「ポジティブ」で前向きな性格を自分の長所として、効果的に面接官にアピールしたいけど、自己PRをどうやって作ればいいのかわからない。
今回はそんなあなたに、就活のプロが正しい型での自己PRの作り方やアピールするためのポイントを例文交えて徹底解説していきます。
ポジティブな性格は企業も業種も問わずに生かされます。うまくいくことばかりではない社会。そんな中で前へ進み続けることができるか、ということが重要。
厳しいことも前向きに捉え、自分に血肉にしていける人が成長していくのです。
だから、ポジティブであることを最大限アピールできるように、正しい型に当てはめて自己PRを作りましょう。
自己PRの正しい型がわかっていると、面接の現場で自分の発言に自信が持てるようになりますよ。
では、みていきましょう。
当記事の目次
ポジティブをアピールする自己PRの作り方【3つのステップ】
自己PRを作る際は下記3STEPを意識しましょう。すると効果的な自己PRを作りやすいです。
- 結論
- 強みが活かされた経験(エピソード)
- 企業で強みをどう活かすか
自己PRを作る際の基本ステップについては下記の記事で詳しくまとめています。
それでは、各STEPごとに見ていきましょう。
STEP1:結論
まずは結論から伝えるようにしましょう。
最初に「結論」を話すことで、まず相手の質問に答えることができますし、相手も話の全体像を掴みやすく、理解してもらいやすくなります。
【例文】
私の強みは常に前向きでポジティブなところです。
キャッチコピーでさらに印象を強めましょう
ポジティブさに自信がある。というライバルは多く存在することと思います。
そこで、差別化するためには、表現の工夫も必要です。
【例文】
私の強みは、どんな悪いことでも前向きに捉えるポジティブさです。
私の強みは、周りの人も明るく前向きにするほどのポジティブさです。
いかがでしょうか、少し表現を変えるだけで単純に「ポジティブさが自分の強みです」というよりも印象に残りやすくなった気がしませんか?
面接官も人間ですから、このような「ちょっとしたこと」で印象が変わったりするので、ぜひ工夫していきましょう!
なお、面接官に響かせるキャッチコピーの作り方は下記記事でまとめました!ぜひそちらをご覧ください。
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
さて、結論を述べたあとは、これまであなたの「ポジティブさ」が活かされた時のエピソードを話しましょう。あるいは「ポジティブさ」が培われた話でも構いません。
強みが活かされた経験や培われたエピソードの話は、あなたがポジティブであることの根拠になり、自己PRの話の信ぴょう性を高める役割を果たします。
オーソドックスな話の構造としては、下記のような順番でお話しするとよいでしょう。
- 困難な状況が訪れる
- あなたがポジティブであることが役に立つ
- 成果が出る
エピソード1:困難な状況が訪れる
ポジティブさを発揮するための前提となる困難な状況の描写をしましょう。誰もがネガティブになっても仕方ないような状況を描写できるとより差別化につながるでしょう。
【例文】
私のポジティブさが最も生かされたのは、バスケの部活の全国大会直前でキャプテンが骨折したことで、チームに暗い雰囲気が漂ったときのことです。
キャプテンは実力もあって、チームをまとめるリーダーシップもあり、存在感も大きかったため、そのキャプテンが試合に出れないとなったときは、チーム全体が深く落ち込みました。
エピソード2:あなたがポジティブであることが役に立つ
あなたの強みであるポジティブさが発揮された場面です。
【例文】
正直いうと、私も脳裏にネガティブな思考はよぎりました。しかし私は、自分に言い聞かせるように「ポジティブな発言」を繰り返しました。
「これには何か意味がある。自分たちが成長するチャンスだ。出れないキャプテンが一番悔しいはず。俺たちが楽しまないでどうする。キャプテンに勝利を捧げよう」
とポジティブな考えをチームに発信し続けました。すると、だんだんチーム全体の雰囲気も良くなり、「絶対に勝とう」と前向きに練習を始めるようになりました。
エピソード3:成果が出る
ポジティブである強みが発揮された結果、どういう成果を導いたのかを話していきます。ここでは嘘っぽくならない範囲で、できるだけ良い成果が出たエピソードを語るといいでしょう。
日本は謙虚さが重んじられるため、人によっては、良い成果を話すことに抵抗があるかもしれません。
しかし、これはあくまでも自己PRです。もし謙虚になりすぎて、成果が出てない話などをしてしまうと、面接官からすれば「なぜわざわざこの話をしているんだろう。うちにアピールする気ないのかな・・・」と不安に思ってしまいかねません。
逆にしっかりとアピールしていれば、「ちゃんとうちに入社したいという気持ちがあるんだな」と思ってもらえます。
【例文】
結果として、僕たちはキャプテン不在の中、全国ベスト16という部活が始まって以来最高の成績を収めることができました。
もちろん運もありますが、キャプテンがいなくなっても切り替えて練習に専念できなかったらきっと負けていたと思います。
STEP3:企業で強みをどう活かすか【最重要パート】
ここでもう一度自己PRの作り方を振り返りましょうか。
- 結論
- 強みが活かされた経験(エピソード)
- 企業で強みをどう活かすか
STEP1の結論で話したあなたの強みを、STEP2のエピソードで根拠付けましたから、あとは、その強みが企業でのどんな活躍につながるかを語ります。
自己PRはあくまでも「私は御社で活躍できますよ」というアピールですから、完全なメインパートです。
ここまでの話は、すべてこのSTEP3のためにあるといっても過言ではありません。
ここで重要なのは、2つです。
1:相手の企業の仕事をしっかりとイメージしていること。
2:あなたの強みがなぜその仕事に生かされるのかの理由を話せていること。
まずは自分が応募している仕事がどんな仕事で、どういう力が求められているかをホームページや説明会での話などから情報収集しましょう。
そしてあなたの「ポジティブ」という強みが、その仕事でどう生かされるのかをイメージしてから、話の構成を考えましょう。
【例文】
私は、御社のコンサルティング職を志望しています。
コンサルティング職はお客様と一緒に課題を解決していく仕事ということで、うまくいかないこともありながら、結果を分析して改善を続けていく仕事だと認識しています。
その過程で、絶対に諦めず、常にポジティブでいること、失敗を前向きに捉える性格は必ず役に立つと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
ポジティブの自己PRの例文まとめ
いかがでしょうか。下記のように自己PRを作ると、信ぴょう性もあり、企業とも繋げられる自己PRになります。
- 結論
- 強みが活かされた経験(エピソード)
- 企業で強みをどう活かすか
例文をつなげると以下のようになります。
私の強みは常に前向きでポジティブなところです。
私のポジティブさが最も生かされたのは、バスケの部活の全国大会直前でキャプテンが骨折したことで、チームに暗い雰囲気が漂ったときのことです。
キャプテンは実力もあって、チームをまとめるリーダーシップもあり、存在感も大きかったため、そのキャプテンが試合に出れないとなったときは、チーム全体が深く落ち込みました。
正直いうと、私も脳裏にネガティブな思考はよぎりました。しかし私は、自分に言い聞かせるように「ポジティブな発言」を繰り返しました。
「これには何か意味がある。自分たちが成長するチャンスだ。出れないキャプテンが一番悔しいはず。俺たちが楽しまないでどうする。キャプテンに勝利を捧げよう」
とポジティブな考えをチームに発信し続けました。すると、だんだんチーム全体の雰囲気も良くなり、「絶対に勝とう」と前向きに練習を始めるようになりました。
結果として、僕たちはキャプテン不在の中、全国ベスト16という部活が始まって以来最高の成績を収めることができました。
もちろん運もありますが、キャプテンがいなくなっても切り替えて練習に専念できなかったらきっと負けていたと思います。
私は、御社のコンサルティング職を志望しています。
コンサルティング職はお客様と一緒に課題を解決していく仕事ということで、うまくいかないこともありながら、結果を分析して改善を続けていく仕事だと認識しています。
その過程で、絶対に諦めず、常にポジティブでいること、失敗を前向きに捉える性格は必ず役に立つと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
こちらの例文は2〜3分程度で会話の中でお話しする前提の長さなので、尺や履歴書のフォーマットに合わせて分量は調整してください。
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