面接で『あなたの短所を教えてください』と面接官に聞かれて、どう答えていいかわからない。
上手い答え方があれば知りたい。できれば例文も見たい。
当記事では上記の悩みに答えます。
この話題について、先日下記のようなツイートをしましたが、今回はこの深掘りです。
短所を聞かれた時の答え方
✅志望している職種において、致命的になる短所は避けて答える。
✅結論から答える。
✅最後はプラスの話で締める。
面接官の意図としては、自己分析できてるかのチェックと致命的な欠点のチェックです。
答えにくい質問だけど、うまく答えればポイント稼ぎやすいです。
— 就活ペンギン@消耗しない就活を (@shukatsu_blog) October 4, 2019
単純に自分の短所を答えたら「自分がダメだ」というアピールになってしまいますし、だからといって質問されたからには答えないわけにもいきません。
そこで今回は、短所を聞いてくる面接官の意図を踏まえた上で、うまく答えるにはどうしたらいいか、例文付きで解説していきたいと思います。
まずはこの質問の意図を捉えることが大事です。
当記事の目次
短所を聞いてくる面接官の3つの意図
短所を聞いてくる面接官には、3つの意図があります。
- 自己分析ができているかどうかのチェック
- 仕事を行う上で、致命的な弱みを持っていないかのチェック
- 機転を利かせた答え方ができるかどうかのチェック
以下説明しますね。
1:自己分析ができているかどうかのチェック
「就活生としてやるべきこと(自己分析)をやって、自分の弱みを認識できているのか」を試すという意図があります。
就活が始まっているのにもかかわらず、自己分析すらできていない状態では準備不足。
「きっと会社に入って仕事が始まっても、同じようなスタンスなのだろうな」と思われてしまいますね。
2:仕事を行う上で、致命的な弱みを持っていないかのチェック
どんな人でも弱み・短所はあります。そんなことは面接官もわかってます。
ただ、仕事において致命的になる短所もあるのです。
例えば、
営業職であれば、人見知りやコミュニケーションが苦手なら、致命的です。
事務職だと細かい作業が苦手なら致命的。
マーケティング職だと数字に弱ければ致命的です。
致命的な短所を持っていれば、戦力化するまでにどうしても時間がかかります。
ですから、面接官からすると、面接の段階で致命的な短所があるかないかをチェックしておく必要があるのです。
3:機転を利かせた答え方ができるかどうかのチェック
自分の強みや長所をアピールしたい面接の場で、弱点を話すというのは、ピンチな状況ですよね。
当然、馬鹿正直に弱みをストレートに答えていたら、ただマイナスな印象になってしまうだけ。
この質問でアピールするには、機転を利かしてプラスの話に転換したり、短所の話ですらうまくアピールの材料に使うという高度なコミュニケーションスキルが求められます。
例えば、以下の通り。
『自分の弱みは現時点ではこれ。しかし、乗り越えたいから、今改善している。』
『自分の弱みはこれだけども、これは強みともとらえることができる。こういう力はきっと御社でいかせるはずだ』
みたいな話ができると、かなり印象は変わるはずです。
以下ツイートでもつぶやいています。
面接で、「あなたの短所は?」などと聞かれた時、そのままネガティブな答えを返すのはもったいないですね。
✅答えた上で改善計画を話す。
✅短所とも長所とも言えるという話をする。
など、うまく最後の締め方は工夫したほうがいいですね。
話の最後が一番印象に残りやすいですから(汗)
— 就活ペンギン@消耗しない就活を (@shukatsu_blog) October 4, 2019
面接で「あなたの短所は何ですか?」と聞かれた時の答え方【例文付き】
質問の裏に隠された面接官の意図を踏まえた上で、短所を聞かれた時の答え方を解説していきます。
ポイントは3つです。
- まずは素直に結論から答える
- 致命的になる短所は避けて答える
- 最後はプラスの話で終える
以下で詳しく説明しますね。
1:まずは素直に結論から答える
まずは結論から素直に答えること。
弱みや短所を聞かれても、すぐに答えられるように、自己分析や準備を進めておくことが重要です。
【例文】
私の短所は、猪突猛進なところで、これと決めたらとことん夢中になってしまい、視野が狭くなってしまうところです。
2:致命的になる短所は避けて答える
先述したように、応募している職業に就く上で、致命傷になりそうな短所は避けた方が無難です。
例えば営業職だったらコミュニケーション力が低いとか人見知りであると言わない方が良いですし、事務職だったら緻密性が低いとかルーチンに耐えられないとかそういう話は言わない方が無難です。
3:最後はプラスの話で終える
話の最後というのは、その話の中で最も印象に残りやすい部分です。
ですから、たとえ短所を聞かれたとしても、できるだけ話の最後はプラスの話で締めた方が良いのです。
プラスで話を締める方法は大きく2つ。
- 短所がある。でも今は改善している。
- 短所がある。でもその短所は長所にもなる。
上記のように答えることで、短所を聞かれても話をプラスに終えることができます。この辺りの話のテクニックは以下のまとまっています。
例文
【例文1】短所がある。でも今は改善している。の場合
私の短所は、猪突猛進なところで、これと決めたらとことん夢中になってしまい、視野が狭くなってしまうところです。ですから、対策として私は毎日日記をつけ、客観的に自分を見つめ直す機会を作り、自分をコントロールする努力を行っています。
【例文2】短所がある。でもその短所は長所になる。の場合
私の短所は、猪突猛進なところで、これと決めたらとことん夢中になってしまい、視野が狭くなってしまうところです。ただ、この短所は、一つのことにとことん集中することができるという長所にも繋がっています。私は自分の集中力を生かし、自分の仕事にとことんのめり込むことで、誰も追いつけないスピードで成長していきたいと考えています。
面接で短所を聞かれた時の答え方まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、『あなたの短所を教えてください』という質問の裏にある面接官の意図と、効果的な答え方について解説してきました。
短所を聞く質問の背景には、3つの意図があります。
- 自己分析ができているかどうかのチェック
- 仕事を行う上で、致命的な弱みを持っていないかのチェック
- 機転を利かせた答え方ができるかどうかのチェック
それらの意図を踏まえた上で、質問に答える時のポイントは3つあります。
- まずは素直に結論から答える
- 致命的になる短所は避けて答える
- 最後はプラスの話で終える
これらを意識して答えることで、短所を堂々と伝えながらも、面接官に良い印象を残すことができます。
ところで、この記事をご覧になって「人事の裏側を知っているプロの視点」って割と大事だと思いませんか?
面接だって面接官の質問意図を知っていれば、うまく答えることができますよね。
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