学生時代はアカペラ一筋。就活でも絶対に自分のアピール材料として使いたい。
うまく自己PRのネタに使う方法があれば知りたい。
当記事では上記の悩みに答えます。
- 執筆者は企業の新卒採用支援に携わって10年
- 人事や経営者が何を考えているか熟知
- 就職エージェントサービスの責任者を経験
楽器なしでハーモニーを生み出すアカペラは、個々のスキルアップだけでなく、チームが一体となって、一つの音楽を作り出す協調性も求められます。
ビジネスで成果を出すために必要な強みが詰め込まれている経験だと断言できるでしょう。
しかし当たり前ですが、面接の場で「私はアカペラに打ち込んできました!」なんて言ってもほぼ無意味です。
自己PRは企業があなたを採用するメリットを語る場ですから、あなたの強みは何で、どのように仕事に役立つのかをアピールする必要があります。
また、「アカペラを頑張ってきた」という強い武器を持っているからこそ、注意すべき部分もあります。
そこで、当記事では「アカペラを頑張ってきたこと」を効果的に面接官にアピールし、失敗しない自己PRをするためのコツや注意点を解説していきます。
▼当記事の内容▼
- 効果的な自己PRの型
- アカペラの経験を生かす自己PRの作り方
- アカペラの経験で自己PRする際の注意点
- 自己PRで失敗しないための方法
それでは以下ご覧ください。
まずは自己PR作りで絶対失敗しないために、考えておくべき内容があります。
当記事の目次
アカペラの経験をアピールする自己PRの仕上げ方は2通りある
アカペラに打ち込んだ経験をアピールする自己PRを考える方法は、2通りあります。
- 自分で考えて作る
- 就職エージェントを活用してプロと一緒に作る
就活エージェントとは、就活のプロがあなたとの面談を通じて、「就活力アップの支援」と「あなたの条件に合う企業探しの代行」を無料で行ってくれる超便利サービス。
結論からいうと、プロと一緒に作る方が圧倒的にオススメです。
理由は以下。
- 自分で作るのは、「第三者視点」と「人事視点」が欠けるために難しい。
- プロから意見をもらいながら自己PR作った方が時短になる。
- 実際に企業との面接で自己PRをした反応のフィードバックがもらえるため改善ができる。
- そもそも完全に無料なので、使わない手はない。
「え・・・絶対そっちの方がいいじゃん・・・!」って思った方は、あーだこーだ自分で考える前に、まっさらの状態で就職エージェントに申し込んだ方が早いです。
ちなみに僕もエージェントで働く人間ですが、下記に同業者の僕がオススメする就職エージェントを紹介していますので、よければご参考ください。(自分の会社は紹介しません笑)
そして、ここからは具体的に「アカペラに打ち込んだ経験」をアピールする自己PRの作り方に入っていきます。
なので、やっぱり自分で自己PRを作りたいという方は以下読み進めてくださいませ!↓
アカペラを頑張ったことをアピールする自己PRの正しい型
自己PRで過不足なく、面接官に魅力を伝えるためのおすすめの型はこの4ステップです。
結論:
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
理由:
理由は〜〜〜からです。
具体例(エピソード):
実際に〜〜な経験があります。
結論(まとめ):
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
上記の自己PRフォーマットのメリットは以下3つです。
- 徹底した相手目線
- PREP法で説得力が高まる
- 他の就活生との差別化になる
自分のすごさをアピールするだけではなく、相手が自分を採用するメリットをメインで語ることができる就活生は多くありません。
またPREP法というビジネスでも用いられる「説得力を高める構造」にもなっています。
PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順番で話すことで、論理的に主張を伝えることができるフレームワークのことです。
この辺りの詳細は下記にまとめていますので、なぜこんな型がいいのか、もっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
アカペラの経験を生かす自己PRの作り方【例文付き】
というわけでここからは、「アカペラ」というネタから、どんな強みをアピールできるのか、例文付きで解説していきたいと思います。
例文まで紹介するのは以下の3つを強みとする自己PRのパターンです。
- 協調性
- ストイックさ
- 縁の下の力持ち
アカペラで培った「協調性・チームワーク」をアピールする
アカペラの醍醐味は、チームでハーモニーを生み出すことです。
一人一人の音を重ねて綺麗なハーモニーを作り上げていくために、チームメンバーと何度もコミュニケーションと練習を重ねる必要があります。
アカペラに携わってきた人で、協調性やチームワークを意識しなかった人はいないでしょう。
ビジネスの世界でも協調性は必須です。
協調性・チームワークは業種職種問わず、どんな企業から求められる能力です。
自信持ってアピールしましょう。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、アカペラで培った協調性を生かして、御社に貢献できます。
(理由)
というのも、プロジェクトチームを組んで行う御社の営業で成果を高めるためには、チームメンバーが一丸となってチームワークを発揮することが非常に重要だと考えるからです。
(具体例・エピソード)
私が打ち込んできたアカペラは、何よりもメンバーと音を重ねて、シナジーを起こして、一つの音楽を作っていくことが求められます。
私は、常にメンバーたちと深いコミュニケーションをとり、お互いの理解に努め、常にチームを尊重しながら、なんども練習を重ねてきました。
結果として、全国大会出場を決めるまでに至りました。
(まとめの結論)
私はこのチームワークを発揮できる強みと経験を生かし、最高のパフォーマンスを発揮できるプロジェクトチームづくりができる営業として、御社に貢献していければと思います。
よろしくお願いします。
「協調性」をアピールする自己PRの作り方については、下記リンク先の記事に詳細をまとめています。
アカペラで培った「協調性」を面接でアピールしたい!という方はぜひ下記をご覧ください。
アカペラで一つ一つの音にこだわる「ストイックさ」をアピールする
アカペラで綺麗なハーモニーを奏でるためには、一音一音にこだわった練習が必要です。
当然一朝一夕でできるものではありませんよね。
ストイックさは、ビジネスの世界でも当然生かされる能力ですから自信持ってアピールしましょう。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、自分の強みであるストイックさを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、成果を上げるための営業力は、一朝一夕で身につくものではなく、一つ一つのトークや知識に磨きをかけていく必要があると考えるからです。
(具体例・エピソード)
私は大学に入学してからはアカペラに打ち込んできましたが、最高の音楽を作るために、1音1音にストイックにこだわりました。
個人で努力するのに加えて、メンバーともほぼ毎日、何度も何度も練習を重ねてきました。
その努力の結果、全国の大会でも上位入賞を果たした実績があります。
(まとめの結論)
私は自分のストイックに努力ができる強みを生かし、誰よりも努力し、誰よりも営業スキルを高めることで御社に貢献します。
どうぞ、よろしくお願いします。
「ストイックさ」をアピールする自己PRの作り方については、下記リンク先の記事に詳細をまとめています。
アカペラで培った「縁の下の力持ち」をアピールする
アカペラで最高のハーモニーを作るためには、個々人が目立つことよりも、チームでのアウトプットを尊重する必要があります。
特にメインボーカルでないパートで、「縁の下の力持ち」として、チームに貢献してきた人も多いのではないでしょうか。
ビジネスの世界では自分が目立つことよりも、お客様を主役にすることが重要になることが往往にしてあります。
自分にスポットが当たらなくても、努力できたり、モチベーションを保つことが非常に重要なのです。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、「縁の下の力持ち」である自分の強みを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は事務職を志望しておりますが、事務職では、自分が目立つことよりも、どれだけ社員が気持ちよく働ける環境を作れるかが重要だと考えるからです。
(具体例・エピソード)
私は大学に入学してからはアカペラに打ち込んできましたが、最高の音楽を作るためにも、メインボーカルやチーム全体が映えるように、縁の下の力持ちとしてチームに貢献してきました。
個人にスポットライトが当たらずとも、チーム全体の成果を高めることをモチベーションに努力することができました。
(まとめの結論)
私はこの強みを生かし、会社の生産性を影から支える事務として御社に貢献していければと考えております。
どうぞ、よろしくお願いします。
「縁の下の力持ち」をアピールする自己PRの作り方については、下記リンク先の記事に詳細をまとめています。
その他の強みをアピールする
先述したように、アカペラは自己PRネタの宝庫ですから、様々なアピールが可能です。
ここで挙げたのはほんの一例にすぎません。
より良い音楽を目指し続けた「向上心」や「意欲の高さ」をアピールすることもできるでしょうし、これまで続けてきた「継続力」をアピールすることも可能です。
重要なのは、自分にとってしっくりくる自己PRにまとめることです。
アピールしたい長所別に自己PRの例文をまとめた記事がありますので、ぜひそちらもご参照ください!
「アカペラ」での自己PRで「強み」の詰め込みすぎは厳禁
さて、ここまでは「アカペラ」というネタからどのようなアピールの仕方があるのかを解説してきました。
アカペラで培ったことは多いでしょうし、ご覧いただいた通り面接でアピールできるネタはたくさんあります。
しかし大事なのは、自己PRをする時はアピールしたいことを詰め込みすぎないことです。
自分を良く見せようとして、色々と話を詰め込みたい気持ちはわかりますが、詰め込みすぎても、面接官は覚えられませんし、何が言いたいかわからなくなってしまいます。
例えば、
私の強みはアカペラで培った協調性、そして努力し続けることができたストイックさと、継続力と、意欲の高さです。
というよりも、
私の強みは、一度もアカペラの練習を休まずに、1音1音にこだわり続けたストイックな性格です。
といった方が同じくらいの文字数でも、印象に残りやすいですよね。
アピールできるネタがたくさん抽出できるからこそ、絞ることを意識しましょう!
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。プロフィールは使いまわせるので、全部登録してもメリットはあります。
・OfferBox|ユーザー数No1→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。業界では最も有名なサイトで、アクティブユーザー数もナンバー1。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+も利用できるので、とりあえず登録するならこれです。
・キャリアチケットスカウト|穴場です→レバレジーズという人材業界の超一流企業が運営しており、参画企業の質に期待できます。穴場でおすすめです。また面倒なプロフィール登録が簡単にできる仕組みになっており、ラクにサービスを利用できます。(口コミ評判はこちら)
・キミスカ|変わり種です→変り種ですが、老舗のスカウトサービスで、有名です。他社の選考状況を登録することで、スカウトがもらえるというとても効率的なサービスです。有名企業の選考を進んでいる方にオススメです。
詳細は以下をご覧ください!
なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。