学生時代は軽音一筋。毎日バンドの練習を頑張ってきた。
就活でもその経験を生かしたい。どうやって自己PRのネタとして使えばいいのだろうか?
当記事では上記のお悩みにお答えします。
軽音楽は俯瞰してみれば、役割分担をし、日々の練習によって培われたスキルを、チームワークによって結集し、最高の音楽を作る活動です。
それに、ただ自己満の音楽活動だけでなく、どうすれば聞き手が盛り上がるか、楽しんでもらえるかを考えながら音楽をアレンジしたりもします。
そこで培われたチームワーク(協調性)や、ホスピタリティなどは、お客様のために、チームになって成果をだす社会人としても当然求められる力です。業種も業界も問わないですね。
ただ、もちろんですが「学生時代はバンド活動ばかりやってきました!」とだけ伝えたところで内定はもらえません。
就活での自己PRというのは、『あなたが何をしてきたかを正確に伝える』のではなく、『あなたを採用するメリットを相手に伝える』ことを指します。
つまり、軽音楽の経験をうまく変換して、どのように仕事に役立つのかをアピールする必要があります。
と言うわけで、今回は「軽音楽一筋で頑張ってきた」経験からあなたの強みを抽出し、面接官にアピールするため方法や、自己PRするにあたって気をつけるべき点を、例文も交えながら解説していきたいと思います!
当記事の目次
軽音楽を頑張ったことを強みとしてアピールするための正しい自己PRの型
自己PRにとして望ましい構成要素は3つです。
1:結論
2:強みが活かされた・強みを培った経験(エピソード)
3:強みを会社でどう活かすか
まずは、「何が強みなのか」という結論。そして、その強みを根拠づける具体的なエピソード。(強みを培ったエピソードでも可)。最後に、自分の強みをどのように企業で生かし、貢献しようと考えているのか。
この3つの要素を入れて自己PRすることで、面接官に過不足なく情報を伝えることが可能となります。
軽音楽をネタとした自己PRも、この流れに沿って考えます。
軽音楽の経験から、何を強みとして企業にアピールするかを抽出して、その強みが「培われた」or「生かされた」軽音楽活動におけるエピソードは何か、その強みが企業にどうやって貢献できるかを整理することが必要となります。
この3つの要素を使った自己PRの正しい作り方については、下記に詳細をまとめていますので、自己PRのセオリーがよくわらかない!という方は是非ご一読ください!
軽音楽を頑張った学生生活を就活の自己PRにいかすコツ【例文付き】
それでは、具体的な自己PRの作り方に入っていきます。
先ほどもお伝えしたように、「私は学生時代は、軽音楽一筋で、ギターとバンド仲間と過ごした6年間でした。」とだ伝えても、それは自己PRになりません。相手からしたら「あっそう」となって終わりです。
自己PRにするには、「軽音楽を頑張った」経験を、あなたの強みに変換しなければなりません。
というわけでここからは、「軽音楽」というネタから、どんな強みをアピールできるのか、例文付きで解説していきたいと思います。
今回出す自己PRの例は以下の通り。
- ストイックさをアピールする
- 協調性をアピールする
- ホスピタリティーをアピールする
- その他強みをアピールする
ストイックさをアピールする
バンドはチームワークですが、チームで最高の音楽を作り、グルーブを観客に届けるためにも、個々の演奏スキルを高めることが求められます。
たった一回の出番のために、毎日家で楽器と向き合い、練習するといったストイックさが求められます。
社会人もストイックに努力できなければ成長できません。
社会人は頑張るのが普通ですから、競争力をつけるには「めちゃくちゃ」頑張らないといけないということです。個人としての力を高める「ストイック」なスタンスは、どんな企業にだって求められるスタンスです。
「ストイックさ」をアピールする自己PRの作り方については、下記リンク先の記事に詳細をまとめています。軽音楽で培ったストイックさを面接でアピールしたい!軽音楽で生かされた自分のストイックさをアピールしたい!という方はぜひ下記をご覧ください。
【例文】
私の強みはストイックさです。
その強みが最も生かされたのは、学生時代に没頭していた軽音楽活動です。
何より音や演奏スキルにこだわったバンドに所属していたこともあるのですが、3年間一日サボることもなく、旅行にもギターを持っていき、常に練習を欠かさず行っていました。またステージの動き方やトーク内容まで細かく仲間と話し合い、こだわりを詰めることで、ステージは常に盛況で、人気も獲得できていました。
私は御社の営業職を志望しておりますが、自分のストイックさを生かし、一日もサボらずに勉強し、行動し、誰よりも早く成長して御社に貢献していきたいと考えております。
どうぞ、よろしくお願いします。
協調性をアピールする
軽音楽は、一人で演奏して何かできるものではありません。
バンドメンバーのそれぞれが自分の役割を全うし、音同士でシナジーを起こすからこそ、完成された音楽が生まれ、グルーブを作り出すことができます。
それぞれの見せ場を作りながら、オーディエンスを盛り上げるという目的のためにチーム一丸となった経験は社会に出ても必ず役に立ちます。
会社もチーム。社員がそれぞれ持ち場のプロフェッショナルとなり、お互いシナジーを起こしながら最高の成果をアウトプットするのです。協調性は職種問わず求められます。
協調性をアピールする自己PRの作り方については下記に自己PR時の注意点やコツをまとめていますので、興味ある方は是非ご一読ください。
【例文】
私の強みは軽音楽活動で培った協調性です。
軽音楽は、観客を盛り上げるというたった一つの目的のために、バンドのメンバーがそれぞれスキルを磨き、音を重ね合わせて、チームで一つの場を作っていくものです。
自分一人が目立っても、場は盛り上がりません。時に、あえて自分は音を下げて、他のメンバーの見せ場を作り、自分の見せ場の時には自分が前に出たりしながら、チーム全体で一つのステージを作り上げていく必要があります。私はそんな他を生かし、チームでアウトプットをする活動を6年間続けてまいりました。
軽音楽で学んだ、チームで最高のアウトプットを作り上げるための協調性は社会人になっても生かされると思っています。
私は営業職を志望しておりますが、自分の協調性を生かし、顧客と最も近い距離でプロジェクトを立ち上げ、関わるメンバーの力を最大限引き出し、最高のサービスが提供できる営業として、御社に貢献して行きたいと考えております。
よろしくお願いします。
ホスピタリティをアピールする
軽音楽は自己満足のために音を出しているわけではありません。
観客ありきで、観客を盛り上げる、観客に楽しんでもらう、そのために音を作っていく作業です。
そこには観客へ向けられたホスピタリティのようなものが必要。自分たちのためだけに作っている音楽では観客はなかなかついてきませんからね。
そんな誰かのために、努力するホスピタリティは社会人になっても当然求められます。
そもそも社会は誰かのために役立つからこそ、お金がもらえる仕組みですから、どんな社会人にだって求められる超重要スタンスなのです。
「ホスピタリティ」をアピールする自己PRの作り方については、自己PRのポイントとともに下記リンク先の記事に詳細をまとめていますので、軽音楽で培った「ホスピタリティ」をぜひアピールしたいという方は是非ご一読ください。
【例文】
私の強みは、ホスピタリティです。
その強みが最も生かされたのは、学生時代の軽音楽の活動です。
音楽をやっているとどうしても自分たちの好きな音楽を作りたくもなるのですが、音楽はやはり観客ありきです。感ky閣の期待に応えることが最も重要だと考えておりました。
私は観客に楽しんでもらいたいという一心で、観客が盛り上がって楽しめる場を作るという目的一つのために、バンドメンバーをまとめ、音作りを行なっていました。
結果として私のバンドがステージに立つと、常に満席。観客はいつも最高に賑わって、盛り上がって楽しんでいってくれるようになり、学祭でのチケットも即完売させることができました。
私は営業職を志望していますが、この自分のホスピタリティを生かし、お客様のために何ができるかを常に考え、痒い所に手が届くサービスを提供し、誰よりも信頼される営業として、御社に貢献していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
その他の強みをアピールする
ここで紹介させていただいた「軽音楽活動」をネタとする自己PRの作り方はもちろんほんの一例にすぎません。
他にも、バンドのリーダーを務めていた人は「リーダーシップ」をアピールすることができるでしょうし、軽音楽一筋で何年も続けてきたという方なら「継続性」もアピール可能です。
とにかく、「軽音楽」という活動には、企業が欲しがる資質は多く詰まっています。大事なのは、あなたにとってハマる、しっくりくる自己PRを行うことです。
自分が最も効果的にアピールできる、あなたらしいネタを探しましょう。
様々な長所から探せる自己PR解説と例文は下記記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
軽音楽(バンド活動)ネタの自己PRを行う際の注意点
「軽音楽一筋で頑張ってきた経験」は、先に伝えたように自己PRネタの宝庫と言える経験が詰まっていますが、以下に気をつけましょう。
- アピールしたいことは詰め込みすぎないように注意
- 面接官のイメージを覆す必要がある場合もある
アピールしたいことは詰め込みすぎないようにしましょう
自己PRをする時はアピールしたいことを詰め込みすぎないことです。
自分を良く見せようとして、色々と話を詰め込みたい気持ちはわかりますが、詰め込みすぎても、印象が弱くなるだけ。面接官も人間ですから脳みその処理能力には限界があります。
言いたいことは絞ったほうが伝わります。アピールすることはその中でも特に「あなたらしいこと」に絞り、謙虚さを保ちましょう。
極端な例ですが、以下の例をみてください。
私の強みは軽音楽活動で培ったストイックさに真面目さです。
目標達成する力にも継続力にも自信があり、芸術的なセンスもある方です。
どうでしょう?これだと印象に残りづらくないでしょうか?印象がごちゃつきますよね?
私の強みは、軽音楽活動で培った協調性です。
バンドメンバーとコミュニケーションをとり、共通目標を持ち、お互いの力を最大限引き出すための場作りを心がけました。
チームとしてのパフォーマンスが最大化されるように立ち回るスキルなら誰にも負けません。
こっちだと、非常にシンプルで印象に残りやすいのがわかりますか?「協調性が高い」というシンプルで強烈なイメージが伝わりますね。
「軽音楽」からはいろんなことがアピールできるからこそ、アピールするネタは絞ることを特に意識しましょう。
アピールする強みは一つもあれば十分です。あなたらしい強みを一つ抽出し、その一つのアピールを輝かせ、面接官の印象に残すことを意識しましょう。
面接官の印象を覆す必要があることも
軽音楽といえば、一部の面接官からは「ただチャラい若者たちの大騒ぎ」みたいなイメージを持たれています。
そんな固定概念を持った面接官からすると、いくらあなたが真剣に軽音楽に臨んでいたとしても、「チャラい」という先入観を持たれてしまいます。
なので、ぜひ面接官の印象を覆すために、軽音楽活動の難しさや仕事に通じる部分をあなたの口から、何も知らない面接官に説明してあげましょう。
しっかりと説明すれば、きっと理解してもらえるでしょうし、先入観とのギャップからより印象が良くなることもあります。
アピールする「強み」はひとつに絞りましょう!その方が印象が強まるし、謙虚な印象を与えることができます。
「軽音はチャラい」という印象を持っている面接官もいるので、あなたの口で軽音の仕事の通じる部分を説明してあげるといいでしょう。
自己PRができたらまずは企業の反応を見てみましょう
自己PRができたものの、本当にこのエピソードは企業に響くのか?という心配はありますよね。
その心配は、スカウトサイトに自己PRを登録すると解決できます。
スカウトサイトのプロフィールを書くと企業からの反応がわかり、自己PRが上達します。
スカウトサイトは、あなたのプロフィールを登録しておくことで、それを見た企業から「うちを受けないかい?」とスカウトされるサービスです。
ということは・・・
「あなたの強みや経験」に対し、企業がどんな反応をするか見ることができるってことです。
スカウトサイトは無料で使えるので、自己PRを磨くためにも、プロフィールをスカウトサイトに登録することをオススメします。
でも・・・スカウトサイトって、どのサービスがいいの?
スカウトサイトってどんなサービスがあるの?
結論から言うと、スカウトサイトは有名どころだけ登録すればオッケーです。
となれば、選択肢は以下の3択に絞れます。プロフィールは使いまわせるので、全部登録してもメリットはあります。
・OfferBox|ユーザー数No1→就活生の4人に1人が登録するスカウトサイト。業界では最も有名なサイトで、アクティブユーザー数もナンバー1。高品質な無料の適性診断AnalyzeU+も利用できるので、とりあえず登録するならこれです。
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なかなか自己PR作成が進まない方は他人にアドバイスをもらいましょう
他人からアドバイスをもらうのは、以下のような方法があります。
- 自己PRの例文を徹底的に見る
- 友達とか親に聞いてみる
- 就職エージェントに相談する
下記に当サイトの強み別に分けて例文を用意していますので、読むと参考になるはず。(旧自己PR版から工事中です)
また、友達とか親に聞いてみると、自分で考えているものとは全然違う強みが見つかるはずですよ。
さらに、就職エージェントを利用して、専門的なプロから無料で自己PRのアドバイスをもらう方法もあります。
就職エージェントも無料で利用できます。下記にまとめていますので、興味ある方はどうぞ。