは良い例です。
僕はとにかく負けず嫌いです。
負けるといちいち腹が立って自分が許せなくなるので、なんでもかんでも勝負ごとになると、絶対に負けないように隠れて練習をするんです。
バレーやテニスなどのスポーツもそうですし、将棋とか囲碁でも、一緒にやる人に負けたくないので全力で練習しました。
競技でなくても、例えば、カラオケにて、モノマネのレパートリーで、友達に負けてしまったと感じた時も、家で隠れて、動画サイトをみながら必死にモノマネの練習したりしていました。
僕はそれほどの負けず嫌いです。
この二つ比べて、どっちが印象に残りやすいですか?
話を絞ることで印象に残りやすくなります
面接官はロボットではありませんから、面接官は就活生の話を全部覚えておけるわけではありません。
話をつめこめばつめこむほど、面接官は情報の消化不良を起こしてしまうのです。
同じ企業を受ける学生は何百人といます。あなたはその中の一人にすぎません。
大事なのはたくさんのことを話すことよりも、あなたの印象の残すことですよ。
コツ2:エピソードを話しましょう!
面接で相手に自己アピールする上で意外と重要なのが、「エピソードトーク」。
エピソードを話すことで次のメリットがあります。
あなたの話のイメージが膨らみ、印象に残りやすくなります。
エピソードトークで話のイメージを膨らませ、印象を残す!
まずは次の2つの自己紹介を比較してみてください。
まずはこちら!
✔︎ 東京大学出身
✔︎ 年齢25歳
✔︎ 趣味はゴルフ
✔︎ 性格は負けず嫌い
彼のことが非常に端的に伝わったと思います。しかし彼の人となりはイメージできますか?
ではこちらはどうでしょうか。
私はもともと非常に負けず嫌いな性格で、勝つまでしつこく努力するという性質を持っています。
受験期もライバル視していた友達が京都大学に行くと言ったので、負けていられないと思いました。
そこで目指したのは東京大学でした。私は東京大学合格に向けて一日15時間勉強を1年間つづけました。
趣味は、ゴルフです。私は運動神経には自信があり、大体のスポーツは上手くこなすことができるのですが、ゴルフだけはなかなか思うようにスキルが上達しません。
それが私の負けず嫌い根性を刺激しまして、ゴルフをとことん突き詰めようとしています。
こちらの方が断然彼の人となりが伝わりますよね。
なぜこんな違いが出るかというと、エピソードがあると頭で情報をイメージしやすくなるからなのです。
そしてその結果、より強く面接官の印象にも残ります。
日本史の授業で単純に歴史上の人物の名前を覚えるのと、ストーリーで覚えるのでは、どっちが頭に入りやすかったかを思い出してみてください。
それと同じです。面接官もストーリーがあった方が覚えやすいんです。
コツ3:まず結論から!話の順番を意識しましょう。
面接官からの質問に答えるときも自分から自己PRするときも、まず「結論」から話すことが極めて重要です。
結論から話すことのメリットは2つあります。
1:面接官に話が伝わりやすくなる
2:自分の話がぶれにくくなる
結論から話すメリット1→面接官に話が伝わりやすくなる
まず大前提として、面接官は何人もの就活生の相手をしているわけですから、基本的にどんな話でも聞き飽きています。
そんな状態ですから、例えば「あなたの強みはなんですか?」という質問に対して、「私は大学時代ラクロス部に所属しておりまして、インターハイまで行ったんですが・・・・」と前置きの長い話が始まったらどうでしょうか。
だからおそらく面接官の頭の中はこうです。
「いったいいつまでこの話続くんだろう・・・そして何が言いたいんだろう・・・質問に答えて欲しいだけなんだけどな・・・」
逆に、最初に結論から「私の強みはリーダーシップです。」と明確に答えていればどうですか?
面接官の頭の中ではこうなります。
「なるほど、これから、リーダーシップが強みという話をしてくれるんだな・・・・」
結論から話すメリット2→自分の話がぶれにくくなる
面接は緊張状態で相手と話すことになりますから、話している最中に「あれ?なんの話してたっけ?」なんてことになるのはよくあること。
でも、最初に結論を話していれば、ひとまず相手に答えを伝えていることに安心できますね。
コツ4:ネガティブな話で終わらない!
面接の話の最後というのは、最も相手の印象に残りやすい部分です。
だから話の最後はできるだけポジティブな話で締めることが大事。
例えば「あなたは自分の弱点をなんだと思いますか?」などと、ネガティブな質問をされたとしても、ポジティブな話で締めるとベストです。
具体的には以下で説明しますね。
- 具体例1:短所だけを聞かれた時
- 具体例2:長所と短所の両方を聞かれた時
- 具体例3:挫折経験を聞かれた時
具体例1:短所を聞かれた時
長所と短所は表裏一体です。短所を聞かれても、それを長所だと置き換えることができるんです。
例えば、短所を聞かれた場合、そのまま答えると以下のようになります。
「あなたの短所はなんだと思いますか?」
「私は楽観的でリスクヘッジが下手だとよく言われます。」
しかしこのように答えたとしたらどうでしょうか。
「あなたの短所はなんだと思いますか?」
「私は楽観的でリスクヘッジが下手だとよく言われます。確かに自覚はあるので、なおさなければいけないと思っている一方で、リスクを気にせず初動にうつすことができるというのは、長所にもなると思っています。」
どうでしょうか?
話の印象が全然違いますよね。
具体例2:長所と短所の両方を聞かれた時
長所と短所の両方を聞かれることもありますよね。
どのように答えればいいのでしょうか。
長所と短所を聞かれた場合、そのまま答えると以下のようになります。
「あなたの長所と短所はなんだと思いますか?」
「私の長所は、行動に移す初動の速さです。短所は、楽観的でリスクヘッジが下手なことです」
これだと悪い印象が最後に残ってしまいますよね。
でも以下のように答えるとどうでしょうか。
「あなたの長所と短所はなんだと思いますか?」
「まず短所から話すと、楽観的でリスクヘッジが下手なことです。長所は、その分行動に移す初動が速いことです。」
話す順番を入れ替えるだけで、話を聞いた側の印象が変わるのです。
具体例3:挫折経験を聞かれた場合
面接官に「挫折経験はありますか?」と聞かれることも多いと思います。
若干応用編ですが、うまくポジティブな話で終えることが可能です。
これも普通に答えるとこうなります。
「あなたの挫折経験を教えてください。」
「私の挫折経験は、2回も大学受験に失敗してしまったことです。」
シンプルですが、これだと最後の話の印象がどうしてもネガティブに。
しかし、このようにも答えることができます。
「あなたの挫折経験を教えてください。」
「私の挫折経験は、2回も大学受験に失敗してしまったことです。同じ過ちを繰り返してしまったことはとても虚しく、これ以上時間を無駄にするわけにはいかないと思いました。
そこから私は、一度失敗したことは二度と失敗しないように強く心に決め、失敗を徹底的に振り返るようにすることで、次回に活かすという行動習慣を身につけました。」
いかがでしょうか。挫折経験を聞かれたら、そこから学んだことを最後に答えるだけで、ポジティブで前向きな話にきこえるんです。
コツ5:話より見た目が大事!?話すときの見た目にこだわりましょう。
実は、話の内容よりも大事なことがあるのです。それは、話している時に「どう見られているか」ということです。
人は相手の印象の55%を見た目で判断するなんてデータもあるくらい。
だから、例えば、皆さんがどれだけいい話をしていても、話し方が淡々としていて、表情が無表情だと、勿体無い印象につながってしまうこともあるのです。
見た目の印象で損しないためにできること
清潔感とか表情とかボディーランゲージとか、話している時に見た目に出る部分はしっかりと気をつけるようにしましょう。
- 清潔感のある髪型にしておくこと。
- 体に合ったスーツを着こなすこと。
- 靴やカバンを清潔に保っておくこと。
- 話している時は、背筋を伸ばし、いい姿勢を保つこと。
- 楽しそうな話をしているときは、楽しそうに話すこと。
- 真剣なトーンで話すべき内容の時は、真剣な表情で話すこと。
- 質問している時は、前のめりな姿勢で興味を示すこと。・・・など
以上のように、面接官にとっては、「何を話すか」よりも「どう見られているか」の方が重要だということを知っておいてください。
コツ6:できるだけゆっくり話すようにしましょう
早口になると、相手が話に追いつくのも大変になってしまいますし、「焦っている印象」や「緊張している印象」が相手に伝わってしまいます。
早く話してしまいたくなる気持ちをぐっと抑え、あえてゆっくり話すようにしましょう。
その方が「落ち着いた印象」を与えることができ、「ストレス耐性が高い」という評価につながっていきます。
コツ7:抑揚をつけて話しましょう
緊張すると、話の抑揚もなくなります。
抑揚がなくなると、どう聞こえるかというと「話がつまらない」「暗記していることを話しているだけ」というような勿体無い印象に繋がってしまいます。
面接での話し方を鍛える練習方法とは
面接の話し方を鍛えるための練習方法は主に3通りあります。
- 一人で練習する方法
- 知り合いと模擬面接する方法
- 就活のプロに無料で見てもらう方法
以下見ていきましょう。
一人で練習する方法
まず一人で練習する方法ですが、目の前に面接官がいると想定して、動画撮影します。
で、自分で動画を見ると、客観的に自分の「話し方」の印象に気づくと思いますので、自分自身でブラッシュアップをかけていきます。
知り合いと模擬面接する方法
知り合いに面接官役になってもらって、模擬面接を行うというもの。
あなたは相手からの質問に答える。
そして、面接官役の人に印象をフィードバックしてもらうことで、改善していくという練習方法です。
さらに動画を撮影して入れば、自分自身で見て改善も可能です。
ちなみに僕は知り合いに頼むのは苦手でした・・・。
就活のプロに無料で見てもらう方法
就職エージェントに申し込めばキャリアカウンセラーが担当についてくれますから、その人にお願いして、模擬面接を行ってもらうのも手です。
カウンセラーはいわゆる就活のプロですから、非常に質の高いアドバイスがもらえますよ。
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面接での話し方のコツまとめ【読むべき本も紹介】
いかがでしたでしょうか。今回は、面接苦手の方でもうまく話せるようになるための心得を7つ紹介しました。
- 詰め込みすぎ厳禁!話したいことは絞りましょう!
- エピソードを話しましょう!
- まず結論から!話の順番を意識しましょう。
- ネガティブな話で終わらない!
- 話より見た目が大事!?話すときの見た目にこだわりましょう。
- できるだけゆっくり話すようにしましょう
- 抑揚をつけて話しましょう
ちなみに話し方をよくするために参考となる本を読みたいという方は以下2冊はおすすめですよ!
たった1日で声まで良くなる話し方の教科書 /東洋経済新報社/魚住りえ
全て明日からできることですから、ぜひ実践してみてください!きっと面接での結果は変わってくるはずですよ。
今回は以上です。