自己PRの書き方・例文

「自己紹介」と「自己PR」の違いとそれぞれのポイントを徹底解説!

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「自己紹介と自己PR、いったい何が違うんだろう」っていう疑問をお持ちの方も多いと思います。

結論からいうと、自己紹介と自己PRでは、面接官の意図が全然違いますすると当然、話すべき内容も違いますので、もし混同していると、見当違いの話をしている可能性がありますから注意が必要です。

今回は両者の違いについて、解説します。まずは面接者の意図を理解しましょう。

当記事の目次

面接官の視点から考える自己紹介と自己PRの違い

面接官の視点から考える自己紹介と自己PRの違い

自己紹介と自己PRでは面接官が求めているものや意図が明確に異なります。

自己紹介について面接官が求めているのは、あなたのパーソナリティー、つまりどんな人間なのかを教えてくださいということです。

それに対し、自己PRで面接官が求めているのは、あなたの強みです。あなたはどんな強みを持っていて、うちの会社でどういう活躍ができるのですか?という意図で自己PRを求められるのです。

面接官の意図を汲めていない駄目な例

面接官の意図を汲めていない駄目な例

自己紹介と自己PRに面接官が求めているものの違いを理解していなければ、的外れな話になり、マイナスな印象になりかねません。

例えば、「自己紹介をお願いします!」と言われたときに、このように話したらどうでしょうか。

〇〇大学●●学部に所属しております、〇〇太郎と申します。

私の強みは、目標達成力です。その強みが活かされたのは、私が〇〇大学に合格するための受験勉強の時です。私は1度目大学受験に失敗し、浪人しているのですが、当時数学が得意で、英語国語が苦手でした。私は●●大学に合格するためには、英語と国語の点数を上げる事が必須でした。

そこで私は・・・・(とエピソードが続く)

これでは強みにフォーカスを当てすぎです。話は長くなり、面接官からすると、そこまでは聞いていないんだけどな・・・・となり、空回りしてしまいます。

では自己紹介と自己PRではそれぞれどのような話をすればいいのでしょうか。

面接官の意図に沿った「自己紹介」の方法

面接官の意図に沿った自己紹介の方法

まず自己紹介といわれれば、時間を指定されない限りは30秒~1分程度を前提としていると考えてください。

そして面接官が知りたいのは、あくまでも「あなたはどんな人間なのですか?」ということです。

だからそれに答えるように話すことになります。話すとすれば、あくまでも一例ですが、以下のような感じでしょう。

  1. 大学学部
  2. 名前
  3. よく時間を費やしていること(趣味や所属しているサークルなど)
  4. 私は一言でいうとこんな人間(自分の強みを絡めてもよし)
  5. 今日の意気込み

文章にすると下記のようになります。

【例文】

はじめまして。●●大学〇〇学部からきました、〇〇太郎と申します。<大学学部と名前>

私はテニスが好きで、小学校から始めたのですが、今も大学のテニス部に所属しています。大学生活も授業の時間以外はテニスとアルバイトしかしていないような生活を送っていました。<よく時間を費やしている事>

私の性格は、とても負けず嫌いです。試合とか競争に勝つのが好きで、負けるのがすごく嫌いなので、特にテニスの試合でも負けた後の練習量はだれにも負けません。普段から練習しろって感じではありますけど(笑)<私は一言でいうとこんな人間>

今日は、リラックスして、自分の良さがでるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。<今日の意気込み>

ご覧いただいたように、強みについては一言で話し、全体的には自分のパーソナリティーを簡単に伝えるような内容になっているかと思います。

さて、ここでのポイントをまとめます。

自己紹介のポイント1:話は2~3つ程度に絞る。

自己紹介のポイント1:話は2~3つ程度に絞る。

どうしても、自分を知ってもらおうと、いろいろと話したくなるものなのですが、いろいろ話しすぎても面接官には伝わりません。

頭ぱんぱんになっちゃいますから。

しっかり面接官の印象に残すには、話を絞ってあげることが重要です。トピックは名前とかを除いて、2~3個に絞ってあげるといいでしょう。

さっきの例でいうと、「テニスが趣味」、「負けず嫌いな性格」、「意気込み」の3つに絞っています。

自己紹介のポイント2:深く話さず、端的に。

自己紹介のポイント2:深く話さず、端的に。

話を絞るとはいえ、何かの話を深く話すわけではなく、自分がどんな人間なのかが端的に伝わるように構成を作ることをおすすめします。

特にグループ面接の場合、あなたの自己紹介が長すぎるとほかの人がずっと待たなければなりません

通常、自己紹介で求められているのは、30秒~1分以内ですから、それを超えると、「話長いな・・・」というマイナスな印象になってしまう可能性もあります。

自己紹介のポイント3:興味喚起を行う。

自己紹介のポイント3:興味喚起を行う。

自己紹介については事前に準備ができますから、ちゃんと面接官に「気になる!」「もっと話を聞きたい!」と思ってもらうように工夫しておきましょう。

例えば、「私は一言でいうとこんな人間です。」と伝える際に、キャッチコピーを準備したりするのも一つの手です。以下を見てみてください。

A:私は一言でいうと真面目な人間です。

B:私は一言でいうと、働きアリを凌駕する真面目さをもつ人間です。

どちらが続きの話を聞いてみたいと思いましたか?おそらくBの方ではないでしょうか。

このように言葉の工夫をするだけで、興味喚起を強めることができます。ここは事前に準備できる部分ですから、できるだけのことはやっておきましょう。

キャッチコピーの作り方については下記に記事がまとまっていますので、ご興味あればぜひご覧ください。

【就活】キャッチコピーの作り方講座【例文付き/自己PRやESを強化】 自己PRやESなど、就活でより企業へのアピールを強めるためにキャッチコピーをうまく活用したい。 でも作り方と活用方法がよくわからない...

【参考】笑いをとれればベスト

【参考】笑いをとれればベスト

面接というのは緊張するものですが、面接の最初に自己紹介で笑いがとれれば多少その緊張も和らぎます。

面接官に対する印象をよくするためではなく、自分が波に乗って力を発揮するために笑いを意識することは有効でしょう。

しかし、無理に笑いを狙うことはありません苦手という方もいるでしょうし、笑いをとったから面接に合格するなんてことはありません。

ただ、笑いをとると緊張が和らぐということは頭に入れておいてください。

面接官の意図に沿った「自己PR」の方法

面接官の意図に沿った「自己PR」の方法

自己PRは言葉の通り、自分のプロモーション(広告)です。つまりあなたが話すべき内容は、「私はこんな強みを持っていて、御社で活躍できますよ」という内容です。

となると、あなたの趣味の話や、今日の意気込みなんて必要ありません。

面接官からは「お!こいつはうちの会社で活躍できそうだ」と期待されるように、あなたの強みにフォーカスを当て、深ぼりし、話に説得力を持たせましょう。

自己PRのノウハウやポイントは下記に記事を用意していますので、そちらをご覧くださいませ。

自己PRとは?面接が重視する項目と自己PR文の作り方【例文付き】当記事では、就活のプロアドバイザーが自己PRで企業が重視することや、企業ウケの良い自己PRの作り方を例文通じて解説しています。...

まとめ

今回は、自己紹介と自己PRの違いとそれぞれのポイントについて解説しました。

自己紹介

面接官が知りたいこと=あなたの人柄

話すべきこと=あなたの人柄がわかる内容を端的に。

自己PR

面接官が知りたいこと=あなたが会社で活躍できるかどうか

話すべきこと=あなたの強みにフォーカスを当てて深堀して話す。

両者の違いをしっかりと理解して、面接官が求めている話を的確にできるようになりましょう。

今回は以上です。