「フットワークの軽さ」には定評がある。自分の強みとして、自覚もあるから、就活でアピールしたいけど、自己PRにどうやって落とし込んだらいいんだろう。
今回はそんな就活生の悩みに答えます。
就活のプロとして長年人材業界で働いている私から、正しい型での自己PRの作り方やアピールするためのポイントを例文交えて徹底解説していきます。
社会では「初動の速さ」が大事だと言う話はよく言われます。答えがない中で、いかにまずは行動するか。
行動しなければ、検証もできません。検証できなければ進化はありません。
何事もまずは行動を起こすことができる「フットワークの軽さ」は業種業界問わず生かされます。特に足で稼いだり行動の量が重要となる「営業職」には強いアピールになりますね。
是非ポイントを押さえた、正しい自己PRをマスターして、最大限その強みを相手に伝えられるようになりましょう。
面接官の視点を知り、自己PRの正しい型がわかっていると、面接の現場で自分の発言に自信が持てるようになるので、それだけでもメリットがありますよ。
では、いきましょ〜!
当記事の目次
フットワークの軽さをアピールする自己PRの作り方【3つのステップ】
自己PRを作る際は下記3STEPを意識しましょう。すると効果的な自己PRを作りやすいです。
- 結論
- 強みが活かされた経験(エピソード)
- 企業で強みをどう活かすか
自己PRを作る際の基本ステップについての詳細は下記の記事でまとめています。
それでは、各STEPごとに見ていきましょう。
STEP1:結論
まずは結論から伝えるようにしましょう。
最初に「結論」を話すことで、まず相手の質問に答えることができますし、相手も話の全体像を掴みやすく、理解してもらいやすくなります。
【例文】
私の強みはフットワークの軽さです。
キャッチコピーでさらに印象を強めましょう
自己PRではうまくキャッチコピーを使って印象を強めるという工夫をしても良いと思います!
【例文】
私の強みは、とにかくなんでもやってみる「フットワークの軽さ」です。
私の強みは、興味がひろく、どこへでも足を運ぶ「フットワークの軽さ」です。
私の強みは、自称「日本一軽いフットワーク」です。
いかがでしょうか、少し表現を変えるだけで単純に「フットワークの軽さが自分の強みです」というだけよりも、印象に残りやすくなった気がしませんか?
面接官は機械ではなく人間ですから、このような「ちょっとした表現の違い」で印象が変わったりするものです。ぜひ工夫していきましょう!
なお、面接官からの印象を強めるキャッチコピーの作り方は下記記事でまとめました!ぜひそちらをご覧ください。
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
さて、結論を述べたあとは、これまであなたの「フットワークの軽さ」が活かされた時のエピソードを話しましょう。
「強みが活かされた経験」や「強みが培われたエピソードの話」は、あなたのフットワークが軽いという根拠になり、あなたの自己PRの信ぴょう性を高める役割を果たします。
オーソドックスな話の構造としては、下記のような順番でお話しするとよいでしょう。
- 困難な状況が訪れる
- あなたのフットワークの軽さが役に立つ
- 成果が出る
エピソード1:困難な状況が訪れる
フットワークの軽さという強みを発揮するための前提となる困難な状況の描写をしましょう。
【例文】
私の強みが最も生かされたのは、大学のゼミの研究の時のことです。
私は経営学のゼミに所属しておりまして、研究のために企業に20社訪問して経営者に取材すると言う難題が設定されていました。
まずゼミのメンバーみんなで電話やメールで企業に電話してアポを取ろうとしましたが、当然企業の方からの反応は冷たいこともあり、怒られることもありまして、アポすら設定できないという状況が続きました。
エピソード2:あなたのフットワークの軽さが役に立つ
あなたの強みであるフットワークの軽さが発揮された場面です。
【例文】
私は、電話やメールで相手されないなら、直接お願いしてみようと思い、誰もが想定すらしていない「飛び込み営業」を行いました。
最初はやはり飛び込みでも、なかなか相手にはされませんでしたが、10社程度飛び込んだところ、1社話を聞いてくれる企業が現れ、電話やメールでは取れなかった「アポイント」を獲得することができました。
そして、この成功体験から、僕は自分のフットワークを生かして、躊躇することなく次の日から毎日20社に飛び込むと決めて行動しました。
エピソード3:成果が出る
フットワークの軽さが強みとして発揮された結果、どういう成果を導いたのかを話していきます。ここでは嘘っぽくならない範囲で、できるだけ良い成果が出たエピソードを語るといいでしょう。
日本は謙虚さが重んじられるため、人によっては、良い成果を話すことに抵抗があるかもしれません。
しかし、これはあくまでも自己PRです。もし謙虚になりすぎて、成果が出てない話などをしてしまうと、面接官からすれば「なぜわざわざこの話をしているんだろう。うちにアピールする気ないのかな・・・」と不安に思ってしまいかねません。
逆にしっかりとアピールしていれば、「ちゃんとうちに入社したいという気持ちがあるんだな」と思ってもらえます。
【例文】
すると、1週間程度で20社の経営者とのアポイントを設定することができました。ゼミの中のチームで、唯一僕らのチームだけが20社の経営者との取材を終え、非常に勉強になりましたし、その成果が評価されて、ゼミ内で表彰されることになりました。
STEP3:企業で強みをどう活かすか【最重要パート】
さて、ここでもう一度自己PRの作り方を振り返りましょう。
- 結論
- 強みが活かされた経験(エピソード)
- 企業で強みをどう活かすか
STEP1の結論で話したあなたの強みを、STEP2のエピソードで根拠付けましたから、あとは、その強みが企業でのどんな活躍につながるかを語ります。
自己PRはあくまでも「私は御社で活躍できますよ」というアピールですから、完全なメインパートです。
ここまでの話は、すべてこのSTEP3のためにあるといっても過言ではありません。
ここで重要なのは、2つです。
1:相手の企業の仕事をしっかりとイメージしていること。
2:あなたの強みがなぜその仕事に生かされるのかの理由を話せていること。
まずは自分が応募している仕事がどんな仕事で、どういう力が求められているかをホームページや説明会での話などから情報収集しましょう。
そしてあなたの「フットワークの軽さ」という強みが、その仕事でどう生かされるのかをイメージしてから、話の構成を考えましょう。
【例文】
私は、御社の営業職を志望しています。
営業職は目標数字の達成のためにも、成長するためにも、とにかく行動量を増やすことが大事だと思っています。
私は自分のフットワークの軽さを生かし、とにかく行動量を増やすことで、早く成長し、誰よりも成績を上げる営業職として御社に貢献したいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
フットワークの軽さをアピールする自己PRで注意すべきポイント
ポイントは一つ。フットワークの軽さをしっかりと定義しましょう。
フットワークの軽さと言うのは、いろんな意味に捉えられかねません。
例えば・・・
・行動量が多い
・とにかく誘われたら直ぐにでも行く
・必要あればどこにでも足を運ぶ ・・・など。
当記事では「行動量が多い」と言う意味合いで解説してきましたが、別にどれがいいと言うわけでもありません。
どんな強みでも、その企業にあっていさえすれば、あとは自己PRの型がしっかりとしていれば問題ないので、どの意味で「フットワークの軽さ」を使っているのか、しっかりと伝わるように構成しましょう!
フットワークの軽さをアピールする自己PRの例文まとめ
いかがでしょうか。下記のように自己PRを作ると、信ぴょう性もあり、企業とも繋げられる自己PRになります。
- 結論
- 強みが活かされた経験(エピソード)
- 企業で強みをどう活かすか
例文をつなげると以下のようになります。
私の強みは、とにかくなんでもやってみる「フットワークの軽さ」です。
私の強みが最も生かされたのは、大学のゼミの研究の時のことです。
私は経営学のゼミに所属しておりまして、研究のために企業に20社訪問して経営者に取材すると言う難題が設定されていました。
まずゼミのメンバーみんなで電話やメールで企業に電話してアポを取ろうとしましたが、当然企業の方からの反応は冷たいこともあり、怒られることもありまして、アポすら設定できないという状況が続きました。
私は、電話やメールで相手されないなら、直接お願いしてみようと思い、誰もが想定すらしていない「飛び込み営業」を行いました。
最初はやはり飛び込みでも、なかなか相手にはされませんでしたが、10社程度飛び込んだところ、1社話を聞いてくれる企業が現れ、電話やメールでは取れなかった「アポイント」を獲得することができました。
そして、この成功体験から、僕は自分のフットワークを生かして、躊躇することなく次の日から毎日20社に飛び込むと決めて行動しました。
すると、1週間程度で20社の経営者とのアポイントを設定することができました。ゼミの中のチームで、唯一僕らのチームだけが20社の経営者との取材を終え、非常に勉強になりましたし、その成果が評価されて、ゼミ内で表彰されることになりました。
私は、御社の営業職を志望しています。
営業職は目標数字の達成のためにも、成長するためにも、とにかく行動量を増やすことが大事だと思っています。
私は自分のフットワークの軽さを生かし、とにかく行動量を増やすことで、早く成長し、誰よりも成績を上げる営業職として御社に貢献したいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
こちらの例文は2〜3分程度で会話の中でお話しする前提の長さなので、尺や履歴書のフォーマットに合わせて分量は調整してください。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。全部登録してもメリットはありますし、まずは一つからでも大丈夫です。
・OfferBox→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。業界では圧倒的にナンバー1です。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+を利用できます。アクティブユーザー数が多く、企業のスカウトに対するモチベーションも高いです。
・dodaキャンパス→穴場のスカウトサイト。運営企業は大手企業のベネッセなので安心です。JTBやmixiなど大手有名企業も参画しています。無料の適性診断ツールも利用できるので、自己PR作成に役立ちます。
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なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。