バレーボール一筋の学生生活を送ってきた。チームワークが非常に求められるバレーボールで培った経験は必ず社会に役立つと信じている。
就活でも自分の経験としてアピールしたいけど自己PRはどうすればいいの?
当記事では上記の悩みに答えます。
- 執筆者は企業の新卒採用支援に携わって10年
- 人事や経営者が何を考えているか熟知
- 就職エージェントサービスの責任者を経験
バレーボールは、チーム性の非常に強い競技です。バレーボールの大きな特徴ですが、プレイヤーそれぞれに役割があり、それぞれが有機的に機能しなければ、いかに個としての力が強くても勝てません。
会社も同じ考え方です。個としての力を高めるのは当然。その高めた力をチームワークで有機的に機能させ、成果を最大化する。そのために組織化したのが会社です。
バレーボールの経験は間違いなく就活で武器になります。
ただし、面接で「バレーボールをやってました」と言うだけでは当然合格はできません。
面接ではあなたが何をしてきたかを正確に伝えるのではなく、あなたを採用するメリットを相手に伝える場です。

つまり、バレーボールの経験をうまく変換して、どう仕事に役立つのかをアピールする必要があります。
と言うわけで、今回は「バレーボール一筋の学生生活」の経験からあなたの強みを抽出し、面接官にアピールするため方法や気をつけるべき点を、例文も交えながら解説していきたいと思います!
▼当記事の内容▼
- 自己PRの仕上げ方
- 効果的な自己PRの型
- バレーボールの経験を生かす自己PRの作り方
- バレーボールで自己PRする際の注意点
- 自己PRで失敗しないための方法
それでは以下ご覧ください。
当記事の目次
「バレーボール」の経験をアピールする自己PRの仕上げ方は2通りある

バレーボール経験をアピールする自己PRを考える方法は、2通りあります。
- 自分で考えて作る
- 就職エージェントを活用してプロと一緒に作る
就活エージェントとは、就活のプロがあなたとの面談を通じて、「就活力アップの支援」と「あなたの条件に合う企業探しの代行」を無料で行ってくれる超便利サービス。
理由は以下。
- 自分で作るのは、「第三者視点」と「人事視点」が欠けるために難しい。
- プロから意見をもらいながら自己PR作った方が時短になる。
- 実際に企業との面接で自己PRをした反応のフィードバックがもらえるため改善ができる。
- そもそも完全に無料なので、使わない手はない。
「え・・・絶対そっちの方がいいじゃん・・・!」って思った方は、あーだこーだ自分で考える前に、まっさらの状態で就職エージェントに申し込んだ方が早いです。
ちなみに僕もエージェントで働く人間ですが、下記に同業者の僕がオススメする就職エージェントを紹介していますので、よければご参考ください。(自分の会社は紹介しません笑)

そして、ここからは具体的に「バレーボール経験」をアピールする自己PRの作り方に入っていきます。
なので、やっぱり自分で自己PRを作りたいという方は以下読み進めてくださいませ!↓
バレーボールの経験を効果的にアピールするための正しい自己PRの型

自己PRで過不足なく、面接官に魅力を伝えるためのおすすめの型はこの4ステップです。
結論:
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
理由:
理由は〜〜〜からです。
具体例(エピソード):
実際に〜〜な経験があります。
結論(まとめ):
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
上記の自己PRフォーマットのメリットは以下3つです。
- 徹底した相手目線
- PREP法で説得力が高まる
- 他の就活生との差別化になる
自分のすごさをアピールするだけではなく、相手が自分を採用するメリットをメインで語ることができる就活生は多くありません。
この辺りの詳細は下記にまとめていますので、なぜこんな型がいいのか、もっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

バレーボールを頑張ったことを面接の自己PRにいかすコツ【例文付き】
それでは、具体的な自己PRの作り方に入っていきます。
「私は学生生活をバレーボールの練習に注いできました。」と言ってもそれは自己PRになりません。
「バレーボールを頑張った」その経験を、あなたの強みに、変換しなければなりません。
というわけでここからは、「バレーボール」というネタからどんな強みをアピールできるのか、例文付きで解説していきたいと思います。
協調性が高い(高度なチームワーク)

バレーボールは、その競技のルール上、どうしても個人プレーが成り立たないスポーツですよね。ですから、他のスポーツと比べてもかなりチーム同士息を合わせることの重要性が高い競技です。
そのチームプレイの経験は、ビジネスの世界でも生かされます。会社というのは個人の力では出せない大きな成果をチームが有機的に絡み合うことで出していくことを目的に組織されているもの。
つまり、会社はチームプレイが前提なのです。
協調性って、自己PRでアピールするには少し弱そうと思う方も多いですが、全くそれは違います。極めて会社としては重要な力。
ただ、使う人は多いので、埋もれてしまわないように、差別化は必要になります。協調性の高さをアピールする自己PRの作り方については下記に自己PR時の注意点やコツをまとめていますので、興味ある方は是非ご一読ください。

【例文】
(結論)
私が入社しましたら、バレーボールで培った協調性を生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は企画提案営業職を志望しておりますが、お客様にソリューションを提供するには、外部のパートナーも含めてチームの力を発揮する力が必要があると考えるからです。
(具体例・エピソード)
バレーボールはまさに個人の力がいかに強くても勝てないスポーツですから、チームワークが極めて重要となります。また、相手の出方次第では、普段の役割を他のメンバーと阿吽の呼吸でスイッチしたりなどを、瞬時に判断しなければなりません。
そのために、チームメンバーとはできるだけ同じ時を過ごし、一緒になんども練習を重ねることで、メンバーそれぞれの考えや癖が手に取るようにわかるレベルまで昇華させ、お互いの力が最大に発揮されるように動くことを徹底していました。
(まとめの結論)
私はこの協調性を生かし、プロジェクトに関わるメンバーが最大限力を発揮できる環境を作り上げることで、成果を高める、そんな営業マンとして御社に貢献していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
ストイックさ

バレーボールはチームワークが求められますが、そのチームワークの前提となるのが個としての力を高めることにあります。
ボールをキャッチするために、何度も何度もレシーブを受け、なんどもサーブを打って、なんどもアタックを打つ。より高さを出すために、ジャンプ力を強化する必要も。
とにかく、チームメンバーで成果をだすために、ストイックに練習することも必要ですよね。
ビジネスでも同じです。チームワークが求められるのは当然なのですが、それは傷の舐め合いとか、足を引っ張り合うわけではなく、スキルを高めたプロがお互いの力を引き出すように連携していくことが求められます。
つまり、個人としての力を高める「ストイック」なスタンスは、どんな企業にだって求められるスタンスです。
「ストイックさ」をアピールする自己PRの作り方については、下記リンク先の記事に詳細をまとめています。バレーボールで培ったストイックさを面接でアピールしたい!という方はぜひ下記をご覧ください。

【例文】
(結論)
私が入社しましたら、バレーボールで培ったストイックさを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、お客様から信頼を得るためには、とにかく努力して、誰よりも知識をつけ、心から任せられると思ってもらうことが必要だと考えるからです。
(具体例・エピソード)
バレーボールはチームスポーツではありますが、チームとして連携するためには、個としての力を高める必要があります。
友人が楽しそうに遊んでいる中でも、毎日腕が腫れるまでレシーブを受けたり、歩けなくなるほど飛んでジャンプ力を鍛えたり、とにかく私自身がチームメンバーになるために努力し続けた学生生活でした。
(まとめの結論)
私は社会人になってもストイックに努力し続け、誰よりも成長速度の速い営業として、そして誰よりもお客様から頼られる営業として、御社に貢献します。
どうぞよろしくお願いします。
縁の下の力持ち

ポジションによっては、ひたすらボールをトスし続けたり、ボールをレシーブし続けることで、エースにつなぐ役割を担う人もいます。
そんな人は、自分にスポットライトが当たっていなくてもチームのために貢献できる「縁の下の力持ち」としてのスタンスをアピールすることも可能です。
社会では主役は常にお客様。自分にスポットライトが当たることなんてほとんどありません。自分が主役じゃない環境で、主役を立て、そのために尽くせる力は社会では求められる力です。
「縁の下の力持ち」をアピールする自己PRの作り方については、自己PRのポイントとともに下記リンク先の記事に詳細をまとめていますので、バレーボールで培った「縁の下の力持ち魂」をぜひアピールしたいという方は是非ご一読ください。

【例文】
(結論)
私が入社しましたら、部活のバレーボールのセッターポジションで培った縁の下の力持ちとしてのスタンスを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を希望していますが、成果を高めるには、自分にスポットライトが当たらなくてもモチベーション高く頑張り続けることができたり、お客様を主役として立てることが重要だと考えるからです。
(具体例・エピソード)
バレーボールをするには、私は背も高くありませんし、ジャンプ力も高くありません。だから、チームメンバーのエースに最高のトスを上げることがミッションでした。
もちろん第三者から褒め称えられたり取り上げられるのはアタックを決めるエースですが、私はその影になって最高のアタックが打てるように最高のトスを上げ続けることに専念しましたし、それでチームとしての成果を高めることに喜びを感じていました。
(まとめの結論)
私はこの縁の下に徹することができる強みを生かし、お客様が最高の成果を上げるためのトスを上げ続けるような存在として信頼を勝ち取れるような営業マンとして御社に貢献していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
その他の強みをアピールする

ここで紹介させていただいた「バレーボール」をネタとする自己PRの作り方はもちろんほんの一例にすぎません。
他にも、部活の部長などを務めていた人は「リーダーシップ」をアピールすることができるでしょうし、バレーボールを継続してきた「継続力」をアピールすることもできます。「気遣い」や「ホスピタリティ」なんかも、チームワークを必要とするバレーボールならではの自己PRとして生きてくるでしょう。
とにかく、「バレーボール」という高度なチームスポーツをやりきった経験には企業が欲しがる資質がたくさん詰まっているので、いくらでも自己PRを作ることができるのです。
そこで、大事なのは、あなたにとってハマる、しっくりくる自己PRを行うことです。
自分が最も効果的にアピールできる、あなたらしいネタを探しましょう。
様々な長所から探せる自己PR解説と例文は下記記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

バレーボールを頑張ったことをネタの自己PRする際の注意点

「バレーボール」の経験は自己PRネタの宝庫ですが、以下2つに気をつけましょう。
- あなたが主体的にチームにどう関わったのかを語る
- アピールしたいことを詰め込みすぎないように
あなたが主体的にチームにどう関わったのか語りましょう
バレーボールのネタの自己PRだとチームプレイに関する話になることが多いかと思いますが、「人のために」を協調しすぎて、あなたの意思が弱く聞こえてしまうケースが結構あります。
「で、あなたは何がしたかったの?」って話になる感じ。
ビジネスでは指示待ちとか受動的な人よりも、自分で能動的に動き、ポジションを築いていく人が求められますから、協調性やホスピタリティの中にある「あなたの意思」をしっかりと語るようにしましょう。
アピールしたいことは詰め込みすぎないようにしましょう
自己PRをする時はアピールしたいことを詰め込みすぎないことです。
自分を良く見せようとして、色々と話を詰め込みたい気持ちはわかりますが、詰め込みすぎても、印象が弱くなるだけ。面接官も人間ですから脳みその処理能力には限界があります。
言いたいことは絞ったほうが伝わります。アピールすることはその中でも特に「あなたらしいこと」に絞り、謙虚さを保ちましょう。
極端な例ですが、以下の例をみてください。
私の強みはバレーボールで培った協調性にホスピタリティ。さらにストイックさや継続力も自信があります。
これだと印象に残りづらいですよね。印象がごちゃつくというか・・・。
私の強みは、チームスポーツのバレーボールで培った協調性です。個が強くても勝てないスポーツなので、チームとして成果を上げるために、チームに対して自分ができることは何か、追求し続けた部活ライフでした。
こっちだと、非常にシンプルで印象に残りやすいのがわかりますか?
「バレーボール」はいろんなことがアピールできるからこそ、アピールするネタは絞ることを特に意識しましょう。
アピールする強みは一つで十分です。あなたらしい強みを一つ抽出し、その一つのアピールを輝かせ、面接官の印象に残すことを意識しましょう。
アピールする「強み」はひとつに絞りましょう!その方が印象が強まるし、謙虚な印象を与えることができます。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう

自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。全部登録してもメリットはありますし、まずは一つからでも大丈夫です。
・OfferBox→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。業界では圧倒的にナンバー1です。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+を利用できます。アクティブユーザー数が多く、企業のスカウトに対するモチベーションも高いです。
・dodaキャンパス→穴場のスカウトサイト。運営企業は大手企業のベネッセなので安心です。JTBやmixiなど大手有名企業も参画しています。無料の適性診断ツールも利用できるので、自己PR作成に役立ちます。
・キミスカ→変り種ですが、有名です。他社の選考状況を登録することで、スカウトをもらえるという少し変わったサービス。有名企業の選考を進んでいる方にオススメです。
なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)

また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。

人気企業のES通過した自己PRを無料でみてみよう
自己PRにさらに磨きをかけるなら、人気企業のES合格者が語っている内容を実際に見るのが効果的。
「就活ノート」というサイトに無料会員登録すると、以下のように大手人気企業の選考に通過したESを見ることができます。

「あれ?意外と大したことないじゃん!」となって自信がつくのか、「むむむ・・・このままでは足りない・・・!」と課題が明確になるのか。
どちらにせよ、役に立つことは間違いありません。
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