面接中にいきなり面接官から「あなたはモテますか?」と聞かれ、戸惑った経験はありませんか?
女性が聞かれたという例はあまり聞きませんが、男性だとしばしば聞かれることがある質問です。
ずっと真面目な話が続き、緊張感がある中で急にフランクな話題が振られ、対応に困ったことがある方も多いのではないでしょうか。
最近、このモテるかどうかの質問をする企業は増えてきていると言われています。
そこで今回は、「あなたはモテますか?」という質問の意図は何なのか、どう答えるのが正解なのかということについて解説していきます。
当記事の目次
「あなたはモテますか」という質問に込められた面接官の意図
アイスブレイクのつもり
緊迫した面接の空気をちょっと下世話な話によって、少しでも和らげて、あなたにもっと力を発揮してもらおうという面接官の粋な計らいだったりします。
よっぽどのことがない限り、この質問の答えが合否の決定打になることはないでしょうから、気軽に笑顔でリラックスしながら答えるといいと思います。
モテているだろうという予想を確認したい
さすがに、モテなさそうな人に対してこの質問はできません。身なりや話し方を見て、きっとこれだけ魅力があれば、モテているだろうと予想しているから聞くのです。
この質問が出た時点で、相手からは「魅力的な就活生」だと思われていることが多いでしょう。面接官は、自分の判断が正しいかどうか、ラフな質問で確認したいのです。
仕事での成果を上げるための重要な要素をもっているかどうか
モテるということは、相手から「いい感じ」と思わせるだけでなく、「好き」にしてしまう力があるということです。
それはコミュニケーション力かもしれませんし、相手の痒いところに手を届かせるサービス精神かもしれませんし、漂うオーラかもしれませんが、なんらかの能力が組み合わさって、他よりもあなたを好きにさせているのです。
お客様はただ、良い商品にお金を支払うのではありません。話して、一緒に仕事をしたいと思う相手に発注します。異性にモテる力を「対お客様」に応用できれば、ビジネス上で成果が出ることは言うまでもありません。
「モテる」ことはビジネス上非常に重要な才能なのです。
その力を持っているかどうかを確認してみたいという気持ちもあるでしょう。
上手な返しができるかどうか
この質問に対しては、コミュニケーション力が見極められている場合もあります。
実は簡単なようで答えるのが難しい。
「モテる」ということは先述したように、非常に強いアピールになりますが、「モテます!」とはっきり断言するのも少し高慢です。
ただ、謙虚になりすぎるとアピールできませんし、その謙虚さが逆にいやらしく見えることもあります。
謙虚に見せながらも、それなりにモテることを、いやらしくなく伝える。
この絶妙なコントロールが求められます。
さて面接官の意図はお分りいただけたところで、この質問に対し、どう答えるのが正解なのかを解説していきます。
「あなたはモテますか」という質問対する答え方
答え方についてお伝えする前に、一旦重要なポイントをまとめておきます。
・アイスブレイクの意味合いもあり、合否の決定打にはなりにくい
・モテるということは重要なアピールになる
・すでに、魅力的な就活生だと思われている
・謙虚に見せながらも、それなりにモテることを、いやらしくならないように伝える
ここをしっかりと理解した上で答え方を考えていく必要があります。
まず、真剣な表情で答える必要はない質問です。
そして、もうすでに魅力的だと思われていますし、合否の決定打にはならないのでそこまで気を張る必要もありません。ただ、それでも「モテる」ということを伝えておきたいわけです。
なのでこのように答えるのが良いのではないでしょうか。
【例文】
(笑顔でそれなりに照れながら)
「え、あのーーーー、そうですね、それなりには・・・・!笑。」
(汗を拭く仕草)
すこし、はっきりしない優柔不断な感じにも見えますが、相手が仕掛けてきたドッキリに引っかかっている風に見せるのも一つのスキルです。
これを聞けば、多分モテてるんだろうな・・・という印象は残り、かつドッキリに引っかかったような可愛らしさもあります。
あるいは、こんな感じでもいいかもしれません。
【例文】
(笑顔でそれなりに照れながら)
「そうですね・・・全然モテないというわけではないとは思います。笑」
ポイントは必要以上にアピールしないことです。
すでに良い評価をもらっている上に、評価を欲しがり過ぎると逆にいやらしく映ってしまいかねません。
気を張りすぎず、その場の空気を楽しみながらリラックスして答えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「あなたはモテますか?」と聞いてくる面接官の意図とその答え方について解説をしてきました。
繰り返しになりますが、大事なポイントは、下記4つ。
・アイスブレイクの意味合いもあり、合否の決定打にはなりにくい
・モテるということは重要なアピールになる
・すでに、魅力的な就活生だと思われている
・謙虚に見せながらも、それなりにモテることを、いやらしくならないように伝える
軽い気持ちで答えていい質問である場合が多いのですが、真剣に考えれば意外と難しい質問ですから、気を張りすぎずにリラックスして答えるようにしましょう。
今回は以上です。