「白紙やフリースペースを自由に使って、自己PRしてください。」というお題に対し、何を書いていいか迷っていませんか?
自由に表現してくださいと言われても、何を書いていいかわからなくなりますよね。字だけで自己PRする方が、文字だけという制約がある分、ある意味簡単です。
ましてや、この一枚が人生を決めるかもしれない・・・なんて思うとなかなか筆が進みませんよね。
さて、今回はそんな悩める就活生に向けて、白紙のフリースペースを使う自由形式の自己PRを魅力的に作る方法を解説していきます。
今は「何を書いていいかわからない!」と頭が混乱しているかもしれませんが、大前提として、自己PRの目的に沿って考えれば、非常にすっきり頭が整理され、白紙の上に書くことが明確になるはずです。
当記事の目次
【大前提】自己PRの目的とは
そもそも、自己PRとは何のために行うのでしょうか。
自分の能力をひけらかし、すごさをアピールするためでしょうか?
自分の人柄を説明するためでしょうか?
ここまでだと、50点です。
そもそも企業はなぜ自己PRを求めるのかというと、「企業で活躍できる人材か見極めたいから」ですよね。
ということは、自己PRの目的は、「自分は御社に貢献できる人材ですよ」とアピールすることなのです。
ですから、フリースペースだろうが、白紙だろうが、プレゼンだろうが、自己PRの目的は同じ。
自分を採用することで、企業が得るメリットを伝えることが何よりも重要です。
たまに、白紙の自己PRではユーモア溢れる内容を書くことにばかり意識が向いてしまう方もいらっしゃいますが、自己PRの目的は相手を笑かすことではなく、自分が面白い人間だというアピールをすることでもありません。
ですから、自由形式とはいえ、自己PRが面白い必要はありません。
さて、自己PRの目的を振り返ったところで、今度は、なぜ企業は自己PRを自由形式で「白紙」に書けといってくるのか、「白紙のお題」に込められた意味を解説します。
「白紙に自己PRしなさい」に込められた意味
ただ自己PRをしなさいというだけでなく、「白紙に」自己PRしなさいというからには、そこには意味があります。
でなければ、文章のみで十分なはずですよね。
ではなぜ白紙なのか。
それは、「文章だけの自己PRよりも、伝えたいことがより強く伝わるようにデザインしなさい」ということなのでしょう。
というと、デザインなんてできないよ〜とほとんどの方が思ったのではないでしょうか。
でも大丈夫です。
デザイナーの試験であれば重要視されるかもしれませんが、そうでない限りは、「デザインを企画し、表現を工夫する」することが求められていると考えられるので、デザインの技術力は求められていません。
ですから安心してください。
また、ここでいうデザインとは絵をかいたり、色を塗ったりということだけではありません。
文字の配置を工夫することや、太字や大きい字を使う、字の色を変えるなど文字を強調するだけでもデザインに含みます。
では、どのようにデザインを決めていくと良いのでしょうか。
白紙の上に魅力的な自己PRに仕上げる2つのプロセス
白紙が与えられると、どうしても絵を先に書こうとしてしまいますが、大事なのは企画です。もう一度ここで大事なことを振り返っておきましょう。
自己PRの目的は、自分は御社に貢献できる人材ですよと、企業側のメリットをアピールすること
白紙に込められた意味は、文章だけの自己PRよりも、伝えたいことがより強く伝わるようにデザインしなさいということ
この大事なポイントをブラさずに、白紙に自己PRをデザインをしていくことがまず重要です。
その上で大事なのは、ノープランでいきなり絵を描くのではなく、まず自己PRを文章でつくることです。
まず「自分は御社に貢献できる人材だ」という文章をまずは作り、そのメッセージをより効率よく伝えるためにデザインを企画するという順番を意識しましょう。
【自己PRを考えるプロセス】
1:まず文章で自己PRを作る
2:より効果的に伝わるようにデザインに落とす
さぁでは作っていきましょう。
プロセス1:自己PRを文章で作る
まずは自己PRを文章で作っていきます。面接官の求める自己PRを作るためには、正しい型に沿って自己PRを作ることがオススメです。
正しい型での自己PRは3つのステップで作ります。
1:結論
2:強みが活かされた経験
3:強みを会社でどう活かすか
下記記事で、自己PRの詳しい作り方を例文付きで解説しているので、自己PR文がまだできていない型は是非ご一読頂きながら自己PRを作っていってください。
さて、上記のように自己PRには、重要なパーツが3つあります。
それは、何が強みだという結論と、その信ぴょう性を高めるエピソードと、会社にどう生かせるのかという本題。
この3つが定まったら、デザインに落としていきます。
プロセス2:自己PRをデザインに落とす
デザインの構成要素
デザインの構成要素は、以下の3つです。
何が強みだという結論
その信ぴょう性を高めるエピソード
会社にどう生かせるのか
この3つをデザインに落としていくという作業になります。主題は、あくまでも「会社にどう生かせるのかという企業側へのメリット」であることを忘れてはなりません。
デザインの手法
ではその構成要素をどのようにしてデザインするかというところからは、自由です。
ポイントは、文章で書くよりも分かりにくくなってしまっては意味がありませんから、文章で自己PRを書くよりも「より効果的に相手に自分の強みや採用するメリットが伝わるようにデザインする」という意図を持ってデザインを企画しましょう。
なお、先述したように、ここでいうデザインとは絵を描たり、色を塗ったりということだけではありません。文字だけでも配置を工夫すればそれはデザインということになります。また、太字や大きい字を使うなどというだけでもそれはデザインです。
下記のようなデザイン案が考えられます。
【デザイン手法の例】
文字だけで表現していたものを図解する
絵を描いて状況がわかりやすくする
文章だけでも、強調したいところを大きく太い字で書く
エピソードのところに写真を貼ってより信ぴょう性が高める
会社で活躍している様子を絵で表現して、文字だけ読むよりも理解しやすくする
「強み」「エピソード」「会社で活躍する様子」「よろしくお願いします」という四コマ漫画をかく
・・・など
とにかく、どんなデザインをするにせよ、「より効果的に相手に自分の強みや採用するメリットが伝わるようにデザインする」という意図が重要です。
その意図があれば表現の方法なんて自由なのです。世の中の広告とか、CMとかからヒントを得てもいいかもしれませんね。
自己PRのデザインができたらチェックするべきポイント
デザインの手法はいろいろあれど、白紙の上に自己PRがかけたら、提出前に2つのポイントをチェックしましょう。
【自己PRの目的】相手に自分を採用するメリットが伝わる内容になっているか。
【デザインの目的】伝えたいメッセージはデザインをすることでより明確になっているか。
この2つの目的をクリアしていればオッケーです。
くどいようですが、面白さは必要ありませんし、奇抜さも必要ありません。
自己PRの目的と、デザインの目的をブラさないように描いていけば、おのずと、あなたオリジナルで、かつロジックのある良い自己PRが完成するはずです。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。全部登録してもメリットはありますし、まずは一つからでも大丈夫です。
・dodaキャンパス→35万人以上が登録する日本最大級のスカウトサイト。運営企業は大手企業のベネッセなので安心です。JTBやmixiなど大手有名企業も参画しています。無料の適性診断ツールも利用できるので、自己PR作成に役立ちます。
・OfferBox→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+を利用できます。アクティブユーザー数が多く、企業のスカウトに対するモチベーションも高いです。
・キミスカ→変り種ですが、有名です。他社の選考状況を登録することで、スカウトをもらえるという少し変わったサービス。有名企業の選考を進んでいる方にオススメです。
なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。