グループディスカッション

定義型グループディスカッション完全攻略のための5つのステップ

今回はグループディスカッションが苦手!という方に向けて、定義型のお題が出た時の議論の進め方面接官の視点を解説します!

実は、グループディスカッションが苦手な方っていうのは、そもそも議論の進め方を知らないことがネックになっているというケースが多いのです。議論の全体の進め方さえ理解していれば、「今何の話をすべきか」ということがわかり、余裕を持って議論に臨むことができます。

そうなれば当然面接官からの見え方も変わり、合否にも影響してくるはずなので、ぜひマスターしてくださいね!

定義型グループディスカッションとは

説明しよう!

定義型のグループディスカッションというのは、「●●とはどういうものか定義せよ」というお題に対し、グループで話し合って結論を出すタイプのグループディスカッションです。例えば以下のようなお題が、定義型のグループディスカッションにあたります。

(具体例)
理想のビジネスマンってどんな人?
理想の職場ってどんな職場?
社会人に最も必要なスキルって何?

ご覧の通り、お題に「定義しなさい」という直接的な表現がないケースも多いですが、意訳して「●●とはどういうものか定義せよ」ということに変換できるのであれば、定義型のグループディスカッションということになります。

また、定義型グループディスカッションの応用で、「◯◯と●●の違いを答えよ」というタイプの課題もあるのですが、これ両者を定義して違いを答えるものだと考えると、定義型のグループディスカッションの方法を応用することができます。

定義型グループディスカッションの特徴

特徴として大きく上げられるのは、議論が迷宮入りしやすいことです。

例えば「理想のビジネスマンってどういう人?」というお題を考えてみましょう。

「体力がある」「子育てと仕事を両立している」「稼ぎまくっている」「社会貢献している」「会社に利益をもたらす」など、色々と考えられますよね。

定義型のお題はこのように人によって様々な捉え方があり、どんな答えだって正解に思えてしまい、結果としてグループで話していると、余計に答えがまとまりにくくなってしまうのです。

実際に「理想のビジネスマンの定義」に誰もが頷ける答えなんてありません。社会人が持つ共通の答えなんてものもありません!逆に裏返せば、理想的な答えを出してもらうことが面接官の狙いではないということです。

ではいったいどこが定義型GDの肝なのかというと、つかみどころがなく、なんとでも言えるような答えを「どうまとめるか」という部分なのです。

 

定義型のグループディスカッションの肝は答えの内容ではなく「答えのまとめ方」

ではどのように議論を進めて、どのように答えをまとめていけばいいのか、解説していきます。

定義型グループディスカッション攻略のための5つのステップ

ステップ1:プロセスをメンバーで共有する

プロセス

まず議論をスタートするために、ディスカッションのプロセス、つまり全体の進め方のイメージをメンバーで共有します。

これがないと、話し合いに夢中になるうちに、誰かが「なぜ今この話をしているのか」がわからなくなってしまったり、答えを出すために「何をすればいいのか」がわからなくなったりして、混乱しやすい状況に陥ります。

まずは全体の時間を把握した上で、

意見出しに◯分、意見のまとめ方を考えるのに◯分かけて、プレゼン準備に◯分あてましょう。

という大まかの計画を立て、メンバーで共有しましょう

ステップ2:意見出しを行う

ディスカッション

計画を立て、全体の道筋が定まったら、定義するための意見をメンバーで出しあいます。その際に下記ルールを事前に共有し、守るようにしてください。

意見出しのルールについて

・意見出しの時間を決めておく。
・意見の質は気にしない。数を出す。
・賛成しかねる意見でも絶対に否定しない。

まず時間を決めなければ、議論にメリハリがなくなり、意見出しに時間がかかりすぎるなんてことになりますからぜひ時間を予め決めてください

また、この何も見えていない段階では意見の質よりも数が大事です。意見の数が揃えば、定義の漏れが少なくなりますし、数出た意見の中でいくつかを組み合わせることでよりいいアイデアに結びつくことも多いからです。

そして人の意見は絶対に否定しないことも重要です。一度でも誰かが誰かの意見を否定してしまうと、急に発言のハードルが上がり、圧倒的に発言量が減ってしまいます。そうなるとヒントとなるはずだった発言も出なくなってしまい、結果としてアウトプットの質が下がります。

どんなに馬鹿らしい意見でも、完全に自分とは反対の意見でも「いいね!」とか「確かにそういう考え方もあるね」というように、肯定を徹底してください

さて、アイデアがでそろったら、難しいのはここから。おそらく色んな意見が出てくると思いますので、そこからいかにまとめていくかが腕の見せ所です。

ステップ3:意見を分けて、グルーピング&ラべリングする。

グルーピングのイメージ

メンバーから出てきた様々な意見をグルーピング・ラベリングしていきます。グルーピングとは、同じような要素を持った意見同士を同じグループに分けてしまうということです。ラベリングとは分けたグループに名前をつけるということです。

例えば、「理想のビジネスマンについて」の意見として、出たのが以下のような意見だったとします。

・会社に多くの利益をもたらす
・家庭と両立できている
・謙虚な姿勢
・お金を十分に稼いでいる
・どんな仕事もできる
・生産性が高い
・営業力が高い
・目標達成力が高い
・社会貢献度が高い

上記の意見を、例えばこのように分けることができると思います。

【スキル】

・どんな仕事もできる
・生産性が高い
・営業力高い
・目標達成力が高い

【スタンス】

・謙虚な姿勢

【会社への貢献】

・会社に多くの利益をもたらす

【社会への貢献】

・社会貢献度が高い

【家庭への貢献】

・お金を十分に稼いでいる
・家庭と両立できている

もちろん、唯一絶対的に正しい分け方があるわけではありません。通常、分け方はいくつも考えられるものです。まずはいろんな分け方を試してみることです。

ステップ4:できるだけ「漏れなく被りなく」グルーピングを考える

漏れなく被りなく

次に、グルーピングしながら、できるだけ「漏れなく被りなく」分けられるような状態を目指します

例えば、さっきの例だと、【スキル】【スタンス】【会社への貢献】【社会への貢献】【家庭への貢献】みたいな感じに分かれましたが、これを漏れなく被りなくグルーピングしていくとすると、

●自分に関すること
【スキル】【スタンス】

●自分以外への貢献に関すること
【会社への貢献】【社会への貢献】【家庭への貢献】

というように、「自分」と「自分以外」というように漏れがなく、被りもないグルーピングをすることができます。

さらに自分に関することは体力面を追加して、「心・技・体」というグループに分けることでさらに漏れなく被りない状態になります。

●自分に関すること
【スタンス(心)】【スキル(技)】【体力(体)】(体力がある・病気しない・運動をしているなど)

このように、グルーピングしながら、グループを追加したり、意見を追加したり、分け方を変えたりすることで、できるだけ「漏れなく・被りなく」の状態を目指していきましょう。この精度が高ければ高いほど、最終アウトプットの説得力が高まります。

また、ここで大事なのは『できるだけ』という部分

正直言って、出てきた意見を完璧にもれなくかぶりない状態にするのは非常に難しく、トレーニングが必要とされます。社会人でも出来ない人が多いです。ですから、完璧なアウトプットはそもそも期待されていません

大事なのは、あくまでも「できるだけ漏れなく被りなく、ロジカルに見せる努力をしたこと」を面接官にアピールすることです。

ステップ5:プレゼンテーションの準備をする

プレゼンのイメージ

意見が綺麗に整理できたら、最後に、資料作成プレゼンテーションの役割分担プレゼンテーションの練習を行いましょう。場合によっては、白紙やペンが使えないケースもあるかもしれませんので臨機応変に対応してください。

大事なのは、しつこいようですが、「漏れなく被りなくロジカルに考えたこと」が面接官にわかるようにアピールすること。適当ではなく、しっかりとロジカルに意見を作り上げようとした姿勢を見せることです。

また、時間に余裕があれば時間を計ってリハーサルを行い、ブラッシュアップしましょう。

そして何より大事なのは、最後まで諦めないこと。時間がある限りプレゼンテーションをブラッシュアップさせ続ける姿勢も面接官に示しましょう!

漏れなく被りなくロジカルに考えたことがわかるようなプレゼンテーションを準備しましょう。

最後まで諦めずに臨む姿勢をアピールしましょう。

まとめ

まとめ

今回は定義型のグループディスカッションの議論の進め方を解説しました。

グループディスカッションはあくまでも選考であり、面接官へのアピールの場です。良いアウトプットにこだわることは重要ですが、だからといってすごく高尚な答えを求められているわけではありません。

意見が広がって、迷宮入りしやすい定義型のお題で「どのように意見をまとめたのか」ということと、そのプロセスの中であなたがどういう立場でどういうコミュニケーションをとったのかということです。

ですから、良い答えにこだわりすぎず、プロセスを重視して良いアピールを行い、合格を勝ち取ってください!今回は以上です。

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