新卒紹介って無料で就職サポートしてくれたり、企業紹介してくれるみたいだけど、なんか怪しい。裏事情が知りたい。
当記事では上記のような疑問を解消することができます。
どうも!就活アドバイザーの就活ペンギンです。
- 企業の新卒採用支援に携わって10年
- 人事や経営者が何を考えているか熟知
- 就職エージェントサービスの責任者を経験
新卒紹介サービスは評判がピンキリです。
カウンセラーとの相性が悪かったり、紹介された企業の質が低かったりと、あまり良い結果を得られないというケースもあります。
ただ一方で、新卒紹介サービスをうまく活用すれば、就活力を飛躍的に高めたり、自分では探せなかった優良な企業を紹介されたり、一旦内定を獲得して安心できたりと、メリットを享受できる場合が多いのも事実。
というわけで、当記事では人材業界10年以上身を置くボクが、新卒紹介の裏事情を告白しつつ、闇深いサービスを見極め、うまく優良な新卒紹介サービスを活用する方法を紹介します。
まず、新卒紹介の裏事情を知るためには、ビジネスモデルを知る必要があります。まずはそこから解説を始めます。
ちなみに裏事情関わらず、信頼できる新卒紹介はこちら!
- キャリアチケット|学生満足度No1→自己PRの添削や面接対策などの質も高く、毎年多くの就活生を内定に導く人気No1のエージェント。全国に拠点があって使いやすいです。(詳細レビューはこちら)
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当記事の目次
新卒紹介ってどんなビジネスモデルなの?【無料でできる秘密】
新卒紹介のビジネスモデルは、一言で言えば
「内定承諾者一人につき●●万円もらう成功報酬」
です。
もう少し詳しく見ていきましょう。
1:成功報酬型のビジネスモデル
新卒紹介は基本的に「採用活動を行う企業」がお金を支払うことで運営されています。
企業は新卒紹介のサービスへの申し込みや利用は無料で、内定承諾が出たら、その段階で初めて報酬が発生するというビジネスモデルで運営されていることがほとんど。
一方でリクナビやマイナビなどに掲載すると、採用人数に関わらず掲載費がかかりますので、企業からすれば新卒紹介を利用することでリスクを抑えつつ、成果のみにコストを支払う形で採用活動ができます。
理解を深めるために、サービス利用企業側の視点と、新卒紹介サービスを運営している会社側の視点で考えると以下のようになります。
(サービスを利用する企業の視点)
サービス申し込み時は無料。新卒紹介サービスを経由して紹介された就活生に内定を出し、就活生が内定承諾をしたら、1人あたり●●万円を新卒紹介サービスの運営会社に支払う。
(新卒紹介サービス運営会社の視点)
就活生をカウンセリングし、企業に送り込み、内定を獲得した上で、就活生がその内定を承諾をすれば、その企業から●●万円もらえる。
2:費用はほとんどの場合「定額」
社会人経験者が利用する転職エージェントの場合は、内定が決まった企業の年収の3分の1を成功報酬とするなど、年収と連動するケースが多いですが、就活生向けのサービスの場合は定額であることがほとんど。
たまに、理系・高学歴者などの金額が高く設定されていることもありますが、定額の場合が多いです。
3:内定辞退が起きたら返金のケースが多い
内定承諾をした段階で報酬が発生しても、結局入社に至らないというケースもしばしばあります。
その場合、支払った報酬分が「返金される」というルールが敷かれていることが多いです。
この3つの条件が裏事情を引き起こします
ここで紹介した「成功報酬であること」と「定額であること」と「内定辞退が起きたら返金」という3つの要素が絡むことで、就活生の前ではなかなかはっきりいえばい裏事情が発生するのです。
では、その具体的な裏事情について解説しますね。
新卒紹介の裏事情7選【疑問を解消】
よく就活生の間で話題になる裏事情を集めて解説していきます。
- 就活生が無料でサービスを利用できる理由
- 自社に抱えている企業以外は紹介されない
- 合格しやすい企業も紹介されることがある
- 人によってサポートの手厚さが変わることがある
- 内定が出たら承諾を迫られることがある
- 内定辞退されたらダメージがでかい
- カウンセラーの性格や質による部分が大きい
それでは一つずつ見ていきましょう!
裏事情1:就活生が無料でサービスを利用できる理由
上記のビジネスモデルを理解すると、就活生が無料でサービスを利用できる理由がはっきりします。
つまり「企業からお金をもらっているから」ということです。
ちなみに法律でも「就職を斡旋する際にお金を取ってはいけない」というルールがあるので、無料で利用できることに警戒する必要は特にありませんよ。
裏事情2:自社に抱えている企業以外は紹介されない
新卒紹介のサービスを利用すると、そのサービス運営企業が抱え込んでいる企業しか紹介されません。
抱え込んでいない企業に送り込んでも、一切報酬が発生しないからです。
規模の大きい有名な新卒紹介サービスを利用すれば、紹介される企業の幅は広くなりますし、マイナーなサービスを利用すれば、紹介される企業は限定的になってしまいます。
ですから、とりあえず新卒紹介サービス経由で内定を獲得して、就活の型をマスターしてから、自分が受けたい企業を受けるという就活生もいます。
裏事情3:合格しやすい企業も紹介されることがある
「内定承諾が決まれば、成功報酬で売上が上がる」と「どの企業に紹介をしても定額であること」
この二つの特徴があるため、新卒紹介のカウンセラーからすれば、「本人が希望する企業」に合わせて、「安全に合格できる企業」も紹介したくなることはわかりますよね?
なので言われるがままに紹介を受けていると、不本意な企業が紹介される可能性もあるので、しっかりと自分の意思を持っておく必要があります。
もちろん優良な新卒紹介サービスであれば、そもそも待遇が低いブラック企業は紹介しない方針があるケースが多いので安全ですが、中にはブラック企業ばかり紹介されたという新卒紹介サービスがあるのも事実です。
裏事情4:就活生によってサポートの手厚さが変わることがある
新卒紹介サービスのカウンセラーからすれば、「内定承諾が決まれば、成功報酬で売上が上がる」わけですから、「内定が決まりやすい就活生」に対して手厚くサービスをしたくなるのは自然です。
そのため新卒紹介サービスによっては、明らかに差別されるケースもあるでしょう。
しかし当然そのようなことをすると、新卒紹介サービスの評判は悪くなり、自社のブランドを毀損する可能性もあります。
ですから、優良な新卒紹介サービスの場合は、そのようなことが起こらないようなルール・マニュアルなど環境が整備されています。
裏事情5:内定が出たら承諾を迫られることがある
新卒紹介サービスのカウンセラーからすれば、「内定承諾が決まれば、成功報酬で売上が上がる」わけですから、もしあなたに内定が出たら「めちゃくちゃ承諾してほしい」って考えています。
それがカウンセラーによっては顔や発言に出てしまう場合もあるでしょう。
しかし先程の話と同じで、そのようなことをすると、新卒紹介サービスの評判は悪くなり、自社のブランドを毀損する可能性もあります。
ですから、優良な新卒紹介サービスの場合は、そのようなことが起こらないようなルール・マニュアルなど環境が整備されています。
裏事情6:内定辞退されたらダメージがでかい
新卒紹介経由で内定が決まり、その場では就活生が内定承諾をしても、結局入社に至らないというケースがしばしばあります。
このような場合は、一度発生した報酬はキャンセルとなり、返金が行われます。新卒紹介サービス側からすると、非常に痛い話です。
なので、内定辞退したい旨を伝えられたカウンセラーが感情的になってしまうケースもあるかもしれません。
とはいえ、ほとんどの新卒紹介サービスのカウンセラーは、このようなことは織り込み済みです。また、本来新卒紹介サービス側は「内定辞退を止める権利」を持たないので、あなた自身はそこまで気にせずでオッケー。
ただし、それなりにお世話になったはずなので、辞退の際はマナーは守って、無断ではなくきっちりと辞退の旨とお礼などを伝えるようにしましょう。
裏事情7:カウンセラーの性格や質による部分が大きい
新卒紹介サービスは、就活生に担当のカウンセラーがついて、面談を行うことで企業の面接対策や、企業紹介が行われます。
ですから、当然カウンセラーによってサービスの内容が異なります。
優良な新卒紹介サービスの場合は、カウンセラーの教育に力を入れたり、対応マニュアルなが整備されていたりするので安心ですが、属人性の高いサービスが存在するのも事実です。
リスクを避けて新卒紹介サービスの上手な使い方
ここではリスクを避けて新卒紹介サービスを使うためのポイントを解説します。
- 知名度の高いサービスを使う
- 複数の就職エージェントを併用しておく
- キャリアカウンセラーにやる気を示す
- 就活の軸を明確にして紹介企業のオーダーを出す
- 内定が出たらその場で決めずに一度冷静に考える
ポイント1:知名度の高いサービスを使う
まず新卒紹介サービスを活用するときは、知名度の高いサービスを選びましょう。
もちろんサービスのクオリティと知名度が完全に比例するわけではないですが、知名度があるサービスは、ある程度広告費をかけられるほどに利益が上がっている証拠です。
利益が上がっているサービスであれば、ある程度の運営体制が整っている可能性が高く、クオリティもブレにくいと考えられます。
ポイント2:複数の新卒紹介を併用しておく
利用する新卒紹介サービスが一つに偏ってしまうと、アドバイスを受けるキャリアカウンセラーも偏ってしまいます。
キャリアカウンセラーによって、あなたの強みの捉え方や、就活への活かし方などに関するアドバイスは異なります。
新卒紹介以外のところでスムーズに内定を取るためにも、できれば複数利用して、幅広い視点を知っておくと良いでしょう。
また、複数利用していると、たまたま自分にマッチしないカウンセラーに担当されてしまったり、少しカウンセラーの言動に違和感を感じた時の相談先もできます。
ポイント3:キャリアカウンセラーにやる気を示す
新卒サービスのビジネスモデルは、就活生に内定を取らせて初めて売上が上がるモデルです。
なので、キャリアカウンセラーは「やる気が感じられない受け身な態度の就活生」より、「頑張って内定取ってくれそうな積極性のある就活生」に力を注ごうとします。
力を注ぐというのは具体的にいうと例えば、とても細やかなアドバイスをしてくれたり、良い企業を紹介してくれたり、相手企業に推薦してくれたりなどします。
キャリアカウンセラーのやる気を引き出すためにあなたができることは「あなたのやる気を示す」ことです。
言葉として「内定が絶対取りたい」などと伝えたり、カウンセラーからの連絡に即返信したり、アドバイス通りに就活の準備をしたりなど、相手が応援したいと思えるような態度で臨みましょう。
ポイント4:就活の軸を明確にして紹介企業のオーダーを出す
自分が行きたいと思えるような企業を紹介してもらうためには、あなたの就活の軸を明確にしてカウンセラーに「こんな企業を紹介してほしい」とオーダーを出すことです。
逆に就活の軸を全く自分から示さなければ、紹介される企業は「内定が決まりやすい会社」=「不人気で採用ハードルが低い会社」となってしまう可能性が高まります。
新卒紹介サービスを利用する前に、自分が会社に求める条件は洗い出しておきましょう。
ポイント5:内定が出たらその場で決めずに一度冷静に考える
内定が出たら、よっぽど行きたいと思えるような会社でない限りは、その場では返事をしない方が賢明です。
内定を出した企業側も、新卒紹介のサービス側も、「内定を承諾して欲しい」と考えており、その場で承諾を迫ってくるケースがあるからです。
保留という考え方もありますので、一度その場を離れて冷静になり、考えるようにしましょう。
裏事情に関わらず信頼できる新卒紹介サービス3選
裏事情があるにも関わらず信頼できる新卒紹介サービス(就職エージェント)を紹介します!
- キャリアチケット|学生満足度No1→自己PRの添削や面接対策などの質も高く、毎年多くの就活生を内定に導く人気No1のエージェント。全国に拠点があって使いやすいです。(詳細レビューはこちら)
※IT就活なら同系列のレバテックルーキーがおすすめ。 - ジョブスプリング|マッチング重視→面談で一人一人の個性に合わせて活躍できる企業を厳選して紹介されることで、3年以内の離職率が驚異的に低いのも特徴です。(評判・口コミはこちら)
- キャリアスタート|学歴不問・個性重視→学歴不問で、個性や人柄重視の企業を集めている就職エージェントです。内定スピードも最短2週間。大手実績もあります。(詳細レビューはこちら)
キャリアチケット
運営会社:株式会社レバレジーズ
満足度ナンバーワンのエージェント
就活生の満足度No1の実績を持つ定番中の定番の就職エージェントです。企業の質が高く、カウンセリングの質も高いので、最短2週間で内定が出ます。
拠点 | 全国 |
面談可能エリア | 全国※オンライン可 |
カウンセリングの質 | |
企業の紹介量 | |
企業の質 | |
内定までのスピード | |
就活生からの人気度 |
こんな就活生におすすめ!
- まず1社内定を取って安心したい
- 企業の質にも量にもこだわりたい
- 安心のエージェントで丁寧にサポートしてほしい
JobSpring(ジョブスプリング)
運営会社:株式会社HRクラウド
入社後定着率にこだわったマッチング重視
丁寧なカウンセリングにより、高いマッチング率を実現。紹介されるのは3〜4社程度。最短1週間で内定が出ることも。内定が出やすいだけでなく入社後の定着率の高さも特徴です。
拠点 | 関東 |
面談可能エリア | 全国※オンライン可 |
カウンセリングの質 | |
企業の紹介量 | |
企業の質 | |
内定までのスピード | |
就活生からの人気度 |
こんな就活生におすすめ!
- 自分とマッチ度の高い企業と出会いたい
- 丁寧で熱心なカウンセリングを受けたい
- 人事視点を知りたい
キャリアスタート
運営会社:キャリアスタート株式会社
学歴不問が強みの就職エージェント
学歴不問で、人柄重視の採用を行う企業と出会える就職エージェントです。丁寧なカウンセリングにより高いマッチング率を実現し、内定までのスピードも速いのが特徴です。人気の大手企業の実績もあります。
拠点 | 関東 |
面談可能エリア | 全国※オンライン可 |
カウンセリングの質 | |
企業の紹介量 | |
企業の質 | |
内定までのスピード | |
就活生からの人気度 |
こんな就活生におすすめ!
- 学歴に自信がない
- 人柄で勝負したい
- 関東のホワイト企業に就職したい方
この3つの新卒紹介サービス(就職エージェント)に関してより詳しく知りたい方は以下をどうぞ。
悪徳な新卒紹介サービスの見極め方
ではここで、悪徳な新卒紹介サービスの見極め方について紹介します。以下に当てはまったのであれば、少し警戒した方が良いでしょう。
- 紹介企業をフィルタリングしていない
- カウンセラーの意見をやたら押し付けてくる
- 内定承諾を強めに迫ってくる
紹介企業をフィルタリングしていない
優良な新卒紹介サービスは、就活生に紹介する企業を事前に独自の基準で厳選することで、紹介企業の質を担保しています。
例えば「不人気業界」を排除していたり、「ある一定以上の福利厚生」を満たさなければ排除していたりなどです。
グレーゾーンの新卒紹介サービスはこのような選別基準を持っていないケースが多いです。
カウンセラーの意見をやたら押し付けてくる
カウンセラーが意見を執拗に押し付けてくる新卒紹介サービスも注意が必要です。
本来カウンセリングは、「相手から考えや意見を引き出すコーチング」が基本で、あなたの意見が最優先です。
「こういう企業に行くべき」「こういう風に言わないと合格できない」「内定承諾するべき」などあなたの意に反して意見を押し付けてくる新卒紹介は警戒した方が良いでしょう。
内定承諾を強めに迫ってくる
内定が出たのちに、内定承諾を迫ってくるケースはかなり警戒した方が良いでしょう。
「今内定承諾しないと後悔するよ」「他の企業に合格できるとは思えない」など、内定承諾をせざるを得ない心理状況に誘導される発言には注意。
新卒紹介サービスは内定承諾が出ることで売上が上がるので、「内定承諾の強要をしてくるカウンセラー」は、就活生をお金に見ている可能性が高いです。
優良な新卒紹介サービスであれば、短期的な売上よりも就活生の満足度を大切にするために、その辺りはマニュアルで統制されているケースが多いのです。
まとめ
今回は、新卒紹介サービスの裏事情について以下を解説をしてきました。
- 就活生が無料でサービスを利用できる理由
- 自社に抱えている企業以外は紹介されない
- 合格しやすい企業も紹介されることがある
- 人によってサポートの手厚さが変わることがある
- 内定が出たら承諾を迫られることがある
- 内定辞退されたらダメージがでかい
- カウンセラーの性格や質による部分が大きい
新卒紹介は無料で就活のプロを味方につけることができる強力なサービスですが、就活を本当の意味で成功させるには悪徳なサービスを見極めることが重要です。
サービス利用の際は以下のポイントに気をつけましょう。
- 知名度の高いサービスを使う
- 複数の就職エージェントを併用しておく
- キャリアカウンセラーにやる気を示す
- 就活の軸を明確にして紹介企業のオーダーを出す
- 内定が出たらその場で決めずに一度冷静に考える
おすすめは以下の新卒紹介サービス(就職エージェント)です。
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うまく活用して、満足する就活ライフを送ってくださいね!