学生時代はアルバイトに熱中して、アルバイトリーダーにも任命されていた。
就活でもその経験を生かしたいけど、他の就活生との差別化が難しいかなぁ?
うまく差別化しつつ自己PRに生かす方法を知りたい。例文もみてみたい。
当記事では上記の悩みに答えます。
アルバイトリーダーという経験には、社会で役立つ経験が詰まっています。
- アルバイトリーダーに任命されるに至るまでの努力
- お店へのコミット
- メンバーの育成経験 など
これらは、まさに会社の管理職がやっていることですから、就活でアピールできるネタもパンパンに詰まっていると言えます。
ただし、アルバイト先があるだけ、アルバイトリーダーが存在するということを考えると、同じネタとして使う就活生は多いでしょうから、差別化のための工夫は重要です。
面接ではあなたが何をしてきたかを正確に伝えるのではなく、あなたを採用するメリットを相手に伝える場です。
つまり、アルバイトリーダーの経験をうまく変換して、どう仕事に役立つのかをアピールする必要があります。
そこで今回は、アルバイトリーダーの経験を面接官に効果的にアピールするコツや、注意点について、面接官の本音を知る立場からお伝えしたいと思います。
▼当記事の内容▼
- 自己PRの仕上げ方
- 効果的な自己PRの型
- アルバイトリーダーの経験を生かす自己PRの作り方
- アルバイトリーダー経験で自己PRする際の注意点
- 自己PRで失敗しないための方法
それでは以下ご覧ください。
当記事の目次
「アルバイトリーダー」の経験をアピールする自己PRの仕上げ方は2通りある
自己PRを考える方法は、2通りあります。
- 自分で考えて作る
- 就職エージェントを活用してプロと一緒に作る
就活エージェントとは、就活のプロがあなたとの面談を通じて、「就活力アップの支援」と「あなたの条件に合う企業探しの代行」を無料で行ってくれる超便利サービス。
理由は以下。
- 自分で作るのは、「第三者視点」と「人事視点」が欠けるために難しい。
- プロから意見をもらいながら自己PR作った方が時短になる。
- 実際に企業との面接で自己PRをした反応のフィードバックがもらえるため改善ができる。
- そもそも完全に無料なので、使わない手はない。
「え・・・絶対そっちの方がいいじゃん・・・!」って思った方は、あーだこーだ自分で考える前に、まっさらの状態で就職エージェントに申し込んだ方が早いです。
ちなみに僕もエージェントで働く人間ですが、下記に同業者の僕がオススメする就職エージェントを紹介していますので、よければご参考ください。(自分の会社は紹介しません笑)
そして、ここからは具体的に「アルバイトリーダー経験」をアピールする自己PRの作り方に入っていきます。
なので、やっぱり自分で自己PRを作りたいという方は以下読み進めてくださいませ!↓
アルバイトリーダーの経験をアピールするための自己PRの正しい型
自己PRで過不足なく、面接官に魅力を伝えるためのおすすめの型はこの4ステップです。
結論:
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
理由:
理由は〜〜〜からです。
具体例(エピソード):
実際に〜〜な経験があります。
結論(まとめ):
私は●●という強みを生かして、御社に貢献できます。
上記の自己PRフォーマットのメリットは以下3つです。
- 徹底した相手目線
- PREP法で説得力が高まる
- 他の就活生との差別化になる
自分のすごさをアピールするだけではなく、相手が自分を採用するメリットをメインで語ることができる就活生は多くありません。
またPREP法というビジネスでも用いられる「説得力を高める構造」にもなっています。
PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順番で話すことで、論理的に主張を伝えることができるフレームワークのこと。
この辺りの詳細は下記にまとめていますので、なぜこんな型がいいのか、もっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
アルバイトリーダーの経験を生かした自己PRの作り方【例文付き】
それでは、具体的な自己PRの作り方に入っていきます。
「アルバイトリーダー」というネタから、どんな強みをアピールできるのか、例文付きで解説していきたいと思います。
リーダーシップをアピールする
まずはシンプルに「リーダーシップ」のアピールができるでしょう。
アルバイトリーダーとして、後輩を教育したり、モチベートしたり、店長の意思を噛み砕いて伝達したり、時には後輩のダメな行為を叱ったり・・・
リーダーとしての様々な経験をしていると思います。
リーダーシップはどの企業も求める力です。
会社に入ってゆくゆくは管理職として、メンバーのマネジメントに携わりつつ、チームで成果を出すことを求められるようになりますから。
自己PRの際は、リーダー経験を通じて培ったあなたなりのリーダーシップ論を語り、信ぴょう性の高い話をするといいですよ。
自己PRの例文
(結論)
私が入社しましたら、居酒屋のアルバイトリーダーの経験で培ったリーダーシップを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は営業職を志望しておりますが、御社のプロジェクトチーム制の営業で成果を上げるためには個人力だけではなく、チームを引っ張り、導く力が求められていると考えるからです。
(具体例・エピソード)
居酒屋のアルバイトリーダーとして、私は「まず誰よりも先に自分がやる」ということを意識していました。
新しいメニューが出た時、新しいオペレーションが追加された時、新しい機材が導入された時、怖いお客様がいらっしゃった時、常に私はまず自分がやってみることで、先陣を切り、そこで得た学んだ情報をメンバーに伝えることで、チームを引っ張ってきました。
自分が先陣を切ることで、メンバーからの信頼を勝ち取りつつ、モチベーションを高めることができたと思いますし、表彰ではベストリーダー賞に選ばれたこともあります。
(まとめの結論)
私が御社に入社したら、誰よりも先陣を切るリーダーシップを生かし、チームを引っ張ることで成果を高め、御社に貢献していきたいと考えております。
よろしくお願いします。
リーダーシップについての自己PRの作り方は詳しくまとめていますので、参考にしてください。
真面目さをアピールする
誰よりも真面目にコツコツとスキルを高め、お店への貢献度が認められたからこそ、アルバイトリーダーに任命された人も多いでしょう。
その真面目さは社会でも重宝されます。
社会に出ると、自分の行動の範囲がぐっと広がります。社会は楽しいことも多く、誘惑も多いのです。
そんな社会だからこそ、「真面目にコツコツとスキルアップできるスタンス」を持っている場合と持っていない場合とで大きく成長角度に差が生まれます。
また、会社の看板を背負って働く以上、お客様やビジネスと真面目に向き合う人の方が安心して雇えます。
自己PRする際は、差別化を意識しながらも、面接現場での印象も大事にしましょう。
自己PRの例文
(結論)
私が入社しましたら、自分の真面目さを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は御社の営業職を志望しておりますが、営業職はお客様から信頼を得るためにも、真面目に誠実に、コツコツとスキルアップをしていくことが求められると考えるからです。
(具体例・エピソード)
その強みが最も活かされたのは、居酒屋のアルバイトの経験です。
働き始めた時、私は鈍臭くて、他の人よりも全然仕事ができませんでした。
だからこそ他の人がシフトに入りたがらない年末や連休、金曜日など、忙しい時こそシフトに入り、またバイト後は何がダメだったのか自分なりに振り返りをコツコツ行うことを継続しました。
結果として、私は1年でかなりスキルアップすることができ、同期で入った人の中では一番最初にアルバイトリーダーに任命されました。
(まとめの結論)
私は持ち前の真面目さを生かして、難しいことにも精力的に取り組み、コツコツと勉強し、改善を重ね続けることで、会社やお客様からの信頼を裏切ることのない営業として御社に貢献します。
よろしくお願いします。
真面目さについての自己PRの作り方は詳しくまとめていますので、参考にしてください。
意欲の高さをアピールする
アルバイトリーダーに選ばれたということは、あなたが単なるアルバイトではなく、できるアルバイトになろうと、高い意欲を持って仕事に臨んだ結果ではないでしょうか。
社会に出ると、様々な競争が待っています。
対競合企業との競争、同期間での競争、事業部間での競争。そんな競争に勝ち抜くためには、あなたが意欲を持ち続け、成長し続け、高い質のアウトプットを出し続けることが必要なのです。
自己PRの際は、熱しやすく冷めやすいタイプだという印象にならないように、何事も意欲高く臨むという価値観を伝えるようにしましょう。
自己PRの例文
(結論)
私が入社しましたら、自分の意欲の高さを生かして御社に貢献できます。
(理由)
というのも、私は御社の営業職を志望しておりますが、営業職は自分の成長や成果にいつも貪欲に行動し続けることが求められると考えるからです。
(具体例・エピソード)
意欲の高さがもっとも活かされたのは、居酒屋でのアルバイト経験です。
私は、せっかくアルバイトをやるのであれば、絶対に一番仕事ができるアルバイトメンバーになろうと考え、忙しい時ほどシフトに入り、毎日店長にフィードバックをもらい、自分の仕事の仕方を改善し続けました。
結果として、同期で店に入ったメンバーの中で最速昇進を果たし、アルバイトリーダーになることができました。
(まとめの結論)
私は常に現状に満足せず、意欲高く全力で仕事に取り組むことで、どんどんライバルと差をつけ、御社に貢献できる存在になっていきたいと考えております。
よろしくお願いします。
意欲の高さについての自己PRの作り方は詳しくまとめていますので、参考にしてください。
その他の強みをアピールする
これまであげたのはアルバイトリーダーをアピールする自己PRのほんの一例にすぎません。
例えば、お客様にもお店にも奉仕したくなる「ホスピタリティ精神」がアルバイトリーダーにつながったのかもしれませんし、人間関係を円滑にする「器用さ」や、どんどんスキルを学ぶ「吸収力」がアルバイトリーダーにつながったのかもしれません。
とにかく大事なのは、あなた自身が語ってしっくりとくるネタを選ぶことです。
自分の長所から探せる自己PRの解説と例文集をまとめているので、ぜひ自分の強みを探してみてください。
「アルバイトリーダー」経験で自己PRする時のコツと注意点
これまでは、アルバイトリーダーという経験からどんな自己PRができるかということについて解説してきました。
ここからは、アルバイトリーダーという経験で効果的に面接官にアピールするためのコツや、自己PRする際に気をつけるべきポイントについて解説していきたいと思います。
アルバイトリーダーはありきたりなネタ。差別化が重要です。
アルバイトリーダーを経験し、アルバイトリーダーを自己PRのネタに使おうと考えている就活生は非常に多いことが想定されます。
そのため、ライバルとの差別化が重要。しかしアルバイトリーダーという言葉を変えても本質的には意味がありません。
ライバルと差別化するためには、アルバイトリーダーとしての経験の深さや知見の深さで勝負するのが望ましいです。差別化するためには、以下の二つが重要です。
・独自のエピソードを語る
・リーダーとして独自の考えを語る
独自のエピソードを具体的に語る
まずあなたがそのお店で、そのメンバーの中でアルバイトリーダーをやっていたからこそ語れる独自の経験を語りましょう。
その場にいなければできないような具体的でオリジナリティーのある話は、通り一辺倒の話に比べ、リアリティーがあり、差別化されるだけでなく、話自体の信憑性も高まります。
リーダーとして独自の考えを語る
ただリーダーをやっていただけではアピールになりません。
リーダーは役割にすぎません。
どんな考えで仕事に臨んだ結果リーダーになれたのか、あるいは、リーダーとしてどんな考えを持ち、どういう行動を取っているのか、あなたなりに語りましょう。
あなた独自の経験から作られたあなた独自の考えは、ライバルとの差別化に繋がり、さらにリーダーとしての資質のアピールにもつながります。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。全部登録してもメリットはありますし、まずは一つからでも大丈夫です。
・dodaキャンパス→35万人以上が登録する日本最大級のスカウトサイト。運営企業は大手企業のベネッセなので安心です。JTBやmixiなど大手有名企業も参画しています。無料の適性診断ツールも利用できるので、自己PR作成に役立ちます。
・OfferBox→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+を利用できます。アクティブユーザー数が多く、企業のスカウトに対するモチベーションも高いです。
・キミスカ→変り種ですが、有名です。他社の選考状況を登録することで、スカウトをもらえるという少し変わったサービス。有名企業の選考を進んでいる方にオススメです。
なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。