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定義型グループディスカッションの進め方とコツ【テーマ例あり】

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定義づけを行う定義型グループディスカッションの進め方がいまいちわからない。

議論の進め方とかコツが知りたい。

テーマ例などもあれば知っておきたい。

当記事では上記のような疑問に答えます。

就活ペンギン
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どうもこんにちは!プロ就活アドバイザー就活ペンギンです。

今回は、定義型のグループディスカッションのお題のテーマ例や、議論の進め方について解説していきます。

グループディスカッションが苦手な方も議論の全体の進め方さえ理解していれば、「今何の話をすべきか」ということがわかり、余裕を持って議論に臨むことができます。

当記事の目次

定義型グループディスカッションとは【テーマ例も紹介】

定義型グループディスカッションとは【テーマ例も紹介】

定義型のグループディスカッションとは、「●●とはどういうものか定義せよ」というお題に対し、グループで話し合って結論を出すタイプです。

定義型グループディスカッションのテーマ例

例えば以下のようなお題が、定義型のグループディスカッションにあたります。

(テーマ例)

  • 理想のビジネスマンってどんな人?
  • 理想の職場ってどんな職場?
  • 社会人に最も必要なスキルって何?
  • 愛ってなに?
  • 正義とは何?
  • 最高の政策とは?
  • 1000万円の最高の使い方は?
就活ペンギン
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ご覧の通り、お題に「定義しなさい」という直接的な表現がないケースも多いです。

意訳して「●●とはどういうものか定義せよ」ということに変換できるのであれば、定義型のグループディスカッションということになります。

定義型グループディスカッション応用版のテーマ例

また、定義型グループディスカッションの応用で、「◯◯と●●の違いを答えよ」というタイプのテーマもあります。

これ両者を定義して違いを答えるものだと考えると、定義型のグループディスカッションの方法を応用することができます。

以下のようなテーマが考えられます。

(テーマ例)

  • 社会人と学生の違いはなに?
  • 恋と愛の違いって?
  • 会社と社会人サークルの違いは?
  • 優秀な人材と有能な人材の違いは? など

定義型グループディスカッションは迷宮入りしやすい

特徴として大きく上げられるのは、議論が迷宮入りしやすいことです。

例えば「理想のビジネスマンってどういう人?」というお題を考えてみましょう。

「体力がある」「子育てと仕事を両立している」「稼ぎまくっている」「社会貢献している」「会社に利益をもたらす」など、色々と考えられますよね。

定義型のお題はこのように人によって様々な捉え方があり、どんな答えだってありになるので、グループで話していると、答えが非常にまとまりにくいのです。

実際に「理想のビジネスマンの定義」に誰もが頷ける答えなんてありませんよね。

ただ、裏返せば、理想的な答えを出してもらうことが面接官の狙いではないということです。

では、一体何がキモかというと、つかみどころがない答えを「どうまとめるか」という部分。

定義型のグループディスカッションの肝は答えの内容ではなく「答えのまとめ方」

ではどのように議論を進めて、どのように答えをまとめていけばいいのか、解説していきます。

定義型グループディスカッションの進め方やコツ【例題あり】

定義型グループディスカッションの進め方やコツ【例題あり】

定義型グループディスカッションには議論の進め方としての型があります。

就活ペンギン
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型を覚えれば、あとはその通りに現場で誘導していくだけで、優秀に見えますよ。

定義型グループディスカッションは以下のような流れで進めてください。

  1. プロセスをメンバーで共有する
  2. 意見出しを行う
  3. 意見を分けて、グルーピング&ラべリングする。
  4. もれがなく、被りがないグルーピングを考える
  5. プレゼンテーションの準備をする

ステップ1:プロセスをメンバーで共有する

まず議論をスタートするために、ディスカッションのプロセス、つまり議論全体の進め方のイメージをメンバーで共有します。

これを行わないと、「今なぜこの話をしているのか」途中で見失ったりしますし、答えを出すゴールまであとどれくらいか、進捗がわからなくなります。

ご自身で仕切っちゃいましょう。

まずは全体の時間を把握した上で、以下のように、大まかな計画を立て、メンバーで共有しましょう

意見出しに◯分、意見のまとめ方を考えるのに◯分かけて、プレゼン準備に◯分あてましょう。

ステップ2:意見出しを行う

計画を立て、議論の道筋が定まったら、定義するための意見をメンバーで出しあいます。

その際に下記ルールを事前に共有し、守るようにしてください。

ルールは以下です。

  • 意見出しの時間を決めておく。
  • 意見の質は気にしない。数を出す。
  • 賛成しかねる意見でも絶対に否定しない。

意見出しの時間を決めておく。

まず時間を決めなければ、議論にメリハリがなくなり、意見出しに時間がかかりすぎるなんてことになりますからぜひ時間を予め決めてください

意見の質は気にしない。数を出す。

また、議論を始める段階では「意見の質」よりも「意見の数」が大事です。

意見の数が揃えば、定義の漏れが少なくなりますし、数出た意見の中でいくつかを組み合わせることでよりいいアイデアに結びつくことも多いです。

賛成しかねる意見でも絶対に否定しない。

そして人の意見は絶対に否定しないことも重要です。

一度でも誰かの意見を否定してしまうと、急にグループ内での発言のハードルが上がり、発言量が減ってしまいます。

就活ペンギン
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結果、最終的なアウトプットの質が下がってしまうことに繋がります。

どんなに馬鹿らしい意見でも、完全に自分とは反対の意見でも、「いいね!」とか「確かにそういう考え方もあるね」というように、肯定を徹底するようにしましょう。

さて、アイデアがでそろったら、難しいのはここから。

就活ペンギン
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色んな意見が出てくると思いますので、いかにまとめていくかが腕の見せ所です。

ステップ3:意見を分けて、グルーピング&ラべリングする。

メンバーから出てきた様々な意見をグルーピング・ラベリングしていきます。

グルーピングとは、同じような要素を持った意見同士を同じグループに分けてしまうということです。ラベリングとは分けたグループに名前をつけるということです。

例えば、「理想のビジネスマンについて」の意見として、出たのが以下のような意見だったとします。

・会社に多くの利益をもたらす
・家庭と両立できている
・謙虚な姿勢
・お金を十分に稼いでいる
・どんな仕事もできる
・生産性が高い
・営業力が高い
・目標達成力が高い
・社会貢献度が高い

上記の意見を、例えば以下のように分けることができると思います。

以下でいうとグループに分けることが「グルーピング」で、【スキル】【スタンス】と名前をつけることがラベリングです。

【スキル】

・どんな仕事もできる
・生産性が高い
・営業力高い
・目標達成力が高い

【スタンス】

・謙虚な姿勢

【会社への貢献】

・会社に多くの利益をもたらす

【社会への貢献】

・社会貢献度が高い

【家庭への貢献】

・お金を十分に稼いでいる
・家庭と両立できている

もちろん、絶対的に正しい分け方があるわけではありません

通常、分け方はいくつも考えられるもの。

就活ペンギン
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というわけで、気軽に思いつくがままに分けてみればオッケーですよ。

ステップ4:もれがなく、被りがないグルーピングを考える※難しい

次に、グルーピングを、できるだけ「もれがなく」「被りがない」グループに分けられるような状態を目指します

例えば、さっきの例だと、【スキル】【スタンス】【会社への貢献】【社会への貢献】【家庭への貢献】みたいな感じに分かれましたが、これを綺麗にグルーピングしていくとすると、

●自分に関すること
【スキル】【スタンス】

●自分以外への貢献に関すること
【会社への貢献】【社会への貢献】【家庭への貢献】

というように、「自分」と「自分以外」というように漏れがなく、被りもないグルーピングをすることができます。

さらに自分に関することは体力面を追加して、「心・技・体」というグループに分けることでさらに漏れなく被りない状態になります。

●自分に関すること
【スタンス(心)】【スキル(技)】【体力(体)】(体力がある・病気しない・運動をしているなど)

このように、グルーピングしながら、グループを追加したり、意見を追加したり、分け方を変えたりすることで、できるだけ「漏れなく・被りなく」の状態を目指していきましょう

就活ペンギン
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漏れなく被りなくグルーピングできたら、説明がロジカルに聞こえるようになりますので、最終アウトプットの説得力が高まります。

また、ここで大事なのは『できるだけ』という部分

正直言って、出てきた意見を完璧にもれなくかぶりない状態にするのは非常に難しく、トレーニングが必要とされます。

社会人でも出来ない人が多いです。ですから、完璧なアウトプットはそもそも期待されていません

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大事なのは、完璧な答えを出すのではなく、「できるだけ漏れなく被りなく、ロジカルに見せる努力をしたこと」を面接官にアピールすることです。

ステップ5:プレゼンテーションの準備をする

意見が綺麗に整理できたら、最後に、資料作成プレゼンテーションの役割分担プレゼンテーションの練習を行いましょう。

場合によっては、白紙やペンが使えないケースもあるかもしれませんので臨機応変に対応してください。

また、時間に余裕があれば時間を計ってリハーサルを行い、ブラッシュアップしましょう。

そして何より大事なのは、最後まで諦めないこと

就活ペンギン
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時間がある限りプレゼンテーションをブラッシュアップさせ続ける姿勢も面接官にアピールしましょう!

定義型グループディスカッションの攻略法まとめ

まとめ

今回は定義型のグループディスカッションの議論の進め方を解説しました。

具体的には以下のステップで進めるようにしてください。

  1. プロセスをメンバーで共有する
  2. 意見出しを行う
  3. 意見を分けて、グルーピング&ラべリングする。
  4. もれがなく、被りがないグルーピングを考える
  5. プレゼンテーションの準備をする

グループディスカッションはあくまでも選考であり、面接官へのアピールの場です。

良いアウトプットにこだわることは重要ですが、だからといってすごく高尚な答えを求められているわけではありません。

定義型のグループディスカッションでアピールできる点は例えば、以下です。

  • 迷宮入りしやすい定義型のお題で「どのように意見をまとめたのか」
  • あなたがどういう立場でどういうコミュニケーションをとったのか
  • どういうスタンスで臨んだか、諦めずに取り組めたか

ですから、答えよりプロセスを重視して、然るべきアピールを行い、合格を勝ち取ってください!今回は以上です。

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