「いくら自己分析をやっても、なんだかしっくりこない」「考えれば考えるほど分からなくなってきた」などと、自己分析がうまくできなくて悩んでいませんか?
自己分析は、就活生が必ずといってもいいほどつまづくポイントです。
でもそれって当たり前のことかもしれません。自己分析はそもそも非常に難しいことなのです。
しかし自己分析なしで面接は乗り越えられません。就活のすべてのベースになる自己分析。自己PRの元になり、志望動機の元になり、そして会社を選ぶ軸にもなるわけですから、自己分析から逃げることはできません。
そこで今回は、自己分析で悩むすべての就活生のために、自己分析を難しいと感じる理由とその対策について就活のプロの視点から解説していきます!
当記事の目次
自己分析が難しい理由
自己分析が難しい理由は、主観による分析だからです。
ちょっとややこしい言い方かもしれませんが、自己分析というのは、自分の脳みそで自分の脳みそのことを考えているようなものです。極端な話、鏡なしの状態で自分はどんな見た目かを考えているようなものです。
ためしに改めて、自分で自分のいいところ、長所を考えてみましょう。するとどうでしょうか。
『自分はこういう人間であるはずだ。』『自分はこういう人間でありたい』っていう気持ちがノイズになりませんか?
自分のことは自分が一番知っている。
もちろんその通りかもしれません。
でも面接官はあくまでも他人です。
あなたたちがどんな人間でありたいと思っているか、なんてことは面接官からすると関係ないんです。
主観的な自己分析にこだわりすぎて、あなたが思っている自分と、客観的な印象がずれてしまうとこのようなことが起きます。
あなたは一生懸命、理想の自分を自己PRする
→でも他人の面接官はそんな気持ち知らない
→話を聞いていてあなたの自己PRとあなたの印象にどうもズレがある
→どうも自己PRを心から信用できない
こうなってしまうといくらすばらしい自己PRをしたところで、話に信憑性はなくなってしまいますから、良い印象の形成にはなりません。
客観的視点を持った面接官に、主観的に分析した話をしても、そもそもお互いの視点が違うので、見当違いな内容を話してしまっているケースが多いんです。
では、どうすればいいのか。もう勘の良い方はお気づきかもしれませんが、一つだけ方法があります。
自己分析をうまく行うためのたった一つの対策とは
先ほどご紹介した自己分析の弊害を攻略するための対策はいたってシンプル。
誰かにやって貰えばいいのです。すなわち、他己分析です。
そこで得られるのは、他人からの視点、つまり客観的視点からみたあなたの情報です。
あなたのお知り合いの方は、あなたが実際にした発言や、あなたの実際の話し方や、あなたが実際にとった行動や、あなたがかもしだしている雰囲気など、外から見えるあなたしか知りません。
あなたがどんな人間でありたいと思っていたとしても、それが知り合いの方の目の前でアウトプットされていない限り、その気持ちは届いていないのです。
そんな他人から情報収集した、客観的事実に基づく他己分析の内容は、面接官と同じ視点からの情報です。
就活ではこれを理解し、面接官への印象をコントロールすることが大事なのです。
では誰にお願いすれば良いのか。
おすすめは、友人だけでなく、無料で面談できる就活エージェントの両方にお願いすることです。友人だけだとあなたに気を使って言えないことがあるからです。
無料で他己分析をお願いできる就職エージェントとは
あなたの就活をプロが無料でフォローしてくれるサービスがあります。就職エージェントと呼ばれるサービスです。
・客観的視点からあなたのよいところを見つけてくれる
・あなたに合っている会社を教えてくれる
・あなたの就活の相談に都度乗ってくれる
このようなサービスを、完全に無料で受けることができます。なぜ無料なのかというと、企業からお金をもらって運営しているからです。
いくら相談しても一銭もかかりません。
サービスは色々とありますが、おすすめは、ハタラクティブでもおなじみのレバレジーズのキャリアチケットです。友人では指摘してくれない部分や、面接官の本音を知るプロとしての視点からのアドバイスをもらえるため、自己分析がはかどり、迷いなく自己PRができるようになりますよ。
自己分析+他己分析のダブルが理想です
今回は、自己分析が難しい理由や対策について解説してきました。
主観による自己分析ばかりやっていると、他人からどう見られているか、盲目になってしまいます。しかし、面接官は、あくまでも他人です。
だから自己分析だけでなく、友人などと他己分析をしましょう。そうすることで、面接官を含む他人からあなたがどう見えているかを理解することができるでしょう。
その情報はあなたの自己分析のヒントになるはずです。また、きっと友達と一緒にやったほうが、就活も楽しいと思いますよ。
ぜひ自己分析でつまづいている方は、試してみてください!
ただ、誤解しないでいただきたいのですが、自己分析の重要性を否定するものではありません。自己分析も大事です。
面接官としては、主観的にあなたはどうなりたいと考えているのか、どうありたいと考えているのか、などの情報もあなたを採用する上でとても重要な情報となってきます。
このようなことは、主観的にしか話せないことなのです。
ですから、自己分析もするし、他己分析もする。この両者のバランスをとることが大事ですよ。