時間とお金、そして青春をかけてきた「ダンス」を自己PRのネタとして使いたい!
例文もあれば知りたい。
当記事では上記の悩みに答えます。
- 執筆者は企業の新卒採用支援に携わって10年
- 人事や経営者が何を考えているか熟知
- 就職エージェントサービスの責任者を経験
ダンスは一昔前よりもはるかに一般的なスポーツとなりました。就活生の中でもダンス漬けの学生生活を送ってきた方も多くいるでしょう。
確かにダンスは様々な気づきを得て、人間としても成長できるスポーツです。ビジネスでアピールできないわけではありません。
しかし当たり前ですが、面接の場で「私はダンスに打ち込んできました!」なんて言ってもほぼ無意味です。
自己PRは企業があなたを採用するメリットを語る場ですから、あなたの強みは何で、どのように仕事に役立つのかをアピールする必要があります。
また、一種のジェネレーションギャップとして企業側の理解が乏しいことがネックになる可能性は否めません。
そのため、何も考えずに自己PRしてしまうと、思ったより面接官の反応が薄く、失敗してしまう可能性もあります。
そこで、当記事では「ダンス」を効果的に面接官にアピールし、失敗しない自己PRをするためのコツや注意点を解説していきます。
▼当記事の内容▼
- 効果的な自己PRの型
- ダンスの経験を生かす自己PRの作り方
- ダンスの経験で自己PRする際の注意点
- 自己PRで失敗しないための方法
それでは以下ご覧ください。
まずは自己PR作りで絶対失敗しないために、考えておくべき内容があります。
当記事の目次
ダンスの経験をアピールする自己PRの仕上げ方は2通りある
ダンスに打ち込んだ経験をアピールする自己PRを考える方法は、2通りあります。
- 自分で考えて作る
- 就職エージェントを活用してプロと一緒に作る
就活エージェントとは、就活のプロがあなたとの面談を通じて、「就活力アップの支援」と「あなたの条件に合う企業探しの代行」を無料で行ってくれる超便利サービス。
結論からいうと、プロと一緒に作る方が圧倒的にオススメです。
理由は以下。
- 自分で作るのは、「第三者視点」と「人事視点」が欠けるために難しい。
- プロから意見をもらいながら自己PR作った方が時短になる。
- 実際に企業との面接で自己PRをした反応のフィードバックがもらえるため改善ができる。
- そもそも完全に無料なので、使わない手はない。
「え・・・絶対そっちの方がいいじゃん・・・!」って思った方は、あーだこーだ自分で考える前に、まっさらの状態で就職エージェントに申し込んだ方が早いです。
ちなみに僕もエージェントで働く人間ですが、下記に同業者の僕がオススメする就職エージェントを紹介していますので、よければご参考ください。(自分の会社は紹介しません笑)
そして、ここからは具体的に「ダンスに打ち込んだ経験」をアピールする自己PRの作り方に入っていきます。
なので、やっぱり自分で自己PRを作りたいという方は以下読み進めてくださいませ!↓
ダンスを頑張ったことをアピールする自己PRの正しい型
自己PRで過不足なく、面接官に魅力を伝えるためのおすすめの型はこの4ステップです。
結論:
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
理由:
理由は〜〜〜からです。
具体例(エピソード):
実際に〜〜な経験があります。
結論(まとめ):
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
上記の自己PRフォーマットのメリットは以下3つです。
- 徹底した相手目線
- PREP法で説得力が高まる
- 他の就活生との差別化になる
自分のすごさをアピールするだけではなく、相手が自分を採用するメリットをメインで語ることができる就活生は多くありません。
またPREP法というビジネスでも用いられる「説得力を高める構造」にもなっています。
PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順番で話すことで、論理的に主張を伝えることができるフレームワークのことです。
この辺りの詳細は下記にまとめていますので、なぜこんな型がいいのか、もっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
ダンス経験を生かす自己PRの作り方
ダンスは個人プレイでもあり、チームプレイでもあり、また自分との戦いでもあり、ライバルとの戦いでもあります。ダンスにはいろんな自己PRのネタが詰まっていると言っても良いでしょう。
それではダンスからどういう自己PRができるのか、幾つか例を紹介します。
追究力・こだわりぬく力をネタにする
ダンスは指先の動き一つ一つまでこだわり抜き、なんども練習を重ねて完成度を上げていくという側面があります。
超ディテールまでとことんこだわり抜き、納得いくまで練習を続ける。そんな追究力はビジネスの世界で大いに活かされます。
お客様に何をすれば喜んでもらえるか、提供サービスの質をどこまでも高めるために、とてつもなく細かい部分までこだわり続けていくことがサービスに改革をもたらします。常に改善変化が求められるビジネスの世界では、必須の力だと言っても過言ではありません。
自己PRでは、あなたがこだわり抜いたポイントを具体的に語りましょう。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、ダンスで培った追求力を生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、成果を上げるための営業力は、一つ一つのトークや知識に磨きをかけ、一つ一つの提案にこだわり抜く力が必要があると考えるからです。
(具体例・エピソード)
私は大学時代はダンスに明け暮れていました。ダンスは指先一つの動き、一瞬のズレで、統一感がなくなってしまうので、一つ一つのディテールにこだわり、作品を作るような形で、自分が納得いくまで毎晩鏡の前で練習を続けていました。
結果、コンテストではダンスの統一感が認められ、優秀賞をいただくことができました。
(まとめの結論)
私はこの強みを生かし、一つ一つの営業活動を作品のようにこだわり抜くことで、お客様に期待され、信頼される営業として、御社に貢献します。
どうぞ、よろしくお願いします。
協調性をネタにする
ダンスチームを組んでダンスをしている方にとっては、毎日のように協調性を意識したことでしょう。
チームでダンスの練習をして、一つの作品を作り上げていく過程では、お互いの意見のぶつかり合いや、モチベーションのずれなど様々な障壁があったはず。
そんな障壁を一つ一つ乗り越えた経験は、チームワークを発揮するスキルを培っているはずです。
ビジネスの世界では協調性は必須。社会では一人で完結する仕事はほとんどなく、チームで成果をあげるために動いていくことがほとんど。ダンスでチームワークを発揮してきた経験は社会で必ず生きてきます。
自己PRでは、どのようにして、何を考えて、チームワークを発揮してきたのか、具体的に語るようにしましょう。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、ダンスで培った協調性を生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、お客様に最高のサービスを提供するためには、プロジェクトチームをまとめ、チームワークを発揮する協調性が求められると考えるからです。
(具体例・エピソード)
私は大学時代ダンスに明け暮れていました。
ダンスは一人では完結せず、チーム全員の息が揃ってこそいい作品になります。
私は、常にチームで作り上げる作品のために練習し、常にチーム全体を俯瞰して、自分の役割を全うするという活動を続けてきました。
結果、コンテストではダンスのチームワークが認められ、優秀賞をいただくことができました。
(まとめの結論)
私は自分の強みを生かし、プロジェクト全体を俯瞰し、メンバーの力を最大限引き出すために全力を尽くす、そんな営業として御社に貢献していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
ストイックさをネタにする
ダンスは個人戦でもチーム戦でも、自分が上達するためには自分自身との戦いに勝たなければなりません。指先一つ一つまで動きを研ぎ澄ませていくためには、気が遠くなるほどの練習量が必要です。
チームで一緒に練習している時だけでなく、お風呂に入っている時、歩いている時など、ふとした隙間時間にも体を動かし、さらに必要な筋力を身につけるための筋トレしたり、食事制限を行ったり。
とにかく自分自身のスキルを身につけていく過程で常に努力をし続けることにもなります。
当然その姿勢はビジネスでも通じるところがあります。
社会に入ったら下りエスカレーターに乗るようなものだとも言われます。頑張っていて当然。何もしなければ周りに置いていかれる。
上に行くためには、他の人よりも多くストイックに努力しなければいけない。そんな世界なのです。
自己PRではいかにダンスのスキルアップがストイックな作業なのか、ダンスを知らない人にも伝わるように具体的に語るようにしましょう。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、自分の強みであるストイックさを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、成果を上げるための営業力は、一朝一夕で身につくものではなく、一つ一つのトークや知識に磨きをかけていく必要があると考えるからです。
(具体例・エピソード)
もっともストイックさが生かされたのは大学時代に夢中になったダンスです。
私はダンスのコンテストで入賞することを目標に、友達が楽しそうに遊んでいる中、毎日練習に練習を重ねました。常に食事制限をしながら、毎日筋トレをし、ダンスの動きを体にしみつかせるために、チーム練習の時はもちろん、電車の待ち時間や、お風呂の時間、家でいる時も常に体を動かし続けました。
結果、個人のダンスコンテストでも、入賞を果たすことができました。
(まとめの結論)
私は自分の強みを生かし、周りがなにをしていようと、自分に厳しく努力し、誰よりも営業スキルを高めることで御社に貢献します。
どうぞ、よろしくお願いします。
その他の強みをネタにする
先述したように、ダンスを通じての自己PRネタは幅広く、様々なアピールが可能です。
ここで挙げたのはほんの一例にすぎません。ご自身でじっくりと自分のダンス人生と向き合い、ご自身のオリジナルの自己PRを作り上げてください!
重要なのは、自分自身が話していて、しっくりくることです。アピールしたい長所別に自己PRの例文をまとめた記事がありますので、ぜひそちらもご参照ください!
「ダンス」のネタで自己PRする際のコツと注意点
さて、ここまでは「ダンス」というネタからどのようなアピールの仕方があるのかを解説してきました。
しかし、ダンスというのはつい最近一般的になったものであり、なかなか面接官によっては理解してもらいにくかったり、いわゆる「チャラいもの」という印象を持っていたりする場合もあります。
すると何も考えずに自己PRしてしまうと、本来の「ダンス」を知ってもらえることもなく、ただネガティブな印象を持たれて自己PRに失敗するというケースも十分考えられるのです。
そこで、ここからはそんな失敗をしないために、ダンスで自己PRするときにぜひ気をつけて欲しいポイントをまとめました。
面接官がダンスへの理解がないことを想定
まず、面接官によっては、「ダンス」のことをよくわかっておらず、ただチャラいものだという印象を持っている可能性は十分に想定しておきましょう。
大事なのは、ジェネレーションギャップがあるということ、相手がダンスに理解がない可能性を十分に想定しておくことです。それを想定しておらず、自分の世代と同じ感覚で話してしまうと、相手に与える印象が自分が思っているより若干ずれてしまうかもしれません。
あえて泥臭さをアピールすること
また、ダンスを「チャラいもの」だと捉えている面接官に対しては、ダンスの泥臭さをあえて伝えることで、イメージを覆すことが有効です。
自己PRの中のエピソード部分で具体的にダンスのスキルアップをするにあたってどんな努力やどんな課題があったのか、そしてどんなことをして乗り越えてきたのか、具体的に説明するようにしましょう。
「ダンスってそんなに泥臭いスポーツなの?思ってたのと違う・・!」という印象になればこっちのものです。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。全部登録してもメリットはありますし、まずは一つからでも大丈夫です。
・OfferBox→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。業界では圧倒的にナンバー1です。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+を利用できます。アクティブユーザー数が多く、企業のスカウトに対するモチベーションも高いです。
・dodaキャンパス→穴場のスカウトサイト。運営企業は大手企業のベネッセなので安心です。JTBやmixiなど大手有名企業も参画しています。無料の適性診断ツールも利用できるので、自己PR作成に役立ちます。
・キミスカ→変り種ですが、有名です。他社の選考状況を登録することで、スカウトをもらえるという少し変わったサービス。有名企業の選考を進んでいる方にオススメです。
なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。