学生時代は陸上一筋で頑張ってきた。
就活でもその経験を生かしたい。どうやって自己PRのネタとして使えばいいのだろうか?
当記事では上記のお悩みにお答えします。
- 執筆者は企業の新卒採用支援に携わって10年
- 人事や経営者が何を考えているか熟知
- 就職エージェントサービスの責任者を経験
陸上とは0.1秒や1mmにこだわり、目標達成に向けて毎日辛い練習に耐える超ストイックなスポーツです。
社会でも目標を設定し、そのための行動を逆算し、そして行動して達成していくフローは求められますので、陸上の経験は社会で役立つことは言うまでもありません。
特に、高い「目標達成力」が求められる営業職には特段アピールしやすい内容でしょう。
ただ、もちろんですが「学生時代は陸上に力を注いでいました」なんて言ったところで内定がもらえるわけではありません。
自己PRは企業があなたを採用するメリットを語る場ですから、陸上の経験をうまく変換して、どのように仕事に役立つのかをアピールする必要があります。
そこで、当記事では「陸上を頑張ってきた経験」を効果的に面接官にアピールし、失敗しない自己PRをするためのコツや注意点を解説していきます。
▼当記事の内容▼
- 効果的な自己PRの型
- 陸上の経験を生かす自己PRの作り方
- 陸上の経験で自己PRする際の注意点
- 自己PRで失敗しないための方法
当記事の目次
陸上の経験をアピールする自己PRの仕上げ方は2通りある
陸上を頑張った経験で自己PRを考える方法は、2通りあります。
- 自分で考えて作る
- 就職エージェントを活用してプロと一緒に作る
就活エージェントとは、就活のプロがあなたとの面談を通じて、「就活力アップの支援」と「あなたの条件に合う企業探しの代行」を無料で行ってくれる超便利サービス。
結論からいうと、プロと一緒に作る方が圧倒的にオススメです。
理由は以下。
- 自分で作るのは、「第三者視点」と「人事視点」が欠けるために難しい。
- プロから意見をもらいながら自己PR作った方が時短になる。
- 実際に企業との面接で自己PRをした反応のフィードバックがもらえるため改善ができる。
- そもそも完全に無料なので、使わない手はない。
「え・・・絶対そっちの方がいいじゃん・・・!」って思った方は、あーだこーだ自分で考える前に、まっさらの状態で就職エージェントに申し込んだ方が早いです。
ちなみに僕もエージェントで働く人間ですが、下記に同業者の僕がオススメする就職エージェントを紹介していますので、よければご参考ください。(自分の会社は紹介しません笑)
そして、ここからは具体的に「陸上に打ち込んだ経験」をアピールする自己PRの作り方に入っていきます。
なので、やっぱり自分で自己PRを作りたいという方は以下読み進めてくださいませ!↓
陸上を頑張ったことをアピールする自己PRの正しい型
自己PRで過不足なく、面接官に魅力を伝えるためのおすすめの型はこの4ステップです。
結論:
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
理由:
理由は〜〜〜からです。
具体例(エピソード):
実際に〜〜な経験があります。
結論(まとめ):
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
上記の自己PRフォーマットのメリットは以下3つです。
- 徹底した相手目線
- PREP法で説得力が高まる
- 他の就活生との差別化になる
自分のすごさをアピールするだけではなく、相手が自分を採用するメリットをメインで語ることができる就活生は多くありません。
またPREP法というビジネスでも用いられる「説得力を高める構造」にもなっています。
PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順番で話すことで、論理的に主張を伝えることができるフレームワークのこと。
この辺りの詳細は下記にまとめていますので、なぜこんな型がいいのか、もっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
陸上を頑張った学生生活を就活の自己PRにいかすコツ【例文付き】
それでは、具体的な自己PRの作り方に入っていきます。
先ほどもお伝えしたように、「私は学生時代は、陸上の部活に没頭していました。」と言ってもそれは自己PRになりません。相手からしたら「あっそう」となって終わりです。
自己PRにするには、「陸上を頑張った」経験を、あなたの強みに変換しなければなりません。
というわけでここからは、「陸上」というネタから、どんな強みをアピールできるのか、例文付きで解説していきたいと思います。
ストイックさ
陸上は、0.1秒や1mmにこだわり、なかなか縮まらない記録のために、肉体をいじめ続けるような非常にストイックなスポーツです。
ビジネススキルも一朝一夕ではつきません。日々のインプット、アウトプット、そして改善活動によって少しずつ仕事ができるようになっていきます。
ストイックに努力できなければ、成長は見込めません。個人としての力を高める「ストイック」なスタンスは、どんな企業にだって求められるスタンスです。
「ストイックさ」をアピールする自己PRの作り方については、下記リンク先の記事に詳細をまとめています。陸上で培ったストイックさを面接でアピールしたい!という方はぜひ下記をご覧ください。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、陸上の短距離走で培ったストイックさを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、成果を上げるための営業力は、一朝一夕で身につくものではなく、一つ一つのトークや知識に常に磨きをかけていく努力が必要だと考えるからです。
(具体例・エピソード)
私は高校の頃から陸上に打ち込んできましたが、半年間で短距離走0.2秒自分のベストスコアを縮めることを目標に、毎日遊びを断ってトレーニングを行った経験があります。
学校の授業が終われば即部活で、休みの日は朝から晩まで筋肉をいじめ続け、一日もサボらずに練習と向き合いました。
結果として、半年後、目標としていたタイムを達成することができました。
(まとめの結論)
私は御社に入社しましたら、一日もサボらずストイックに努力し、誰よりも成果をあげる営業として御社に貢献します。
どうぞ、よろしくお願いします。
目標達成力
陸上は、常に目標達成の繰り返しです。
0.1秒縮めると言う目標を立て、目標から逆算して計画を立て、コンディションや筋力を整えていく活動が求められます。
仕事でも同じです。目標を立て、それに向けてのアクションプランを逆算し、日々軌道修正しながら実行していくことの繰り返しです。ただ、目標を達成し続ける人と、しない人では大きな成果の差が生まれます。
目標達成力は特に目標達成が常に求められる営業職には一層求められる力です。
目標達成力をアピールする自己PRの作り方については下記に自己PR時の注意点やコツをまとめていますので、興味ある方は是非ご一読ください。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、陸上で培った目標達成力を生かして御社に貢献できると考えております。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、営業は目標を外さず、常に再現性高く達成し続けることが求められると考えるからです。
(具体例・エピソード)
私は陸上で、常に厳しい目標タイムを設け、そのために日々の練習メニューを逆算し、毎日計画通りにこなしてきました。
もちろん計画通りにいかないこともあり、日々試行錯誤と、軌道修正の繰り返し。0.1秒の記録を縮めるために、半年以上の練習を必要とすることもありました。
目標達成をし続けた結果、私のタイムはどんどん縮んでいき、全国大会出場を果たした実績もあります。
(まとめの結論)
私は陸上の経験で培った強みを生かし、営業数字目標から日々の活動量を逆算し、軌道修正を行いながら確実に達成し続ける営業として、御社に貢献させていただきます。
よろしくお願いします。
ハングリー精神
陸上はハングリーさも求められます。
今の現状に常に満足せず、記録アップを目指していくゴールなきスポーツですね。
そこは企業の活動と非常に似ています。企業もゴールない世界で、常に上を目指して成長が求められます。そこで働く従業員ももちろん、常に新しいスキルを身につけ、常に成果を高めていくことが求められます。
ハングリー精神は、業種職種問わず、社会に求められる重要スキルです。
「ハングリー精神」をアピールする自己PRの作り方については、自己PRのポイントとともに下記リンク先の記事に詳細をまとめていますので、陸上で培った「ハングリー精神」をぜひアピールしたいという方は是非ご一読ください。
【例文】
(結論)
私が入社しましたら、自分の強みでもあるハングリー精神を生かして御社に貢献できると考えております。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、営業としての成果を出すためには、常に自分の数字や成果に満足せず行動をし続けることが求められると考えるからです。
(具体例・エピソード)
ハングリー精神が最も生かされたのは、学生時代の陸上の部活動です。
僕は学校内で短距離走のタイムはダントツでトップの記録を持っていましたが、そこで一切満足せずに日々自分に負荷をかけ、練習を続けることで記録を伸ばしていきました。
結果として私は県大会で入賞することができ、学校創立以来の快挙を成し遂げました。
(まとめの結論)
私は御社に入社しましたら、まずトップを目指し、トップを取っても満足することなく、成果を高め続け、歴史に残るような営業成績を残すことで、御社に貢献していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
その他の強みをアピールする
ここで紹介させていただいた「陸上を頑張ったこと」をネタとする自己PRの作り方はもちろんほんの一例にすぎません。
他にも、部活の部長などを務めていた人は「リーダーシップ」をアピールすることができるでしょうし、リレーなどであれば、バトンパスなどのチームワークは必要とされますので「協調性」もアピール可能です。
とにかく、「陸上」というストイックさや目標達成力が求められる活動に時間を注いだ経験には企業が欲しがる資質は多く詰まっています。
そこで、大事なのは、あなたにとってハマる、しっくりくる自己PRを行うことです。
自分が最も効果的にアピールできる、あなたらしいネタを探しましょう。
様々な長所から探せる自己PR解説と例文は下記記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
陸上を頑張ったことをネタの自己PRする際の注意点
「陸上一筋で頑張ってきた経験」は、先に伝えたように自己PRネタの宝庫と言える経験が詰まっていますが、以下に気をつけましょう。
- アピールしたいことを詰め込みすぎないように
アピールしたいことは詰め込みすぎないようにしましょう
自己PRをする時はアピールしたいことを詰め込みすぎないことです。
自分を良く見せようとして、色々と話を詰め込みたい気持ちはわかりますが、詰め込みすぎても、印象が弱くなるだけ。面接官も人間ですから脳みその処理能力には限界があります。
言いたいことは絞ったほうが伝わります。アピールすることはその中でも特に「あなたらしいこと」に絞り、謙虚さを保ちましょう。
極端な例ですが、以下の例をみてください。
私の強みは陸上で培ったストイックさに真面目さです。
目標達成する力にも継続力にも自信があり、体力もある方です。
どうでしょう?これだと印象に残りづらくないでしょうか?印象がごちゃつきますよね?
私の強みは、陸上で培った目標達成力です。
高い目標を立て、そのための逆算をして、時には軌道修正しながら日々アクションプランを実行し続ける6年間を過ごしました。
目標を達成するための気持ちやそのための行動力なら誰にも負けません。
こっちだと、非常にシンプルで印象に残りやすいのがわかりますか?「目標達成力が高い」というシンプルで強烈なイメージが伝わりますね。
「陸上」はいろんなことがアピールできるからこそ、アピールするネタは絞ることを特に意識しましょう。
アピールする強みは一つもあれば十分です。あなたらしい強みを一つ抽出し、その一つのアピールを輝かせ、面接官の印象に残すことを意識しましょう。
アピールする「強み」はひとつに絞りましょう!その方が印象が強まるし、謙虚な印象を与えることができます。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。プロフィールは使いまわせるので、全部登録してもメリットはあります。
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なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。