嫌なことがあった時からの「立ち直りの早さ」を面接官にアピールしたいけど、うまく自己PRが作れなくて、面接官に伝えたいことが伝えられているか不安・・・・なんてことで悩んでいませんか?
実は、自己PRには正しい型があります。ポイントを押さえた自己PRの作り方を知り、面接官に過不足なく情報を伝えることで、面接での印象は大きく変わります。
というわけで、当記事では、「立ち直りの早さ」を長所として面接官に効果的にアピールするための自己PRの作り方やポイントを例文付きでご紹介していきます。面接官から一目置かれるためにも、ぜひご一読いただき、効果的な自己PRを作れるようになってください。
まずは「立ち直りの早さ」という強みがどう社会で生かされるか、またどんな職種に対するアピールに適しているのか見ていきましょう。
当記事の目次
「立ち直りの早さ」は社会でどう生かされるか
社会人になると楽しいことばかりではありません。嫌なことの方が多いと言ってもいいでしょう。
ただ、嫌なことがあって立ち直れずにやる気がなくなってしまって、サービスレベルが落ちてしまっては、お客様には当然迷惑がかかります。また、成長を止めてしまっては他の人にどんどん置いていかれることでしょう。
「社会は下りエスカレーターを昇るようなものだ」とよく例えられます。頑張らなければ置いていかれ、普通に頑張って、現状維持。ものすごく頑張ってやっと上に登れる。
そんな世界で少しでも止まってしまうことは、大きなロスにつながります。
嫌なことが多いビジネスの世界において、「立ち直りが早い」ことは、精神的なムラの少なさにつながり、それは安定した仕事と成長につながるのです。
自信を持ってアピールできる内容です。
「立ち直りの早さ」での自己PRがマッチする業種や職業は?
「立ち直りの早さ」は社会人にとって業種業界問わずに求められる能力であり、業種・規模・職種問わず、どんな会社でも、自己PRのネタとして使えます。
ただし、特に外部との接触があり、クレームがあったり、冷たくあしらわれたり、とにかく精神的にダメージを受ける可能性が多い営業職などには、より自己PRとしてのマッチ度が高いと言えるでしょう。
では、自己PRを考える際のポイントを見ていきましょう。
「立ち直りの早さ」での自己PRを考える際のポイント
「立ち直りの早さ」を長所とした自己PRを行う上で重要なポイントが1つあります。
才能としてではなく、メンタルのコントロールができるというニュアンスで、そのコントロール法まで語ること。
もともと備わっている才能ももちろん強みではあるのですが、それを強みだと聞いた面接官からすると、その才能がもし仮に崩れてしまった時が心配におもわれるでしょう。
初めて社会人となって、これまでなかったくらいに心が折れそうな経験があったとしても、ムラなく「早く立ち直る」ためには、「早く立ち直る方法」を知っていることが重要です。
そのため、「才能として語る」よりも、「早く立ち直るメンタルのコントロール法を知っていることを語る」方が、安定感を感じるため、面接官からのウケも良くなるでしょう。
「立ち直りの早さ」を長所として自己PRを行う上での3つのステップ
面接官は、あなたの自慢話を聞きたいわけではなく、あなたが会社に入って活躍できるかどうかを知りたいがために、あなたに自己PRを求めるわけです。
その自己PRの目的を考えた時、過不足なくアピール材料を面接官に伝えるためには、下記3ステップを踏むことがオススメです。
STEP1:結論
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
STEP3:企業で強みをどう活かすか
自己PRの基本ステップについては以前の記事で詳しくまとめていますので、まだ読まれていない方はそちらからどうぞ!
それでは、各STEPごとに見ていきましょう。
STEP1:結論
まずはシンプルに結論から伝えるようにしましょう!最初に結論から話すことで、面接官も話の全体像を掴みやすく、話をわかってもらいやすくなります。
【例文】
私の強みは立ち直りの早さです。
「立ち直りの早さ」の自己PRの印象をキャッチコピーで強化しましょう
差別化のために、この結論の部分にてキャッチコピーを使って面接官からの印象を強めるというのも手です。
【例文】
私の強みは、ヘコんでもすぐに前を向く「立ち直りの早さ」です。
私の強みは、1日で悪いことは全て忘れる「立ち直りの早さ」です。
いかがでしょうか、少し表現を変えるだけで単純に「強みは立ち直りの早さです」というよりも印象に残りやすくなった気がしませんか?面接官も人間ですから、こういうちょっとしたことで印象が変わったりするので、ぜひ工夫していきましょう!
なお、面接官に響かせるキャッチコピーの作り方は下記記事でまとめました!ぜひそちらをご覧ください。
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
さて、結論を述べたあとは、これまであなたの「立ち直りの早さ」が最も活かされた時のエピソードを話しましょう。強みが活かされた経験の話は、あなたが立ち直りの早い人材であることの根拠になり、信ぴょう性を高める役割を果たします。
またここで、ポイントとして先述したように、
才能としてではなく、メンタルのコントロールができるというニュアンスで、そのコントロール法まで語ること。
が重要になります。
また、メンタルのコントロール方法まで具体的に語ることで、面接官から自己PRに対する信用度が格段に高まります。
証拠などなく、なんとでも言えてしまう面接の自己PRの場で、話の信ぴょう性を高めることは、他の就活生との差別化という面でも、非常に重要なのです。
話の構造
オーソドックスな話の構造としては、何か目標を目指していて、その中で困難があり、立ち直りが早かったことで成果につながったというストーリーが自然でしょう。
「達成すべき目標がある」
「困難がある」
「メンタルのコントロールによって早く立ち直る」
「早く立ち直ったことで、よい成果が出る」
という順番でお話しするとよいでしょう。
1:達成すべき目標がある
立ち直りの早さを発揮するための前提となる目標の描写です。
【例文】
その強みが最も生かされたのは、大学受験の時です。
私はA大学に入ると決め、高校に入った時から勉強に全てを賭けるつもりで、いろんな欲望を断ち切り、毎日夜遅くまで勉強し続けていました。
2:困難がある
立ち直りの早さを発揮する前提となる「困難」の描写です。
【例文】
真面目に勉強した甲斐もあって、A大学の合格率はA判定でほぼ確実だろうと言われていました。しかし、本番を迎え、何が足りなかったのか、不合格になってしまいました。
高校の3年間、毎日いろんな欲望を我慢して、とにかく耐え続けて勉強していたので、それを思い出すととても悲しい気持ちになりました。
3:メンタルのコントロールによって早く立ち直る
立ち直りの早さを発揮したエピソードを語る場面です。
話自体の信ぴょう性を高めるためにも、あるいは「立ち直りの早さ」が才能ではなく、メンタルのコントロールによるものだというアピールのためにも、メンタルコントロールの方法論まで具体的に語るようにしましょう。
【例文】
私はなにか悲しいことや心折れることがあった時は、「この困難は試練であり、必ず何か意味がある」と思うようにしています。
そう考えることで、前向きに困難を受け入れることができ、ずっと悩み続け、凹み続けるという非生産的な時間を過ごさないですむからです。
私は、不合格も前向きに捉え、落第が確定した次の日には、もう自分の弱点を分析し、後期試験までの目標と計画を立てました。
4:早く立ち直ったことで良い成果がでる
立ち直りの早さを発揮した結果、どういう成果を導いたのかを話していきます。ここではできるだけ良い成果が出たエピソードを語りましょう。
日本は謙虚さが重んじられるため、人によっては、良い成果を話すことに抵抗があるかもしれません。
しかし、これはあくまでも自己PRです。もし謙虚になりすぎて、成果が出てない話などをしてしまうと、面接官からすれば「なぜこの話をしているんだろう。アピールする気ないのかな・・・」と不安に思ってしまいかねません。
素直に都合の良い成果の話をするのも、志望度を相手に伝えるという意味では重要なのです。
【例文】
結果として、後期試験に主席で合格することができ、希望のA大学に合格することができました。
他の受験生は、前期の不合格がショックで、投げやりになって、結果後期試験も不合格になっていた方もいたので、本当に立ち直りの早さが生きた成果だったと思います。
STEP3:企業で強みをどう活かすか
STEP1の結論部分で話したあなたの強みを、STEP2のエピソードで根拠付けたあとは、その強みが企業でのどんな活躍につながるかを語りましょう。
自己PRはあくまでも「私は御社で活躍できますよ」というアピールですから、ある意味自己PR全体の中でここが一番大事です。
ここまでの話は、すべてこのSTEP3のためにあるといっても過言ではありません。
ここで重要なのは、2つです。
1:相手の企業の仕事をしっかりとイメージしていること。
2:あなたの強みがなぜその仕事に生かされるのかの理由を話せていること。
まずは自分が応募している仕事がどんな仕事で、どういう力が求められているかをホームページや説明会での話などから情報収集しましょう。
そしてあなたの「立ち直りの早さ」という強みが、どう生かされるのかをイメージしてから、話の構成を考えましょう。
【例文】
私は御社の営業職を志望しております。
社会人になったらいろんな嫌なことや、失敗を経験すると思いますし、自分の影響力が上がれば上がるほど、失敗の時の精神的ダメージも大きくなると思います。そこで私は自分の強みを生かし、失敗しても、誰よりも早く立ち直ることで、だれよりも行動量を増やし、ムラなく安定的に成果を高めていくことができる営業マンとして、御社に貢献していきたいと考えております。
よろしくお願いします。
「立ち直りの早さ」での自己PRの例文まとめ
まず自己PRには正しい型があるので、下記3ステップで自己PRを作るようにしましょう。
STEP1:結論
STEP2:強みが活かされた経験(エピソード)
STEP3:企業で強みをどう活かすか
さらに、自己PRで「立ち直りの早さ」の長所をアピールする上で重要なのは、下記ポイント。
才能としてではなく、メンタルのコントロールができるというニュアンスで、そのコントロール法まで語ること。
そうすることで、面接官からは、「社会人になった後、これまでなかったレベルの困難が訪れたとしても、ムラなく早く立ち直れるだろう」と安定感のある印象につながります。
ぜひ以上を参考にして、オリジナルの自己PRを作り上げ、ぜひとも面接で合格を勝ち取ってください!
私の強みは立ち直りの早さです。
その強みが最も生かされたのは、大学受験の時です。
私はA大学に入ると決め、高校に入った時から勉強に全てを賭けるつもりで、いろんな欲望を断ち切り、毎日夜遅くまで勉強し続けていました。
真面目に勉強した甲斐もあって、A大学の合格率はA判定でほぼ確実だろうと言われていました。しかし、本番を迎え、何が足りなかったのか、不合格になってしまいました。
高校の3年間、毎日いろんな欲望を我慢して、とにかく耐え続けて勉強していたので、それを思い出すととても悲しい気持ちになりました。
私はなにか悲しいことや心折れることがあった時は、「この困難は試練であり、必ず何か意味がある」と思うようにしています。
そう考えることで、前向きに困難を受け入れることができ、ずっと悩み続け、凹み続けるという非生産的な時間を過ごさないですむからです。
私は、不合格も前向きに捉え、落第が確定した次の日には、もう自分の弱点を分析し、後期試験までの目標と計画を立てました。
結果として、後期試験に主席で合格することができ、希望のA大学に合格することができました。
他の受験生は、前期の不合格がショックで、投げやりになって、結果後期試験も不合格になっていた方もいたので、本当に立ち直りの早さが生きた成果だったと思います。
私は御社の営業職を志望しております。
社会人になったらいろんな嫌なことや、失敗を経験すると思いますし、自分の影響力が上がれば上がるほど、失敗の時の精神的ダメージも大きくなると思います。そこで私は自分の強みを生かし、失敗しても、誰よりも早く立ち直ることで、だれよりも行動量を増やし、ムラなく安定的に成果を高めていくことができる営業マンとして、御社に貢献していきたいと考えております。
よろしくお願いします。
こちらの例文は2〜3分程度で会話の中でお話しする前提の長さなので、尺や履歴書のフォーマットに合わせて分量は調整してください。
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