自分の強みは、「ムードメーカ」であることだと思う。
就活でもぜひ生かしたい!どうすれば、効率的に自己PRできるだろう?
例文とかもあったらみたい。
当記事では、上記のような悩みに答えます。
就活のプロが正しい型での自己PRの作り方や「ムードメーカー」をアピールする際のポイントなどを例文交えて徹底解説していきます。
では、まず「ムードメーカー」という長所社会でどのように生かされるか、どんな職種に適しているのか見ていきましょう。
当記事の目次
ムードメーカーは社会でどう生かされる?
ムードメーカーはチームリーダーとしての資質です。
もちろんリーダーに限ったことではありませんが、チームのメンバーの心明るくし、前向きな気持ちにさせるムードメーカーな性質は、どんな会社でもどんなチームでも求められます。
社会では、一歩踏み出すことがこわかったり、うまくいかずにやる気がでなかったりすることもしばしば。チーム全体が嫌なムードになることなんて、日常茶飯事です。
そんな時に、前向きな発言や振る舞いにより、良い空気を作り出すことは、チームの生産性や行動力を高めることにつながります。
特に、チームを引っ張るリーダーに求められる資質です。
ムードメーカーでの自己PRがマッチする業種や職業は?
「ムードメーカー」であることは先述したように、どんな会社でもどんなチームでも求められる資質ですから、業種・職種問わずどんな会社にもアピール可能です。
ただし、個人の営業成績主義の会社よりも、比較的チームワークを重んじている企業の方がマッチ度は高いと考えられます。
個人主義かチームワーク主義かどうかは、会社説明会やナビの情報にて見極めが必要です。
プロジェクトチーム制を採用している会社はチーム主義であることが多いです。
ムードメーカーでの自己PRを考える際の3つのポイント
ムードメーカーでの自己PRを行う上で、重要なポイントが3つあります。
・ムードメーカーとして意識していることを伝える
・面接の現場での印象と整合性のある明るい話し方をする
・どう会社に貢献できるのか自分なりの意見をもっておく
それでは一つ一つ解説してきましょう。
ムードメーカーとして意識していることを伝える
「私はムードメーカーです」というアピールは、言うだけなら誰だってできます。
経験の大小を問わなければ、自分がきっかけとなってグループの雰囲気が明るくなったという経験は多くの人が経験したことがあるような内容ですから。
そのため、面接官からすると、話の信ぴょう性の高さは気になるところ。でじゃどうすれば面接官に信じてもらえるのか。
ムードメーカーとしての「ノウハウ」を示すことでしょう。
なぜ自分はムードメーカーたりえるのか、何を意識している結果そうなっているのか、あなたなりの「ムードメイク術」を面接官に具体的に伝えてみましょう。
そのあなた独自の考えは、話の信ぴょう性を非常に高めることができます。
面接の現場での印象と整合性のある明るい話し方をする
仮にとても小声で、暗い表情で「私はムードメーカーです」なんて伝えたところで、誰も信じてはくれないでしょう。
人はその場での第一印象で、相手を半分以上評価してしまいます。
また、ムードメーカーかどうかは、面接の現場である程度見極められますから、面接の現場での印象との整合性が、話の信ぴょう性を高めるためにとても大事です。
どれだけ疲れていたとしても、あなたは面接の現場においては、必ずムードメーカーたる空気感を作らなければなりません。
どう会社に貢献できるのか自分なりの意見をもっておく
自己PRは、ただ自分のいいところを話す自己満足ではありません。
会社にとってあなたを採用するメリットを話す場です。
つまり、ムードメーカーで自己PRをするためには、「ムードメーカーだからこそ、私は御社で活躍できますよ」という内容で話さなければなりません。
しかし、ムードメーカーで自己PRする就活生は、「職場を明るくします」という話で終わりがちです。でも実際面接官からすると、その先が大事なのです。
「だからどんな貢献ができるのか」
職場を明るくするから、チームメンバーが前向きになるとか、リーダーとしてメンバーを引っ張っていけるなど、「どう会社に貢献できるのか」もう一歩踏み込んだあなたなりの考えを語るようにしましょう。
さて、ポイントを押さえたところで、本格的に自己PR文を作っていきたいと思います。
ムードメーカーで自己PRを行う上での3つのステップ
STEP1:結論
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
STEP3:企業で強みをどう活かすか
自己PRの基本ステップについては以前の記事で詳しくまとめていますので、まだ読まれていない方はそちらからどうぞ!
それでは、各STEPごとに見ていきましょう。
STEP1:結論
まずはシンプルに結論から伝えるようにしましょう!最初に結論から話すことで、面接官も話の全体像を掴みやすく、話をわかってもらいやすくなります。
【例文】
私の強みは、どんな状況でも周りを明るくするムードメーカーなところです。
「ムードメーカー」をキャッチコピーでさらに印象を強めましょう
「ムードメーカー」というネタで自己PRしようとするライバルは多く存在することと思います。そこで、差別化するためには、表現の工夫も必要です。
キャッチコピーを使ってさらに印象を強めましょう。
【例文】
私の強みは、いつも太陽のように周囲を明るくするムードメーカーなところです。
私の強みは、どれだけ逆境にたっても、明るさを忘れないムードメーカーなところです。
いかがでしょうか、少し表現を変えるだけで単純に「ムードメーカーです」というよりも印象に残りやすくなった気がしませんか?
面接官も人間ですから、こういうちょっとしたことで印象が変わったりするので、ぜひ工夫していきましょう!
なお、面接官に響かせるキャッチコピーの作り方は下記記事でまとめました!ぜひそちらをご覧ください。
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
さて、結論を述べたあとは、これまであなたの「ムードメーカー」という長所が最も活かされた時のエピソードを話しましょう。
強みが活かされた経験の話は、あなたがムードメーカーであることの根拠になり、信ぴょう性を高める役割を果たします。
エピソードの中に先ほどポイントとしてお伝えした、「ムードメーカーとして自分なりに意識していること」を盛り込むようにしましょう。
話の構造
オーソドックスな話の構造としては、
「解決すべき課題や達成すべき目標がある」
「困難や障壁が生じる」
「あなたのムードメーカーな長所が役に立つ」
「成果が出る」
という順番でお話しするとよいでしょう。
1:解決すべき課題や達成すべき目標がある
ムードメーカーを発揮するための前提となる目標や課題の描写をしましょう。
ムードメーカーはチームのために役に立つ力ですから、エピソードでもチームの課題解決や目標達成をしたエピソードをチョイスすることをオススメします。
【例文】
私の強みが最も生かされたのは、サークル運営の時のことです。
私が所属するバスケットボールサークルでは、2年生がサークルを運営し、バスケの練習を仕切ります。私たちの代のサークル運営が始まった時、同期のみんなで今年は最高に楽しいサークルにしようと誓い合い、そのためには毎回の練習を全力で盛り上げようと目標を立てました。
2:困難や障壁が生じる
ムードメーカーという長所を際立たせるパートです。目標達成や課題を解決するにあたって、苦労した部分を具体的に語るようにしましょう。
【例文】
そのために私たちは、毎日の練習で必ず元気に声を出すということをチームで決めました。
もちろん最初の方はみんな元気に声出しができていましたが、時間が経つにつれて、運営スタッフがだれてきてしまい、練習中の声出しが徐々に弱くなっていきました。
私はこのままではサークルが盛り上がらなくなり、当初立てた私たちの目標が達成できないのではないかと、とても危機感を感じました。
3:あなたのムードメーカーな長所が役に立つ
ムードメーカーな長所が発揮された場面です。
ここで、ムードメーカが発揮されたエピソードと同時に、先ほどポイントとしてお伝えした「ムードメーカーとして自分なりに意識していること」を盛り込むといいでしょう。
【例文】
私は、自分がチームのムードを変える必要を感じました。私は周りの空気に流されず、自分の信念に従い、ポジティブであり続けることにしています。自分が他に流されずに、プラスの空気を出し続けていれば、共感し、自分に流される人が増えると信じているからです。
私は、周りが元気ない中でも、一人で明るく声を出し続けました。
4:成果が出る
ムードメーカーという長所が発揮された結果どういう成果を導いたのかを話していきます。ここではできるだけ良い成果が出たエピソードを語りましょう。
日本は謙虚さが重んじられるため、人によっては、良い成果を話すことに抵抗があるかもしれません。
しかし、これはあくまでも自己PRです。もし謙虚になりすぎて、成果が出てない話などをしてしまうと、面接官からすれば「なぜこの話をしているんだろう。アピールする気ないのかな・・・」と不安に思ってしまいかねません。
素直に都合の良い成果の話をするのも、志望度を相手に伝えるという意味では重要なのです。
【例文】
すると、私につられて1人、2人と、どんどん声出しを頑張るスタッフが増えてきて、サークルの練習は盛り上がりを取り戻しました。
サークルのメンバーからは、「◯◯くんがずっと声出し続けてくれたおかげだね」と感謝されました。
そして、二年生の最後には、「最高に盛り上がった一年だった」とサークルメンバーから賞賛され、本当に全力で運営しててよかったなと感じました。
STEP3:企業で強みをどう活かすか
STEP1の結論部分で話したあなたの強みを、STEP2のエピソードで根拠付けたあとは、その強みが企業でのどんな活躍につながるかを語りましょう。
自己PRはあくまでも「私は御社で活躍できますよ」というアピールですから、ある意味自己PR全体の中でここが一番大事です。
特に、「ムードメーカー」での自己PRは、先述したように、このパートがおろそかになりがちです。「職場を明るくします!」だけでは、それが会社にどんな貢献を及ぼすのか伝わりません。職場を明るくする先に、会社にどんな貢献ができるのか、自分なりの意見を言語化しておきましょう。
ここで重要なのは、2つです。
1:相手の企業の仕事をしっかりとイメージしていること。
2:あなたの強みがなぜその仕事に生かされるのかの理由を話せていること。
まずは自分が応募している仕事がどんな仕事で、どういう力が求められているかをホームページや説明会での話などから情報収集しましょう。
そしてあなたの「ムードメーカー」という強みがその仕事にて活躍するために、どう生かされるのかをイメージしてから、話の構成を考えましょう。
【例文】
私が御社に入社したら、自分のムードメーカーという強みを生かし、どんな逆境でも、ポジティブなムードの発信者となり、チーム全体の士気を高め、生産性を高めるリーダーとして、御社に貢献していきたいと考えております。
よろしくお願いします。
ムードメーカーでの自己PRの例文まとめ
自己PRで「ムードメーカー」をアピールする上で重要なのは3つです。
・ムードメーカーとして意識していることを伝える
・面接の現場での印象と整合性のある明るい話し方をする
・どう会社に貢献できるのか自分なりの意見をもっておく
ぜひ以上を参考にして、オリジナルの自己PRを作り上げ、ぜひとも面接で合格を勝ち取ってください!
私の強みは、どんな状況でも周りを明るくするムードメーカーなところです。
私の強みが最も生かされたのは、サークル運営の時のことです。
私が所属するバスケットボールサークルでは、2年生がサークルを運営し、バスケの練習を仕切ります。私たちの代のサークル運営が始まった時、同期のみんなで今年は最高に楽しいサークルにしようと誓い合い、そのためには毎回の練習を全力で盛り上げようと目標を立てました。
そのために私たちは、毎日の練習で必ず元気に声を出すということをチームで決めました。
もちろん最初の方はみんな元気に声出しができていましたが、時間が経つにつれて、運営スタッフがだれてきてしまい、練習中の声出しが徐々に弱くなっていきました。
私はこのままではサークルが盛り上がらなくなり、当初立てた私たちの目標が達成できないのではないかと、とても危機感を感じました。
私は、自分がチームのムードを変える必要を感じました。私は周りの空気に流されず、自分の信念に従い、ポジティブであり続けることにしています。自分が他に流されずに、プラスの空気を出し続けていれば、共感し、自分に流される人が増えると信じているからです。
私は、周りが元気ない中でも、一人で明るく声を出し続けました。
すると、私につられて1人、2人と、どんどん声出しを頑張るスタッフが増えてきて、サークルの練習は盛り上がりを取り戻しました。
サークルのメンバーからは、「◯◯くんがずっと声出し続けてくれたおかげだね」と感謝されました。
そして、二年生の最後には、「最高に盛り上がった一年だった」とサークルメンバーから賞賛され、本当に全力で運営しててよかったなと感じました。
私が御社に入社したら、自分のムードメーカーという強みを生かし、どんな逆境でも、ポジティブなムードの発信者となり、チーム全体の士気を高め、生産性を高めるリーダーとして、御社に貢献していきたいと考えております。
よろしくお願いします。
こちらの例文は2〜3分程度で会話の中でお話しする前提の長さなので、尺や履歴書のフォーマットに合わせて分量は調整してください。
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他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
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