「インターンシップに行くと内定が出やすくなるのか」気になってはいませんか?
確かにインターンシップに参加した方が内定が出やすい気もしますが、企業側はそれを否定していたりもします。経団連の方針では、インターンシップ期間中は、入社を決める選考はしないということになっていますが、実際はどうなのでしょうか。
そこで当記事では、インターンの参加者は内定が出やすいのかどうか、採用担当者に直接聞いた見解を交えながら解説します!
当記事の目次
インターンシップに行くと内定が「出やすくなる」わけではない
まず非常に多くの方から誤解されている部分ですが、インターンシップに行っても本番の選考が有利になるわけではありません。
仮にインターンシップ担当で、顔が通じ合っている方が本番の選考の際に面接官になったとすれば、その面接は義理人情で合格するかもしれません。
ですが、インターンシップの運営担当者は若手社員であることのほうが多く、内定を出す権限をもつ人であるケースは非常に稀です。
そして内定を出す権限を持つような人は、もっと経営に近いお仕事で日々追われているために、現場のインターンシップの内容や参加者まで気を回していないケースがほとんどです。
じゃあ行く意味ないじゃん!と思うかもしれませんね。
でも実は決してそんなことはありません。
インターンシップに参加すると、内定が「出やすくなる」わけではありませんが、内定を「獲得しやすくなる」のは確かです。言い換えれば、内定を獲得する条件が緩くなるわけではありませんが、合格を獲得する確率は高まるという話です。
その理由を解説していきます。
インターンシップに行くと内定を「獲得しやすくなる」理由
インターンシップに参加すると内定を獲得する確率が高まるという理由は主に2つあります。
・就活慣れ&スキルが高まる
・企業理解が進み、面接対策が練りやすくなる
それでは一つ一つ見ていきましょう。
理由1:就活慣れ&スキルが高まる
就活において、自分の実力を発揮できるようになるためには、様々なことに慣れる必要があります。
自分のことをアピールすることへの慣れ
グループディスカッションを進めることへの慣れ
大人と話すことへの慣れ
緊張しながら話すことへの慣れ
真面目な話をすることへの慣れ・・・・etc
インターンシップに参加すると、これらの練習にはなりますので、就活で自分の力を発揮する準備を早めに進めることができるのです。3月から就活を始めた就活生は当然インターンシップ期に積極的に動いていた学生と比べて慣れが遅れてしまいます。
しかし面接では「慣れていないこと」を考慮するケースは少なく、面接官からするとどうしても就活慣れしている人の方がよく見えてしまうものなのです。
また面接官は「インターンシップ」から自分の成長のために動いている学生の方が比較的優秀だと思っているケースも多いですから、そういう良い意味での先入観を持ってもらえる可能性もあります。
理由2:企業理解が進み、面接対策が練りやすくなる
インターンシップに参加することで、その会社の理解が深まり、面接対策を練ることができるなどというメリットはあります。
求めている人物像がよりはっきりしたり、仕事内容をイメージできたりすることで、その会社には何をアピールすれば良いのかが明確になります。そうすればその会社にとって効果的な自己PRを事前に作ることができるようになるため、有利に面接を運ばせることができるかもしれません。
企業に合わせた自己PRの作り方については、下記記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。
まとめ
インターンシップにいくと、内定が出やすくなるのかというとそうではありません。それは、インターンシップに参加したところで、決して特別チケットみたいな特典がついてくるわけではないという意味です。
しかし、スキルアップや就活慣れなど自分の力をつけるという意味や、企業理解が進むことで面接対策を練ることができるという意味であれば、内定を獲得できる可能性は高まると考えて間違いないでしょう。
インターンシップは、参加するだけで、内定が出やすくなるなどの期待を抱いていると、期待外れになることがほとんどです。
就活で成功するためには、自分に力をつけるということが、遠いようで、もっとも近道なのです。
そのためにもインターンシップ参加はオススメですよ。
その他インターンシップに参加することのメリットは下記記事にまとめましたのでそちらもぜひご一読下さいませ!
今回は以上です。参考になれば幸いです。