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「エンジニア就職したいけど、作りたいものは特にない」「面接で”何を作りたいか”聞かれた時にどう答えれば?」──結論から言うと、“作りたいものがない”のは新卒エンジニア志望のほぼ全員が通る通常状態。大切なのは”作りたいもの”より”どんな働き方をしたいか”の軸を持つこと。本記事では、業界10年・エンジニア採用支援のプロ視点で、作りたいものがない人の会社選び戦略と面接対策を解説します(2026年5月時点)。
“作りたいものがない”問題──3行サマリー
- 前提:新卒エンジニア志望の8割は”作りたいもの”が明確にない
- 解決軸:作りたいものより”働き方軸・成長軸・技術軸”で会社を選ぶ
- 面接対応:エピソードベースで”興味の方向性”を語れば十分
- 2026年の前提:AI時代は”作る対象”が変わるスピードが速い。柔軟性こそ武器
結論:作りたいものがなくても全然問題ない
新卒エンジニア志望の学生でよくある悩みが「作りたいものがない」「他の人は明確なビジョンを持ってるのに、自分にはない」というもの。これは本当に普通のことで、悩む必要はゼロ。むしろ、新卒で「絶対これを作りたい」と断言している人の方が稀です。
採用支援10年で見てきた現実は、面接で「御社で〇〇のようなサービスを作りたい」と語る学生のほとんどは、会社研究の中で表現を後付けしているだけ。最初から明確だった人はごく少数です。
“作りたいもの”より大事な3つの軸
軸① 働き方軸
「リモート前提か出社か」「裁量権の大きさ」「残業の少なさ」「副業可否」など、“どんな働き方をしたいか”が会社選びの第一軸。”作りたいもの”より、こちらの方が新卒には決定的に重要。
軸② 成長軸
「研修制度の充実度」「先輩エンジニアのレベル」「自分のスキルが伸びる環境か」など。新卒1年目の成長速度は会社選びで決まる。同期入社で大きく差が開くのは、本人の能力差よりも環境差。
軸③ 技術軸
「使う技術スタック」「自社開発か受託か」「AI/クラウド/モバイルなど領域」。“何の言語を使うか”より、”どの技術領域に身を置くか”が長期キャリアを決める。
業界10年が見る”作りたいものがない人”の3パターン会社選び
パターン① “技術を幅広く触りたい”型 → SIer / 受託開発
SIerや受託開発企業は複数業界・複数プロジェクトの経験を積めるのが強み。様々な技術スタックに触れる中で、自分が好きな領域が見えてくる。「とりあえずエンジニアの土台を作りたい」人に最適。
注意点:多重下請けSESは2026年は要警戒。“自社で受託をきちんと回している企業”を選ぶこと。
パターン② “深く特化したい”型 → 自社開発(特定ドメイン)
自社サービス開発企業の中でも、ドメイン(fintech・healthtech・edtech等)を絞った企業を選ぶ。1つの業界に深く入り込むことで、専門性と知識が同時に蓄積。「将来は専門家になりたい」人に最適。
パターン③ “新しい技術を追いたい”型 → スタートアップ・AI関連
AI関連スタートアップ・成長フェーズのWeb系は、新技術への投資意欲が高く、最先端を経験できる。一方で安定性は劣るため、リスク許容度が高い人向け。「変化の最前線にいたい」人に最適。
AI時代の今、エンジニアの”作りたいもの”はどう変わったか
変化① “作る対象”が高速で変わる時代
2024〜2026年でAIが急速に進化し、エンジニアが作る対象(AIエージェント・LLMアプリ・自動化システム)が一気に変わった。今”これを作りたい”と決めても、3年後には別物になっている可能性が高い。柔軟性こそが最大の武器。
変化② “コードを書く”から”AIと協働する”へ
GitHub Copilot・Cursor・Claude Codeなどの普及で、エンジニアの仕事は“自分で全部書く”から”AIに書かせて検証する”にシフト。新卒エンジニアの差別化要素は「AI協働力」になりつつある。
変化③ ポートフォリオの作り方が変わった
「ゼロから完璧な作品」より「AIを使って爆速で複数試作」が評価される。“AIで作ったLINEbot 5個”の方が”半年かけたToDoアプリ1個”より評価が高いこともある。試行回数の多さが新たな評価軸。
面接で”作りたいもの”を聞かれた時の答え方
NGパターン:明確な答えを無理に作ろうとする
「メルカリのようなフリマアプリを作りたいです」のような後付け回答は、深掘りされると崩壊する。嘘の上に話を積み上げると面接全体が不自然になる。
OKパターン:興味の”方向性”をエピソードで語る
「特定のサービスを作りたいわけではないですが、〇〇分野に興味があります。理由は〇〇という経験があり、〇〇を解決する技術に魅力を感じたからです」。方向性+エピソード+技術への関心で語れば、新卒として十分すぎる回答になる。
OKパターン例文
「現時点で"これを作りたい"という明確な対象はまだありません。ただ、自分でChatGPTを使った業務自動化スクリプトをいくつか試作した経験から、AIを使った業務効率化の領域に強い興味があります。御社が取り組んでいる〇〇分野は、まさに自分の関心と重なる領域です。入社後は、複数のプロジェクトを通じて自分の専門性を見つけていきたいと考えています。」
“作りたいものがない”を解決する5ステップ
STEP1:これまでの興味の棚卸し
大学・趣味・バイト・部活で「これ面白い」と思った経験を10個書き出す。そこに自分の興味のヒントが必ずある。ChatGPTに棚卸し結果を渡して、共通点を分析してもらうのも有効。
STEP2:AI時代の成長領域を3つピックアップ
2026年の成長領域(AI/LLM、クラウド、セキュリティ、fintech、medtech等)から“自分の興味と被るもの”を3つ選ぶ。技術トレンドと自分の関心の交差点を作る。
STEP3:その領域の企業を10社調べる
選んだ領域で活動している企業を10社リストアップ。採用情報・技術ブログ・社員インタビューを読み込む。ChatGPTで企業情報をまとめさせるのも効率的。
STEP4:IT特化エージェントに相談
自分で全部調べるのは限界がある。レバテックルーキー・エンジニア就活などのIT特化エージェントに相談すれば、自分の関心領域に合った企業を効率的に紹介してくれる。
STEP5:小さくポートフォリオを作る
興味のある領域で“AIを使った小さい作品”を1〜2個作ってGitHubに置く。LINEbot・スクレイピング・ChatGPT連携アプリなど。”作りたいもの”がなくても、”作ったもの”があれば面接の材料になる。
よくある質問5つ
Q1:本当に”作りたいものがない”でも内定取れる?
取れる。新卒採用は”伸びしろ”を見るため、現時点での具体ビジョンより、好奇心と学習意欲を評価する。
Q2:面接で深掘りされたらどうする?
嘘で作った答えは深掘りで崩れるので、“現時点では未確定です”と素直に答えた上で方向性を語るのが最強。
Q3:ポートフォリオがないと不利?
「ある人」に比べると不利。2026年はAIで爆速プロトタイプが可能なので、就活開始までに2〜3個作れば十分。
Q4:SIerかWeb系か、どちらを選ぶべき?
“作りたいものがない”ならSIerで広く経験を積む方が無難。後で自社開発に転職する道も開ける。
Q5:エージェントは使うべき?
必須レベル。IT就活は情報量が膨大で、自分一人ではカバーしきれない。IT特化エージェント3選を併用するのが2026年の標準。
おすすめのIT特化エージェント
- レバテックルーキー(大手IT・自社開発に強い)
- エンジニア就活(未経験OK+無料プログラミング研修付き)
- paiza新卒(コードランクでスカウト・経験者向け)
- IT特化エージェント3選詳細
まとめ──”作りたいもの”より”成長環境”で選ぶ
“作りたいものがない”は新卒エンジニア志望者にとって普通の状態。働き方軸・成長軸・技術軸の3つで会社を選び、興味の方向性を面接でエピソードベースに語るのが正解です。AI時代は変化が速いため、特定の”作りたいもの”より、変化対応力こそが長期キャリアの武器になります。
AI時代の就活戦略全体像はAI失業時代の就活完全ガイドを参照してください。
